U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

楠井五月(ベース)

【Live Report】 Tuesday Night Live 2022.2.15 北床 宗太郎(vn.)&楠井 五月(b.)

2月15日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、まん延防止等重点措置モードにて開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さんとベーシストの 楠井 五月さんです。

220215002

ヴァイオリンとベース。
2つの弦楽器だけという編成。
それは、ピアノやギターのようなコードを担う伴奏役がいない
ということなのですが、そんなことを微塵も感じさせない豊かさが、北床さんと楠井さんのデュオ演奏にはあります。

さらに、
北床さんと楠井さんのデュオでは歌詞が付いているジャズ、いわゆる「歌もの」の選曲も多いのが特徴で、インストゥルメンタルだけの編成なのに、その演奏はとても歌心に溢れます。
今回はベースをフューチャーした「Yesterday」が、アレンジも、さらに演奏もステキでした♪

ジプシージャズの第一人者 ステファン・グラッペリのアレンジでアグレッシヴ全開な演奏から、「Cook's Bay」のようにゆったりと心地よい世界に誘うバラードまで、さらにはロマンティックな「Haunted Heart」をさらに耽美な世界へと昇華する、どんなフィールドでも自在にステキなアンサンブルを繰り広げる北床さんと楠井さん。

今回はさらに、北床さんがハーモニーだけを決めた譜面で、驚かせてくださいました。
北床さんがループエフェクターを使って生み出した疾走するかのようなグルーヴにのせて、繰り広げられる北床さんと楠井さんのアンサンブル。
メロディーのないハーモニーだけが決められた譜面のアンサンブルは、それはまるで、ルールの縛りのある中で芸術の域に達するようなスポーツのゲームを観るような、筋書きのないドラマがまさに目の前で展開していくようでした。

北床さんと楠井さんのオシャレでステキでカッコいいアンサンブル。
また新たな一面と可能性を愉しませてくださいました。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ヴァイオリンとベースの2弦楽器による“オシャレでカッコいい大人の音楽”を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Let's Fall In Love
2. What Is This Thing Called Love?
3. Do You Know What It Means To Miss New Orleans?
4. Cook's Bay
5. But Not For Me

<2nd Set>
1. It's Easy To Remember
2. Haunted Heart
3. Yesterday
4. Fascinating Rhythm
5. not yet-titled  (北床さんオリジナル曲)
6. Beautiful Friendship

<Extra>
Minor Swing

【Live Report】 Tuesday Night Live 2021.9.14 北床 宗太郎(vn.)&楠井 五月(b.)

9月14日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、緊急事態措置モードにて開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さんとベーシストの 楠井 五月さんです。

210914001

時は9月
予報通りに雨が降り出したこの日
北床さんがオープニングナンバーに選ばれたのは「September In The Rain」。
その曲の演奏は、
外の雨模様も、
さらには、今の日本を取り巻く鬱々とした世情さえも晴れ上がらせてくれるような心地よいスウィングでした。

さらに、心弾ませるワルツへと続く演奏。
よい音楽、そしてよい演奏は、どんな時でも、いともたやすく人の心を明るくしてしまうものなのですね♪
ということを、北床さんと楠井さんのアンサンブルで、改めて実感しました。

一転
今回、カフェ・ユーでの北床さん、楠井さんのデュオでは初演奏となる北床さんオリジナルのブルース「Lockdown blues」。
19世紀後半にアメリカで苦しんだアフリカ系アメリカ人が生み出した音楽である“ブルース”。
当時の方々の苦しさほどではないにしても、
今なら世界中のすべての人が“ブルース”の気分を理解することができるような気がします。

いつかは開けるだろうけれども、
いつ開けるとはわからない鬱々とした状況。
それを音楽として表現するスタイルを築いた先人、
そしてそのブルースというフレームで、今の気持ちを代弁する音楽を生み出す現代のミュージシャン。
その音楽、演奏で、心が救われる。
当時もそうであったろうと偲びながら聴きました。


いつもは五弦のヴァイオリンを用いる北床さんですが、今回は4弦ヴァイオリンで、生音率の高いチューンナップで演奏。
そんな音質を余すところなく表現する曲として、ジャズバラード「That's All」をオンリスト。
女性ヴォーカルのような北床さんのヴァイオリン演奏と
時折デュエットの男性ヴォーカルのような旋律演奏も交えた楠井さんのベース演奏のハーモニー。
北床さんと楠井さんのデュオでの「歌もの」は、本当に絶品です♪


北床さんと楠井さんのステキなハーモニーで、心は晴れやかに、そして心地よく緩ませてもらえました。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ヴァイオリンとベースの2弦楽器による“カッコいい大人の音楽”を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
1. September In The Rain
2. Valse du Passé
3. I Didn't Know What Time It Was
4. Seaside Walk  (北床さんオリジナル曲)
5. Lockdown blues  (北床さんオリジナル曲)
6. Tangerine
7. That's All
8. Lotus Blossom

<Extra>
Nuages

【Live Report】 Tuesday Night Live 2021.5.11 北床 宗太郎(vn.)&楠井 五月(b.)

