U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

ZIPANG LIVE

【Live Report】 ZIPANG Live 2015.11.27

本日は「NIPPON」をテーマにしたエンターテインメントライヴ、「ZIPANG Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、サックス奏者 大石 俊太郎さんと尺八奏者 田中 黎山さんです。 

151127001
 
ライヴのタイトルは「MISIC AND SILENCE」 。
サックスと尺八、和と洋の管楽器だけで音楽を奏で、音を創りだすデュオライヴを行っている大石さんと黎山さん。
生音環境は今回のライヴが初めてとのことでした。

当店にあるピアノのダンパーペダルを布をはさんで踏んだ状態にして、すべての弦を共鳴する状態にするなど、残響、反響も組み込んでの音作り。

その演奏は、ジャズのスタンダードナンバーの演奏あり、インプロヴィゼーションあり。
その音色は、二つの音が重なり合い、溶け合い、ひとつになった音が二つに分かれたり。
大石さんと黎山さんの演奏は、サックス、そして尺八がこんなにも繊細でうつくしい音を紡ぐのか!と思わず驚いてしまうような音色で、二人の感性のままに音にて静けさをも表現してしまうようでした。

現在展示中の柳井 貴光さんの作品の中から、黎山さん、大石さんがそれぞれ気に入られた作品を選び、その絵のイメージを二人で音楽にするというまさにライヴパフォーマンスも行ってくださいました。

黎山さんが選ばれたのは、秋の紅葉の情景がうつくしい「森の入口」。
大石さんが選ばれたのは、貝殻をモチーフにした幻想的な「海の声」。

151127002
 
大石さん曰く、「洋の曲は目に見えたり手にとったりすることができるソコにあるものをタイトルになっているものが多く、和の曲はソコにはない風情がタイトルになっているものが多い」そうです。
お二人のデュオ演奏はまさに、具象ではなく印象・心象を音として表現するといった感じでした。

黎山さんと大石さんのライヴでは、オープニングとエンディングには黎山さん作のモチーフを曲にした「風韻」 を演奏されるそうです。
ライヴの始まりと終わりに同じ曲を演奏するのですが、始まりと終わりの間の演奏によって、同じ場所に戻っているはずなのに違う場所になっているように、曲は違う印象になってしまいます。

今回はさらに、アンコールにも「風韻」 を演奏くださいました。
これは次への始まりとして。
その「風韻」 の演奏は、まさかの終わり方で演奏された黎山さんと大石さんも驚かれていました♪

新しい音の境地との出会った喜びに満たされました。

来場くださいました皆さまにとりましても、楽しい音楽のひとときでありましたならば、幸甚に存じます。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 風韻
2. Improvization #1
3. 「森の入口」
4. Miba Teba Iba (大石さんオリジナル曲)

<2nd Set>
1. Stardust
2. 「海の声」
3. My Favorite Things
4. Improvization #2
5. 風韻

<Extra>
風韻

1st-1,2,2nd-2,Extra:Alto Sax
1st-3,2nd-1,4,5:Tenor Sax
1st-4,2nd-3:Baritone Sax by 大石 俊太郎さん 

【ZIPANG LIVE】 11月27日(Fri) MUSIC AND SILENCE

NIPPON」をテーマに金曜日の夜に開催致しますエンターテインメントライヴ、「ZIPANG LIVE
11月の「ZIPANG LIVE」はサックス奏者の大石 俊太郎さんと尺八奏者の田中 黎山さんによりますデュオライヴ「MUSIC AND SILENCE」を開催致します。

サックスと尺八。
洋と和の2管の音色、フレーズ、インスピレーションが解けたり擦れたり。
それはまるで、ふたりの演奏が空間に音の摩擦によって煙りが生まれ、その煙りの中からなにか景色が見えてくる。
摩訶不思議な音の世界を、どうぞお楽しみください♪

こちらの演奏会は飲食代とは別に、ミュージックチャージとして¥2,000  をいただきます。
ミュージックチャージは、中学生の方は¥1,000、小学生以下の方は無料です。

お問い合わせまたはお申し込みは、03-3944-2356 カフェ ェ バール ユウにお電話いただくか、もしくは[u_u_info]宛てにメールにて、ご一報くださいませ♪

またこの演奏会は「Music Lovers Club Member's Card」をご利用いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。

ZPNG Duo Header
151127000
map

【Live Report】 ZIPANG Live 2015.10.2

本日は、「NIPPON」をテーマにしたエンターテインメント・ライヴ、「ZIPANG Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日の演目は、「川崎の歌姫」桜井 純恵さんが日本の名曲、日本語カヴァーの名曲の数々を歌うライヴ、「桜井純恵~日本の名曲を歌う~」でした。

