9月は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
ただいま、「フランス」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトして開催しております「Wine Lovers Club」。
フランスの“ワイン産地”にフォーカスして、さまざまなフランスワインの産地を巡っています。
フランスワイン産地を巡る旅の第12回目は「サントル・ニヴェルネ地区」でした。
フランスワイン産地を巡る旅の第9回目からは「ロワール」に入っています。
ロワール河は、フランス中央山塊に源を発して北上、パリの南西方向に100Km離れたオルレアンの町で大きく西に向きを変え大西洋に注ぐ、約1,000Kmのフランス最長の大河。その大河流域周辺一帯の産地を総括して呼ばれるのがロワール地方です。
日本で言えば、関東地方ほどの面積の地域に、60を超えるアペラシオンが存在し、ブドウ品種もシュナン・ブランやカベルネ・フラン、ミュスカデ・・・など、多品種から多彩なワインが生み出されています。
ロワール河流域のワイン産地は通常、河口周辺のナント周辺地区、下流域のアンジュー&ソミュール地区、中流域のトゥーレーヌ地区、上流域の中央フランス地区の4地区に大別されます。
今回は「サントル・ニヴェルネ地区」のワイン3種を取り上げました。
サントル・ニヴェルネ地区は、中央フランス地区の名でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
赤ワインと白ワインの両方とも生産される産地ですが、一般的には白ワインの方が知られています。特にロワール川を挟んで向かい合う「サン・セール」と「プイイ・フュメ」の白ワインが有名です。
サン・セールとプイィ・フュメは、全ロワールで最も名の通るワインで、「大使」格にあたる辛口白ワインで、日本でも愛好家が少なくありません。
サントル・ニヴェルネ地区は、フランスのロワール地方の産地の中で、ロワール川の最も上流に位置しているワイン産地です。
ロワール川は、海側のペイ・ナンテ地区から東に流れていますが、オルレアンの街を過ぎると南にクランクして曲がります。そのクランクの先にサントル・ニヴェルネ地区は広がります。フランスの国土のほぼ中心に近いことから、中央フランス地区とも呼ばれます。
地理的には、シャンパーニュ地方の最南端や、ブルゴーニュ地方の最北端シャブリのすぐ西です。このような地理的環境から特にブルゴーニュ地方の影響が強く、使われるぶどう品種もロワールのシュナン・ブランやカベルネ・フランではなく、白ブドウはソーヴィニヨン・ブラン、黒ぶどうはピノ・ノワールが主要品種となっています。
気候のタイプは、冬寒く、夏暑い大陸性気候に分類されます。
気候は夏と冬の気温差が激しく、夏の平均気温は26℃ですが、冬は-1度と厳しい寒さに見舞われます。夏の日照から葡萄は力を受け取りますが、厳しい冬は地勢によっては霜害に痛めつけられる所も少なくありません。
貝殻を含む粘土石灰岩からなる「白い土地」と呼ばれる特徴的土壌で、ソーヴィニョン・ブランの単品種から造る個性的な<辛口白>の名産地となっています。
今回は、サントネ・ニヴェルネ地区の中で、サン・セールとプイイ・フュメ以外のAOCワインを取り上げてみました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
ただいま、「フランス」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトして開催しております「Wine Lovers Club」。
フランスの“ワイン産地”にフォーカスして、さまざまなフランスワインの産地を巡っています。
フランスワイン産地を巡る旅の第12回目は「サントル・ニヴェルネ地区」でした。
フランスワイン産地を巡る旅の第9回目からは「ロワール」に入っています。
ロワール河は、フランス中央山塊に源を発して北上、パリの南西方向に100Km離れたオルレアンの町で大きく西に向きを変え大西洋に注ぐ、約1,000Kmのフランス最長の大河。その大河流域周辺一帯の産地を総括して呼ばれるのがロワール地方です。
日本で言えば、関東地方ほどの面積の地域に、60を超えるアペラシオンが存在し、ブドウ品種もシュナン・ブランやカベルネ・フラン、ミュスカデ・・・など、多品種から多彩なワインが生み出されています。
ロワール河流域のワイン産地は通常、河口周辺のナント周辺地区、下流域のアンジュー&ソミュール地区、中流域のトゥーレーヌ地区、上流域の中央フランス地区の4地区に大別されます。
今回は「サントル・ニヴェルネ地区」のワイン3種を取り上げました。
サントル・ニヴェルネ地区は、中央フランス地区の名でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
赤ワインと白ワインの両方とも生産される産地ですが、一般的には白ワインの方が知られています。特にロワール川を挟んで向かい合う「サン・セール」と「プイイ・フュメ」の白ワインが有名です。
サン・セールとプイィ・フュメは、全ロワールで最も名の通るワインで、「大使」格にあたる辛口白ワインで、日本でも愛好家が少なくありません。
サントル・ニヴェルネ地区は、フランスのロワール地方の産地の中で、ロワール川の最も上流に位置しているワイン産地です。
ロワール川は、海側のペイ・ナンテ地区から東に流れていますが、オルレアンの街を過ぎると南にクランクして曲がります。そのクランクの先にサントル・ニヴェルネ地区は広がります。フランスの国土のほぼ中心に近いことから、中央フランス地区とも呼ばれます。
地理的には、シャンパーニュ地方の最南端や、ブルゴーニュ地方の最北端シャブリのすぐ西です。このような地理的環境から特にブルゴーニュ地方の影響が強く、使われるぶどう品種もロワールのシュナン・ブランやカベルネ・フランではなく、白ブドウはソーヴィニヨン・ブラン、黒ぶどうはピノ・ノワールが主要品種となっています。
気候のタイプは、冬寒く、夏暑い大陸性気候に分類されます。
気候は夏と冬の気温差が激しく、夏の平均気温は26℃ですが、冬は-1度と厳しい寒さに見舞われます。夏の日照から葡萄は力を受け取りますが、厳しい冬は地勢によっては霜害に痛めつけられる所も少なくありません。
貝殻を含む粘土石灰岩からなる「白い土地」と呼ばれる特徴的土壌で、ソーヴィニョン・ブランの単品種から造る個性的な<辛口白>の名産地となっています。
今回は、サントネ・ニヴェルネ地区の中で、サン・セールとプイイ・フュメ以外のAOCワインを取り上げてみました。
今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。