U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

中国茶

【Salone Report】馨華中国茶易経茶會

本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶品茶会、「馨華中国茶易経茶會」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

易経』は、四書五経と呼ばれる儒教の経典の一つです。「易」は、中国の哲学、自然科学、社会科学等あらゆる中国文化の祖であり、「中国医学」を生む源ともなりました。 古代では、占いは現在よりももっと重い意味を持ち、政治をも動かす重要なものでした。
その周易に記される人間や自然と繋がり秘密を解読して、お茶を楽しみながら、智慧を身につける「易経茶會」です。

今回もいろんな易経についての智慧、易経から派生したことの智慧について、秦さんから伝えていただきました。

また、今回も参加くださった方おひとりにひとつ「易経占卦」を行い、秦さんが、それぞれの方が出した易経を読み解きをしてくださいました。


そして、本日は3種類のお茶を味わいました。

本日、味わいましたお茶です。
 
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(上) 王妃の香:バラの蕾だけを集めたお茶。有機栽培で造られたバラは、中国においても基調とのこと。
(右下) 太平猴魁:猴(サル)に関する伝説が伝わる黄山で取れる最高峰緑茶のひとつ。透明に近い水色でありながら香りと味は濃厚なお茶です。
(左下) 東方美人茶:台湾で造られるお茶。完全発酵の紅茶にも近い味わいのお茶です。

【Salone Report】易経占卦と馨華中国茶品茶会

本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶品茶会、「易経占卦と馨華中国茶品茶会」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

易経占卦」とありますように、秦さんが参加くださった方おひとりにひとつ、易経を使って読み解きをしてくださいました。

周の時代には体系化されていた「易経」。
そこから派生した五行などをはじめ、神様の定義、人の成り立ち、チャクラのこと、などなど。
時を経ても受け継がれている中国の智慧を紐解いて、教えてくださいました。

そして、本日は3種類のお茶を味わいました。

本日、味わいましたお茶です。
 
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(左上) 魅惑之香:紅茶に玉蘭の花を合わせた馨華が現代に蘇られた古典茶。玉蘭の香りがまさに魅惑するお茶です。
(右上) 岩茶水仙:武夷山で取れる青茶(烏龍茶)は独特の岩韻と呼ばれる香りを持つことから岩茶と称されます。馨しい岩韻と柔らかな味わいのお茶です。
(下)  白毫銀針:白茶と称されるお茶。中国国内でも希少なお茶で、貴賓あふれる味わいのお茶です。

【Salone Report】 馨華中国茶品茶会 中国茶文化を愉しむ

本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶文化をすべからく学ぶことができる品茶会、「馨華中国茶品茶会 中国茶文化を愉しむ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

本日のメインのテーマは「明前緑茶」。

中国にとって「清明節」はとても大切な日。
そしてこの清明節前に摘み取られた茶葉で造られた緑茶は、清明節後で摘まれたそれよりも高価に取引されます。
これには味覚的理由もあります。
清明節より前であれば、冬を越してエネルギーに満ちた新芽が出始め、そして強くなり始める春の紫外線の影響をまだ受けていない茶葉となります。
その茶葉は、紫外線による分解の影響を受けることなく、アミノ酸を豊富に含み、アミノ酸由来の甘味と旨味に満ち溢れた茶葉になります。
 
本日、味わいましたお茶です。
 
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(左上) AN ANGELIC SMILE:プーアール紫茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。使用しているプーアール茶は20年物。
(右上) The Darjeeling:2015年産のダージリン紅茶で造られたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。ダージリン特有のハチミツ香が愉しいお茶です。
(中左) 明前獅峰龍井:龍井の中でも極上とされる産地のひとつ、獅峰のもの。今年の味は旨味に富み、深みと厚みのある味わいでした。
(中右) 貴妃ライチ:こちらのお茶は青茶(烏龍茶)。ライチの香りづけを全くしていないのに、ライチの香味に溢れるお茶。飲むと身体の奥からじんわりと温まるお茶でした。
(下)  東方美人 2012年:こちらも青茶(烏龍茶)。5年経った熟茶です。まろかやか味わいで、水のように自然に身体に流れ込んでくるお茶でした。

中国では、「お茶は5年で薬になる」との言葉をあるそうです。
お茶を産み、お茶を育ててきた国の智慧ですね。

今回、秦さんがご紹介くださった漢詩は、「文人たちの夏の過ごし方」を題材に詠った漢詩3篇。
日本でも名の知られた文人たちの夏の過ごし方は3者3様で、またその人のイメージらしい過ごし方でした。
李白の過ごし方は、「暑い時は林の中で、衣服の前をはだけて、頭の巾も取って、団扇で仰ぐ」(「夏日山中」)。
白居易の過ごし方は 、「風通しの良い場所で、心を静めると、自ずと涼しくなってくる」(「消暑」)。
王維の過ごし方は、 「誰も来ない竹林の中で独り、琴を弾いて時の過ぎるままに歌っていると、いつしか月も出る」(「竹里館」)。