5月11日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、緊急事態措置モードにて開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さんとベーシストの 楠井 五月さんです。

210511001

「私は6月のニューヨークが好きなんだけれど
 あなたはどう?」
北床さんと楠井さんのこの日のオープニングナンバーは
という歌詞で始まるジャズ・スタンダード「How About You?


ヴィオラの音域までを持つ5弦のヴァイオリンとコントラバスことベース。
デュオのアンサンブルとしては、コード楽器が存在しない、曲を演奏するには難しい編成
だけども、北床さんと楠井さんのデュオアンサンブルは、そんな難しさを微塵も感じさせずに、ゆたかなハーモニーで曲を彩っていきます。

北床さんと楠井さんのデュオによる「よりよい表現」の可能性を引き出しあう演奏は、スタンダード曲においても想像の域を超える表現が生演奏を行っているまさにその瞬間に生み出されます。
そんな二人のデュオだからこそ、「歌もの」のスタンダードナンバーである「It's Easy to Remember」さえも選曲され、そして新たな魅力を観せてくれます。


クラシックの室内弦楽奏のように優雅で余韻もふくよかな演奏も可能な組み合わせ。
そんな楽器で“ジャズフィールド”で演奏活動を行う北床さんと楠井さん。
ヴァイオリンとウッドベースの音色に、ジャズエッセンスの“ちょい悪な成熟した色香”を加味した「Yardbird Suite」、そして北床さんのオリジナル曲「Bad guys blues」で、うつくしいだけじゃない“ジャズの大人な魅力”をも体現していきます。


北床さんが常に取り組んでいられる「童謡・唱歌アレンジ」。
今回の生演奏では「朧月夜」のアレンジが演奏されました。
アレンジの妙、加えて、演奏という味付けの妙。
北床さんのアレンジで、日本の童謡・唱歌の魅力を再発見します。


北床さんと楠井さんのステキなハーモニーにて、今まさにの春、そしてやがて近づいてくる雨、そして初夏、を音楽で堪能致しました。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ヴァイオリンとベースの2弦楽器による“カッコいい大人の時間”を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
1. How About You?
2. It's Easy to Remember
3. Seaside Walk  (北床さんオリジナル曲)
4. Yardbird Suite
5. 朧月夜
6. I'll Wait For You
7. Bad guys blues  (北床さんオリジナル曲)
8. Over The Rainbow

【Live Report】 Tuesday Night Live 2020.9.22 北床 宗太郎(vn.)&楠井 五月(b.)

9月22日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さんとベーシストの 楠井 五月さんです。

200922001

「デュオ特有のアンサンブル
コード楽器がいない(居たら居たで楽しいけど)
でも僕らは大丈夫、皆さん、必ず楽しめます!
何故なら2人がハーモニーだからです。
↑何を言ってるかわからない人は観にきてください(笑)」

これは、北床さんの告知文言。

ヴィオラの音域までを持つ5弦のヴァイオリンとコントラバスことベース。
クラシックの室内弦楽奏のように優雅で余韻もふくよかな演奏も可能な組み合わせ。
それは、「Over The Rainbow」にてたっぷりと愉しませてくださいました。

一方で。
北床さんの活動フィールドのひとつ、ジャズ・マヌーシュ(ジプシージャズ)の名曲「Swing 42」では、ツインギターのセッションのように、重なり合い、響き合い、掛け合いの妙をたっぷりと。

フランク・シナトラの持ち歌のひとつだった「I Get a Kick Out Of You」のように、オシャレさとスウィングの心地よさの見事なブレンド演奏もあれば、「Just The Two Of Us」のようにスウィング感とHip Hopに通ずるようなタテノリ感とが見事に融合した表現もあったり。


北床さんと楠井さん、ふたりの楽器の音域でのハーモニー。
またヴァイオリン単体でのハーモニーとベース単体でのハーモニー。
それのみならず、リズム感を生み出すカッティングやベースラインのパターンを双方が奏でたり。

アイデアの豊かさと表現の多彩さとで、奏でながら構築されていく多面な広がりを持つ演奏に、弦楽器デュオであることを忘れてしまいそうになりました。


メロディーラインは維持されながらも、北床さんと楠井さんのデュオによる「よりよい表現」の可能性を引き出すようなアレンジは、いわゆるスタンダード曲と言われる曲においても想像の域を超える表現となり、それが生演奏を行っているまさにその瞬間に生み出されているものであるところもまた、驚かされるばかりです。


