本日は、スペシャルサローネ、日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞の作曲家 周防 義和さんによります「映画音楽カミクダキ」を開催いたしました。
ご参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

映画音楽カミクダキ」では周防 義和さんが、周防さんと一緒に活動されている作編曲家のJirafaさんとともに、周防さん、Jirafaさんが手がけられたCMの映像を映画を題材に、おもしろエピソードを交えながら、映像音楽の創られ方や効果について解説してくださいます。

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本日の「映画音楽カミクダキ」はまず周防さんが手掛けられたCMを題材にした“カミクダキ”から。
CMの中には、“商品”ではなく“企業イメージ”を伝えるものもあります。
そんなCMのひとつを、絵コンテから撮影映像、そして周防さんが音を付けたもの、それぞれの段階にカミクダいて紹介いただきました。

そして、今回はブレイクを挟みながら「映画音楽カミクダキ」をたっぷりとしていただきました。
今回取り上げられた映画は、2004年に配給東映で公開された映画。小林弘利さん、犬童一心さんが脚本を担当、犬童一心が監督された“シチュエーション・コメディー”。
出演の青島幸男さん、藤岡琢也さん、森繁久彌さんは、この映画が遺作となったそうです。

設定は高級老人ホームで気ままな生活を送っていた、仲のよい老人6人組。
タイトルから重たい、感動的なテーマの映画・・・かと思いきや、コメディータッチの、それでいてじんわり感動するストーリーと演出。

今回は「映画のある場面にどんな音を付けたか?」
をクイズ形式で2問、出されました。
結果から言うと、そのシーンとはほど遠いイメージの音楽。
なぜそのような音楽になったか?
その理由、決まるまでの経緯など紹介くださいました。

また、劇中の俳優さんの演技も、監督の演出なのか? 俳優さんのアイデアなのか? といった、制作現場にいないとわからないようなお話も織り交ぜながらの紹介は、その俳優さんの凄さを識るステキなエピソードになりました。

この映画はぜひ全編通して観てみたいです。


今回の「映画音楽カミクダキ」のあとも、お時間ございます方とともに、アフターアワーを愉しみました♪
今回のアフターアワーはミニライヴ、でした。

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作曲家 周防 義和さんの顔から、今度は演奏家 周防 義和さんの顔に。
“tomo the tomo carpe diem”としてともに活動されているヴォーカルのtomo the tomoさん、周防さんはエレキギターで、そしてJirafaさんはピアノで、と3人でのライヴ。

曲はアルバム「Carpe diem」にも収められている曲で、映画「それでも僕はやってない」のエンディングテーマや「舞妓はレディ」で採用となった曲など、周防映画のファンの方にはたまらないセットリスト♪

「Drugstore Girl」では、Jirafaさんはメロディオンで演奏。

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tomo the tomoさんは生声でヴォーカル。周防さん、Jirafaさんがコーラスで加わったり。
映画音楽を生演奏で愉しむ、ステキなアフターアワーとなりました♪


<ミニライヴのセットリスト>
1. 静けさの中で
2. Road to rebirth
3. 月の夜 夢の谷 今宵シャンパンの泡とともに
4. Drugstore Girl
5. 夜の終わりに想う歌

Encore だってひとりじゃない