秦さん曰く、「心鎮める」と涼しくなるのは根拠があるそうです。
心を鎮めると、生命維持のための必要最低限の運動量まで身体の使用するエネルギー量を下げられます。
それ故に、放熱が少なくなり、涼しくなるとのこと。
動けばエネルギーを使い、熱放射が増えてさらに暑くなる。

なるほど、理にかなっていますね。

今回のお菓子は、米麹甘酒を使った氷菓子を創りました。

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【馨華中国茶品茶会 中国茶文化を愉しむ】 2017.7.29 唯一無二の悦びをあなたに、魅惑の中国茶を愉しむ品茶会。今回は「明前緑茶」を味わいます。

馨華(シンファ)代表のさんによりますお茶と中国文化の豊かな時間を愉しむ、「中国茶品茶会」。
毎回違う製法の中国茶をテーマに取り上げ、全ての回にご参加いただけると中国茶文化をすべからく学ぶことができます。
そして、シリーズすべてを修了されました方には、馨華からの認定書が授与されます。

次回、7月29日(土)は、明前緑茶」を取り上げます。
中国では、茶葉を摘んだ時期が清明節の前と後で倍ほど価格が違うほどに、清明節前(明前)の茶葉は重宝されます。
馨華の品茶会ではその年々の新茶の「明前緑茶」の味わいを愉しみます。

さらに時節にあった漢詩を秦さんが朗唱し解説してくださるなど、古の宮廷遊びのような悠久なひとときもまたこのお茶会の魅力のひとつ。
お茶と合わせて、悠久な中国の文化を楽しんでいただきます。

お茶を愉しむ優雅なひとときを、あなたにも体験いただけたましたら幸せです♪

参加費 ¥5,000
U_U サポーター'sチケットご利用の方は ¥4,500

品茶会の詳細情報は下記をご覧ください。
お問い合わせまたはお申し込みは、03-3944-2356 ガレリア カフェ ユウにお電話いただくか、もしくは[u_u_info]宛てにメールにて、ご一報くださいませ♪

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【Salone Report】 馨華 中国茶品茶会

本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶文化をすべからく学ぶことができる品茶会、「馨華 中国茶品茶会」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

本日のテーマは「黒茶」。

中国茶の種類のひとつ「黒茶」は後発酵茶です。
後発酵の工程で2つに分類されます。
ひとつ目は、「生茶」と言われるもの。緑茶などをじっくりと後発酵させたものです。
年数が経つほどに熟成がすすむお茶です。
もうひとつは、「熟茶」と言われるもの。
高温多湿で水分を含んだ茶葉を積み重ね、そこに菌をつけて発酵させます。
この工程を、握堆(あくたい)といいます。
短時間で意図的に後発酵させるので、出来上がった時点で発酵が完成しているとも言えます。
この方法は1981年に完成された比較的新しい製法です。
 
本日、味わいましたお茶です。
 
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(上) AN ANGELIC SMILE:プーアール紫茶をベースにしたスパークリング・ティーで馨華オリジナルのお茶です。きめ細かな泡が心地よく、そしてやさしいプーアール茶の余韻が広がるお茶でした。
(中左) 紫茶餅12年:熟茶タイプのプーアール茶。熟茶ですが茶色は紫にも見える紅色。まろやかな味わいのプーアール茶でした。
(中右) 宮廷プーアール茶15年:生茶タイプのプーアール茶です。色合いは緑茶の熟茶のような色合いになります。そして香味は桃や杏のような熟したフルーツに似た感じのお茶でした。
(下左) 白龍須20年:生プーアール茶です。「生茶は経年とともに熟す」と教わったとおり、香味がより深くなり、そして味わいもまろやかになっていました。
(下右) 孫義順六安茶50年以上:包装には「1930年」の文字が・・・。緑茶ですが、色合いはまさに黒茶然としていました。「すべてのものは土に帰る」を表すような香味でした。


今回、秦さんがご紹介くださった漢詩は、「お茶を飲む」を題材に詠った漢詩2篇。
一篇は唐代の郑谷の「峡中尝茶」。
こちらは男性の詩人で、安徽省や四川省の名の知れたお茶よりも自分の地元のお茶がすばらしいと湛えている詩です。
もう一篇は元の時代の孫淑の「対茶」。
こちらは女性の詩人。窓から部屋に御簾を通して入る光、ろうそくの灯り、そして月明かりと、光を表現する言葉を入れて、お茶によっていつの間にやら過ぎていく時間の刻々とした変化を詠った、情景が目に浮かぶような詩です。
日本では紹介されていない著名な詩人のステキな漢詩が本当にたくさんあるのですね。

今回のお茶菓子は9月の品茶会で使った天使の微笑を使って葛餅を創りました。

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葛餅には甘味をつけずに、黒糖ときな粉をまぶして仕上げました。
中国紅茶の甘味と黒糖は相性がすばらしいです。 
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