今回の2部構成は、1部は「日本の童謡」 を中心にした構成、2部は「日本語、日本語カヴァーの歌謡曲」を中心にした構成で進みました。

151002001

日本には四季があり、 そしてその四季折々の風情を歌った童謡があります。
ライヴは、これからの季節の風情が表された「紅葉(もみじ)」で始まりました。 
中秋の名月、皆既月食、スーパームーンに沸いた先日の満月の記憶も新しいことから、月にまつわる童謡「うさぎ」と「十五夜お月さん」 。
桜井さんの弾き語りによるソプラノヴォイスで、津津とした月夜の雰囲気が漂いました。

七つの子」 では歌にまつわる説明もありました。
この「七つ」 は「七羽」なのか、それとも「七才」なのか。
日本にはその昔、7歳で「帯解き式」を行い、これによって普通の硬い帯を締めるようになる風習がありました。これは今も七五三にその名残があります。昔は今のような医療技術ではありませんでしたので、7つまで生きるだけでも大変なことでした。そんな背景を知って聴く「七つの子」は、本当に無事に帯解きまで済んだ子供への愛おしさに溢れているように感じます。

桜井さんは「歌碑巡りが趣味」とおっしゃるように、歌の背景などの理解に努めています。
今回は、小田原が舞台の童謡をふたつ。「めだかの学校」 と「赤い鳥小鳥」をエピソードを語って下さりながら、歌ってくださいました。

このような童謡は、今は小学生の音楽の教科書から消えつつあるそうです。
日本人の感性が伝承されている童謡。
歌詞を読めば知識として入ってきますが、歌うことを通じると感性として身体に備わります。
歌を始め、「ZIPANG Live」では、「日本人が代々受け継いできた感性を身体に宿す」ことができるのではないか? といつもライヴの度に思います。

1部の最後は、現代の童謡「14ひきのこもりうた」 でした。

151002002

2部の始まりは、アンドレ・ギャニオンの曲に詞が付いて平原 綾香さんによって歌われた「明日」でした。

岩谷時子さん訳詞によるレ・ミゼラブルから「夢やぶれて」 や、ケーナ奏者 八木 倫明さん訳詞による「広い河の岸辺」、そしてジブリの映画監督 高畑 勲さん訳詞による「愛は花、君はその種」などなど。
これらの歌は、原曲の完訳、というよりは歌の内容を理解した上でさらに日本語化された、「原曲のある日本の歌」 と呼ぶことができる歌ではないでしょうか?
原曲の持つイメージを損なうことなく日本人の感性にすんなりと入る形になったすばらしい歌です。

アンコールには、「One Man's Hand」の日本語化曲「一人の手」 を歌ってくださいました。
一人の小さな手、目、声では何もできないかもしれませんが、それでもみんなの手、目、声が集まれば何かできる。
そんな勇気ソングでした。

来場くださいました皆さまにとりましても、楽しい音楽のひとときでありましたならば、幸甚に存じます。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 紅葉(もみじ)
2. うさぎ
3. 十五夜お月さん
4. 七つの子
5. めだかの学校
6. 赤い鳥小鳥
7. 小さい秋みつけた
8. 靴が鳴る
9. 夕焼小焼
10. 旅愁
11. 見上げてごらん、夜の星を
12. 14ひきのこもりうた

<2nd Set>
1. 明日
2. 想い出がいっぱい
3. 今日の日はさよなら
4. 夢やぶれて(「レ・ミゼラブル」より)
5. 広い河の岸辺
6. 愛は花、君はその種(「おもひでぽろぽろ」より)
7. 夜明けのうた

<Extra>
一人の手 

【ZIPANG LIVE】 10月2日(Fri) 桜井 純恵 ~日本の名曲を歌う~

NIPPON」をテーマに金曜日の夜に開催致しますエンターテインメントライヴ、「ZIPANG LIVE
10月の「ZIPANG LIVE」は桜井 純恵さんの弾き語りによります「日本の名曲を歌う」を開催致します。

桜井 純恵さんは童謡・唱歌から、蘇州夜曲やシャンソンなど、さまざまな日本の名曲を歌う歌手として、また、売り上げの一部を拉致被害者家族 横田めぐみさんのご両親を通して毎年家族会へ寄付されている「母恋し」を歌い続けたり、シャンソンの女王・越路吹雪さんのお墓のある本遠寺本堂で、唯一毎年コンサート開催を許されている歌手です。

