U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

サルトン

【Salone Report】 Wine Lovers Club

本日は、五感をフルに使ってワインの語る物語に耳を澄まし、そしてワインのことを識る体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

1月からは新しいクールになりました。
今回のテーマは「南米・ポルトガルのワイン」。
地域をテーマにしたワインテイスティングもいよいよ15世紀の大航海時代、ラテン系民族が広めた地域へと遡ることになりました。

1回目のテーマは「南米のライジングスター」でした。
その国の名は「ブラジル」!
オーストラリアやチリなどが存在する南半球において、今や生産量で5位にランクインしている国です。

ブラジルのワイン造りの歴史は16世紀に、ポルトガル人によって持ち込まれました。
ブラジルワインの中心地でもあるリオ・グランジ・デ・スル州では1626年に最初の葡萄の樹が持ち込まれています。
しかし、現在のブラジルワインの基礎を造ったのは19世紀末に入植したイタリア、特にヴェネト州からの移民です。
1970年頃まではブラジルのワインは質よりも量の時代でしたが、1973年以降、高品質ワイン「ヴィーニョ・フィーノ」が造られ始め、以降、ブラジルワインは輸出に耐えうる品質へと成長しています。

今回取り上げたのは、1910年にイタリア・ヴェネト州からの移民がリオ・グランジ・デ・スル州でワイナリーを開業したサルトン社のワインです。

モスカート・ビアンコを使ったスパークリングは、「アスティ・スプマンテ」と双璧をなすほどの味わいと品質。
シャルドネは、ほのかに抑えられた樽熟香とパイナップルやハチミツのニュアンスを備えた味わい。
タナは、「パワフルなカベルネソーヴィニヨン?」と感じるほどにタンニンの噛みごたえがありつつもエレガントな味わいと華やかさがありました。

今回のワインのノートは下記のとおりです。

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【Salone Report】 Wine Lovers Club

本日は、五感をフルに使ってワインの語る物語に耳を澄まし、そしてワインのことを識る体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からの「基本の葡萄品種その1」の6回目のテーマは「一族の筆頭株の葡萄品種」でした。
葡萄は突然変異をしやすい植物で、また異種間の交配によって新たな品種が生まれやすい植物です。
今回のテーマに該当する葡萄品種は「カベルネ・フラン」 でした。

カベルネ・フランは、世界で最も愛されている葡萄品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」の亜種と思われていた時期もありますが、DNA鑑定によってカベルネ・ソーヴィニヨンの親品種であることが判明しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンと比較すると、淡い、やわらかいワインができます。
昨今はエレガントさを求めるニーズから、カベルネ・フランのブレンド比率を高めるシャトーもあります。

排水性のよくないボルドー右岸では、比較的多く栽培されている品種です。
フランス国内で最も栽培されている地域はロワール地方です。
特にシノンではカベルネ・フラン単一品種で最高のワインが造られています。
中には10年程度の熟成を要するようなワインも生まれている地域です。

フランス以外では、北イタリア、カリフォルニア、オーストラリアなどです。
また高温多湿に比較的強い品種なので、山梨県を中心にカベルネ・フランを導入しているワイナリーもいくつかあります。

今回テイスティングに用意したワインは
カリフォルニア シエラ・フットヒルズのワイン
ブラジル リオ・グランデ・ド・スール州のワイン
そしてフランス シノンのワインでした。

カリフォルニアのワインは「スミレに似た花」のニュアンス
ブラジルのワインには「チョコレートやコーヒー」などの深いニュアンス
シノンのワインには「まろやかさとふくよかさ」のアタックをコメントされる方が多くいらっしゃいました。

今回のワインのノートは下記のとおりです。


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