12月17日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、パンディロ奏者の見谷 聡一さん、ブラジルギタリストの 助川 太郎さん とトロンボーンニストの和田 充弘さんによりますトリオ・ユニット「サンバの森の仲間たち」です。

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「サンバの森はどこにあるの?」
そう思った方はギター狐、虎ンボーン、パン打が奏でる音楽に耳を傾けてみるといい。
きっとカラダが動いてしまうから。

と、SNSに見谷さんがユニット紹介を投稿していた、まさにそのとおりに、3人の奏でる音楽を聴いていると、無意識のうちに身体が"揺らいで"しまいました。

身体を揺さぶられるのではなく、揺らいでしまう。
強い音圧ではなく、激しいグルーヴ感でもなく、極々自然体な佇まいの音楽。 
なんともいえない、心地よさ。
それは"パンチ力"とは対極にある、とても身体に馴染むやさしい味付けのグルーヴだから、なのかもしれません。

さらには、3人の奏でる音が“完全生音”であるのも、その効果をより大きくしているのかもしれません。


和田さんも助川さんも、メロディーを担える楽器奏者なのに、グルーヴを起こすリズム楽器奏者のような奏法ができ、見谷さんも打楽器奏者なのに、歌うように奏でることができる。
その真骨頂的な演奏が「Samba de Uma Nota Só」。
ひとつの音で奏でられるサンバ。
とはいえ、まさか助川さんの口琴、そして見谷さんのパーカッションが主旋律を担うとは!
3人だからこそできる演奏だと思います。
 
3人のリズム感、そしてメロディアスな意識の共有感が、3人の創りだす音楽ならではの歌うようなグルーヴを生み出しているように思います。


ライヴは、演奏はもちろん、曲間のMCもまたライヴならではの愉しみであり、魅力です。
前もって取り決めていない、普段のままのような3人の会話。
そんな普段の会話のようなMCのように、演奏も取り決めていないのに意気投合し、かみ合い、展開していきました。

分かち合える人同士の安心感と信頼感から生まれるその場限りのグルーヴ、そして音。
その音楽には、店の外部の音や店内に不意に起こる音までもが、必然として鳴ったかのように、3人の音楽に取り込まれてしまいます。


アンコールは、和田さんが初の口琴チャレンジとなって、3人の口琴による即興演奏。

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すべての音がグルーヴを伴った音楽になる。
「サンバの森の仲間たち」ならではのライヴでした。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、身体を心地よく揺らされる生音演奏のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Dori das Ostras
2. Waiting-Rejoicing-Spring (助川太郎さんオリジナル曲)
3. Manhã de Carnaval
4. Samba de Uma Nota Só
5. Witchi Tai To ~ 秋風(見谷聡一さんオリジナル曲) ~ Witchi Tai To
 
<2nd Set>
1. 春風 (助川太郎さんオリジナル曲)
2. Cochichando
3. 土の道 (助川太郎さんオリジナル曲)
4. Triste
5. Qui Nem Jiló

<Extra>
口琴によるインプロヴィゼーション

1st-4:口琴 by 助川太郎さん
Extra:口琴 by 全員