桜井さんの歌の解説により歌への理解が深まり、そして歌と演奏で心に歌が響いてきます。
桜井さんの透明感あふれる歌声による弾き語りにて、「日本の名曲」「日本語カヴァーの名曲」の数々をお楽しみください♪

こちらの演奏会は飲食代とは別に、ミュージックチャージとして¥1,200  をいただきます。
ミュージックチャージは、中学生の方は¥600、小学生以下の方は無料です。

お問い合わせまたはお申し込みは、03-3944-2356 カフェ ェ バール ユウにお電話いただくか、もしくは[u_u_info]宛てにメールにて、ご一報くださいませ♪

またこの演奏会は「Music Lovers Club Member's Card」をご利用いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。

ZPNG Solo Header
151002000
map

【Live Report】 ZIPANG Live 2015.9.4

本日は、「NIPPON」をテーマにしたエンターテインメント・ライヴ「ZIPANG Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日の演目は、ギタリスト 小畑 和彦さんと噺家 柳家 小きんさんのギターと落語の二人会でした。
演目は2部構成で、1部のスタートは小畑さんのギターソロライヴです。

150904001
 
Time After Time」 や「青春の光と影」、「スカボロフェア」など名曲を、小畑さんの名演奏で楽しませてくださいました。
まだまだ蒸し暑さが残る日に、すぅ~っと疲れを取り除いて下さるようなソロ演奏。
夏の余韻を楽しむような「ジェット機のサンバ」 のあとは、小畑さんのオシャレなオリジナル曲「パリの散歩道」でジェット機に乗ってパリに行った気分にしてくださいました♪

小畑さんのギターソロライヴに続きましては、柳家 小きんさんと小畑さんによるギターの即興伴奏付き落語です。

150904002
 
掛けられた話は大ネタのひとつ「駱駝の葬礼」 。

話は長屋の厄介者、あだ名が「ラクダ」を訪ねてきた兄貴分がラクダが死んでいるのを見つけるところから始まります。
慕ってくれてた兄弟分の葬儀くらい出したいが、あいにく金の持ち合わせがない兄貴分。
そこにやってきたのが屑屋。
屑屋に知恵を授けながら、長屋の連中から香典を出させるのには成功。
大家に通夜用の酒と料理を出させようとするが、この大家がシブチン。
屑屋に秘策として、「断るならばラクダの死体を大家の家に放り込んで、ついでに『かんかんのう』を躍らせる」と言わせるが、大家は「おぉ、見てみたいもんだ!」と啖呵を切る。
「ならば」ってぇんで、屑屋にラクダの死体を背負わせ大家の家の前で「かんかんのう」を踊らせたには、さすがの大家も参って酒と料理を出すのを約束する。
話のキーとなる場面で小畑さんがギターで場面を彩るアドリブソロを弾くコラボレーション落語。
1部はここまでで中入となりました。

2部はまずは高座に小きんさんが上がり、「駱駝の葬礼」の続きを掛けてくださいました。

150904003

 さっさとその場を去りたい屑屋を通夜の相手にと酒を飲ませる兄貴分。
ところが、実は酒好きの屑屋。美味い酒と気付いて飲むうちに酒乱の気が表れて暴言を吐き始める。
この屑屋が豹変していく様がまさに見せ場!
兄貴分と屑屋の関係がすっかりと入れ替わって「頭を剃る剃刀を借りてこい!」と兄貴分に命令したところで本日は下がりました。

続いて、小畑さんが“六弦亭 音生”として高座に上がりました。
掛けた話は「千早振る」 。
映画化も決まった、今人気の百人一首を題材にした漫画のタイトルとしても有名ですが、落語のネタとしても有名です。
娘に、小倉百人一首の在原業平の歌「ちはやふる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」の意味を聞かれて答えられなかった男が意味を聞こうと訪ねた先の男も実はわからない。
のだが、知ったかぶりで歌の意味を講釈たれるお話。
竜田川という力士が花魁の千早太夫に振られ、妹分の神代も聞いてくれず・・・という珍解釈による滑稽話でした。

来場くださいました皆さまにとりましても、楽しいひとときでありましたならば、幸甚に存じます。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1部>
小畑さんギターソロ
1. Time After Time
2. Both Sides Now
3. Scarborough Fair ~ Fire Dance
4. All The Things You Are
5. Samba do Avião
6. パリの散歩道(小畑さんオリジナル曲)

小畑さん×小きんさんコラボレーション落語
「駱駝の葬礼」

<2部>
柳家 小きんさん 「駱駝の葬礼」
六弦亭 音生さん 「千早振る」 
アクセス&コンタクト
QRコード
QRコード