本日は、五感をフルに使ってワインの語る物語に耳を澄まし、そしてワインのことを識る体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

1月からは新しいクールになりました。
今回のテーマは「南米・ポルトガルのワイン」。
地域をテーマにしたワインテイスティングもいよいよ15世紀の大航海時代、ラテン系民族が広めた地域へと遡ることになりました。

2回目のテーマは「南米の古豪」でした。
その国の名は「アルゼンチン」!
南米最大のワイン生産国で、世界でも5位にランクインしている国。

葡萄栽培に向いた土壌と気候、そしてアンデスの雪解け水の恵みに富んだ地域です。

アルゼンチンのワイン造りの歴史は16世紀に、スペイン人によって持ち込まれました。
1551年にスペインの植民地政策によって、ヴィティス・ヴィニフェラが持ち込まれました。
1816年頃からイタリアやフランスの移民を受け入れ始め、それによってヨーロッパの醸造技術や栽培技術が伝えられました。
2001年の国の経済破綻によって、ワイン製造業界も打撃を受けましたが、本来の生産ポテンシャルは維持されたまま、国際的にも評価の高いワインが産み出され続けています。

本日テイスティングしていただいたのは、アルゼンチンのフラッグシップ的な葡萄品種のワインです。
白ワインの「トロンテス」は日本ではあまり知られていませんが、皆さんのテイスティングコメントからも日本人好みの香味だと思います。
そして「マルベック」のワインを2種類、テイスティングしていただきました。
見た目と香りの凝縮感からは想像ができないような、まろやかなアタック。
19世紀のボルドーワインはかくあらん。と思いを馳せるような味わいのワインです。

今回のワインのノートは下記のとおりです。

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