本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶文化をすべからく学ぶことができる品茶会、「馨華中国茶品茶会 中国茶文化を愉しむ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪
本日のメインのテーマは「明前緑茶」。
(左上) AN ANGELIC SMILE:プーアール紫茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。使用しているプーアール茶は20年物。
(右上) The Darjeeling:2015年産のダージリン紅茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。ダージリン特有のハチミツ香が愉しいお茶です。
(中左) 明前獅峰龍井:龍井の中でも極上とされる産地のひとつ、獅峰のもの。今年の味は旨味に富み、深みと厚みのある味わいでした。
(中右) 貴妃ライチ:こちらのお茶は青茶(烏龍茶)。ライチの香りづけを全くしていないのに、ライチの香味に溢れるお茶。飲むと身体の奥からじんわりと温まるお茶でした。
(下) 東方美人 2012年:こちらも青茶(烏龍茶)。5年経った熟茶です。まろかやか味わいで、水のように自然に身体に流れ込んでくるお茶でした。
中国では、「お茶は5年で薬になる」との言葉をあるそうです。
お茶を産み、お茶を育ててきた国の智慧ですね。
今回、秦さんがご紹介くださった漢詩は、「文人たちの夏の過ごし方」を題材に詠った漢詩3篇。
日本でも名の知られた文人たちの夏の過ごし方は3者3様で、またその人のイメージらしい過ごし方でした。
李白の過ごし方は、「暑い時は林の中で、衣服の前をはだけて、頭の巾も取って、団扇で仰ぐ」(「夏日山中」)。
白居易の過ごし方は 、「風通しの良い場所で、心を静めると、自ずと涼しくなってくる」(「消暑」)。
王維の過ごし方は、 「誰も来ない竹林の中で独り、琴を弾いて時の過ぎるままに歌っていると、いつしか月も出る」(「竹里館」)。
秦さん曰く、「心鎮める」と涼しくなるのは根拠があるそうです。
心を鎮めると、生命維持のための必要最低限の運動量まで身体の使用するエネルギー量を下げられます。
それ故に、放熱が少なくなり、涼しくなるとのこと。
動けばエネルギーを使い、熱放射が増えてさらに暑くなる。
なるほど、理にかなっていますね。
今回のお菓子は、米麹甘酒を使った氷菓子を創りました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪
本日のメインのテーマは「明前緑茶」。
中国にとって「清明節」はとても大切な日。
そしてこの清明節前に摘み取られた茶葉で造られた緑茶は、清明節後で摘まれたそれよりも高価に取引されます。
これには味覚的理由もあります。
清明節より前であれば、冬を越してエネルギーに満ちた新芽が出始め、そして強くなり始める春の紫外線の影響をまだ受けていない茶葉となります。
その茶葉は、紫外線による分解の影響を受けることなく、アミノ酸を豊富に含み、アミノ酸由来の甘味と旨味に満ち溢れた茶葉になります。
本日、味わいましたお茶です。そしてこの清明節前に摘み取られた茶葉で造られた緑茶は、清明節後で摘まれたそれよりも高価に取引されます。
これには味覚的理由もあります。
清明節より前であれば、冬を越してエネルギーに満ちた新芽が出始め、そして強くなり始める春の紫外線の影響をまだ受けていない茶葉となります。
その茶葉は、紫外線による分解の影響を受けることなく、アミノ酸を豊富に含み、アミノ酸由来の甘味と旨味に満ち溢れた茶葉になります。
(左上) AN ANGELIC SMILE:プーアール紫茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。使用しているプーアール茶は20年物。
(右上) The Darjeeling:2015年産のダージリン紅茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。ダージリン特有のハチミツ香が愉しいお茶です。
(中左) 明前獅峰龍井:龍井の中でも極上とされる産地のひとつ、獅峰のもの。今年の味は旨味に富み、深みと厚みのある味わいでした。
(中右) 貴妃ライチ:こちらのお茶は青茶(烏龍茶)。ライチの香りづけを全くしていないのに、ライチの香味に溢れるお茶。飲むと身体の奥からじんわりと温まるお茶でした。
(下) 東方美人 2012年:こちらも青茶(烏龍茶)。5年経った熟茶です。まろかやか味わいで、水のように自然に身体に流れ込んでくるお茶でした。
中国では、「お茶は5年で薬になる」との言葉をあるそうです。
お茶を産み、お茶を育ててきた国の智慧ですね。
今回、秦さんがご紹介くださった漢詩は、「文人たちの夏の過ごし方」を題材に詠った漢詩3篇。
日本でも名の知られた文人たちの夏の過ごし方は3者3様で、またその人のイメージらしい過ごし方でした。
李白の過ごし方は、「暑い時は林の中で、衣服の前をはだけて、頭の巾も取って、団扇で仰ぐ」(「夏日山中」)。
白居易の過ごし方は 、「風通しの良い場所で、心を静めると、自ずと涼しくなってくる」(「消暑」)。
王維の過ごし方は、 「誰も来ない竹林の中で独り、琴を弾いて時の過ぎるままに歌っていると、いつしか月も出る」(「竹里館」)。
秦さん曰く、「心鎮める」と涼しくなるのは根拠があるそうです。
心を鎮めると、生命維持のための必要最低限の運動量まで身体の使用するエネルギー量を下げられます。
それ故に、放熱が少なくなり、涼しくなるとのこと。
動けばエネルギーを使い、熱放射が増えてさらに暑くなる。
なるほど、理にかなっていますね。
今回のお菓子は、米麹甘酒を使った氷菓子を創りました。