歌があるスタンダード曲では、まるでヴォーカルの声が聴こえるかのような演奏。
その場にはいるはずもないヴォーカルやドラム、ピアノが北床さんと楠井さんの頭の中には存在していて、その存在がお二人が奏でる表現に織り込まれている、そんな感覚の表現でした。

北床さんが常に取り組んでいられる「童謡アレンジ」。
今回の生演奏では「赤とんぼ」のアレンジでした。
また今回は、北床さんのオリジナル曲も選曲に組み込まれました。

芝生の上で昼寝することもままならなかった2020年の過ぎ去った季節。
そんな春や夏に思いを馳せるオリジナル曲も取り入れられながらも、今の時節“9月”をもたっぷり味わう選曲リストでした。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、無限の可能性に満ちた2弦楽器による“いい表現”を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. I Get a Kick Out Of You
2. September In The Rain
3. Hide And Seek  (北床さんオリジナル曲)
4. East Of The Sun(And West Of The Moon)
5. Seaside Walk  (北床さんオリジナル曲)
 
<2nd Set>
1. Ring-A-Ding Ding
2. Over The Rainbow
3. Fly Me To The Moon
4. 赤とんぼ
5. Swing 42
6. Napping On The Grass  (北床さんオリジナル曲)
7. Just The Two Of Us

<Extra>
September

【Live Report】 Tuesday Night Live 2019.11.26 北床 宗太郎(vn.)&楠井 五月(b.)

11月26日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さんとベーシストの 楠井 五月さんです。

191126001

北床さんと楠井さんというデュオ編成の出演は、前のお店を通じても初。

ライヴ当日前に北床さんが下見も兼ねてお店に来てくださったあとのSNSの投稿で
「デュオ特有のアンサンブル
コード楽器がいない(居たら居たで楽しいけど)
でも僕らは大丈夫、皆さん、必ず楽しめます!
何故なら2人がハーモニーだからです。
↑何を言ってるかわからない人は観にきてください(笑)」
と書かれていた意味が、本当によくわかりました。

ライヴ開始、北床さんと楠井さんが揃って調弦をし始めた・・・と思っていたら北床さんのチャイム音の演奏からそのまま「If I Were A Bell」に、そのままMCもなく、北床さんと楠井さんが会話を交わすこともなく、「I'll Wait For You」、「Let's Fall In Love」と続けて演奏。

「阿吽の呼吸」、というよりも「以心伝心」のような・・・
互いに確認する必要もないくらいに、お互いに共通の意識があって、お互いの意図を感じあっているような演奏は、まったくの迷いも躊躇もなく、予め綿密な意思疎通がされているかのような流れ。

楠井さんのベースは、まるでピアニストが左手で一音ならしたリバーブの上に右手でコードを弾く、そのような奏法で、北床さんのヴァイオリンも、ベースラインで弾いた一音の余韻に主旋律の演奏を重ねて、と単音弦楽器の二重奏とは思えないような充実感。

そして、ドラムがいるかのようなストーリー展開をきちんとステキに知らせてくれるベースの演奏。

息もぴったりなユニゾンとグルーヴの共有が見事なBe Bapのブルース「Cheryl」のようなグルーヴ溢れる演奏はもとより、ジャズが知らない人でも知っていると思われるスタンダード曲「Over The Rainbow」で艶っぽい演奏。ロマンティックにも、ドラマティックにも、グルーヴ全面押し出しにも、どんな曲も如何様にも表現できる。そんな感触をお二人の演奏から感じました。

歌があるスタンダード曲では、まるでヴォーカルの声が聴こえるかのような演奏。
その場にはいるはずもないヴォーカルやドラム、ピアノが北床さんと楠井さんの頭の中には存在していて、その存在がお二人が奏でる表現に織り込まれている、そんな感覚の表現でした。

北床さんは「童謡アレンジ」という取り組みを常にされていますが、今回のライヴでは「北風小僧の寒太郎」のアレンジ。
「颯爽と現れるイケメンの寒太郎」を彷彿させるようなアレンジと演奏。

ライヴセットのラスト曲「3rd Degree」 は、コード楽器レスの単音弦楽器の二重奏であることを全く感じさせない圧巻の演奏。ふと、お客さまのご様子に目を向けると、みなさん思わず顔がほころび、身体が二人の演奏に合わせて自然と揺れている。
「いい音楽の力とはこういうことなんだなぁ」と思った瞬間でした。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、いい音楽に身体を、心を揺らされるジャズのひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. If I Were A Bell
2. I'll Wait For You
3. Let's Fall In Love
4. Over The Rainbow
5. Just the two of us
6. 北風小僧の寒太郎 
 
<2nd Set>
1. I've Never Been In Love Before
2. Cook's Bay
3. Cheryl
4. Nuages
5. Softly, As In A Morning Sunrise
6. 3rd Degree

<Extra>
My Romance
アクセス&コンタクト
QRコード
QRコード