U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

イベントレポート

【Live Report】 アフタヌーンティーライヴ 2024.9.16 「バランサ」 DEN(vo. cavaquinho. ), COKKY( perc, vo., gt. )

9月16日は、祝日の月曜日の午後に、スイーツとドリンクとともに、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏をお愉しみいただく「アフタヌーンティーライヴ」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴォーカル&カバキーニョの DENさんとパーカッショニストの COKKYさんによりますサンバ・ユニット「バランサ」です。

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ブラジルの大規模パレードではない、もうひとつのサンバの愉しみ方。
少人数集まって、「おいしい水」も飲みながら、気軽に楽しめるサンバのスタイル、パゴーヂ(Pagode)。
バランサの生演奏は、まさにパゴーヂスタイルです。

本場ブラジルのサンバに生きる方々は、半年はサンバのために生き、半年は何もしない、という一年を過ごすそうです。
前日の浅草でのサンバカーニバルがあったので、その翌日は新たな一年になるのだとか

しかし、前日の余韻が残っていたのか
それとも、まだまだサンバの季節を終わらせたくなかったのか、
1stセットからバランサの演奏に合わせて、手拍子、そして歌で、サンバを愉しむ方の気持ちが溢れていました。

バランサのライヴでいつも感じること。
それは、
“サンバ”のライヴというのは、奏でる人から聴く人への一方通行ではなく、奏でる人と応じる人とのエネルギー反応で場のボルテージがぐんぐん上がっていくものである
ということ。

2ndセットでは、バランサのオリジナルサンバ満載となりました。
また、この日は韓国から浅草のサンバカーニバル、そしてバランサのライヴを愉しみに来られた太鼓奏者の方のために、Cokkyさんもパーカッションでの演奏を多めに演奏されました。


バランサのサンバライヴが終わりを告げるのを名残惜しむように、2ndセットの最後は、熱を冷ましていくような曲のメドレーで、最後は「ララヤ」での「Smile」で、今回のライヴは終焉。


悲しみや苦しみに寄り添ってくれるサンバを歌い続けることで、
サンバを愉しむ、サンバで愉しくなる、を続けているバランサ
この日も、バランサのサンバで、その場にいるすべての人がひとつになって、サンバを満喫致しました。


そして、バランサのライヴは半年休むことなく、各所で活動が続きます。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、熱く、愉しく、心地よく、活力をもらえるサンバ三昧のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Alguém Me Avisou
2. Sonho Meu
3. 雨上がりの空に (バランサ オリジナル曲)
4. サンダー・マシーン (バランサ オリジナル曲)
5. Doce Refúgio
6. A Batucada dos Nossos Tantãs
7. Samba Sim
8. Minha Festa
9. Feitiço da Vila
10. Mineira
11. Samba de Arerê
12. Sonho de Verão ~歌にのせて (バランサ オリジナル曲)

<2nd Set>
1. おはよう (バランサ オリジナル曲)
2. あいのうた (バランサ オリジナル曲)
3. Poder Da Criação
4. Súplica
5. 空を青く染めよう (バランサ オリジナル曲)
6. 流れては乾く涙 (バランサ オリジナル曲)
7. 俺がサンバ (バランサ オリジナル曲)
8. お前がいる (バランサ オリジナル曲)
9. がんばれバランサ (バランサ オリジナル曲)
10. Caxambu
11. Papagaio
12. ララヤ (バランサ オリジナル曲)
13. Feijoada Com Sushi (バランサ オリジナル曲)
14. Da Musica
15. O Show Tem Que Continuar
16. Smile

【Salone report】 2024.9.14 U_Uらん倶楽部

9月14日は、さまざまなカタチでカフェ・ユーに集ってくださるみなさまの交流会サローネ「U_Uらん倶楽部」を開催いたしました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます♪

交流の場として、に加えて、カフェテーブルをみんなで囲み、世界の色々な場所の食事や飲み物を愉しむことも目的として開催する「U_Uらん倶楽部」。
視覚的にも、世界のいろんな場所の雰囲気を愉しんでいただく演出を加えました。

今回は「京都東山で月見」を愉しむ、をテーマに視覚・聴覚のセットともに、月見をイメージしたレシピの料理提供しました。
またスペシャルドリンクとして、京都丹波の赤スパークリングワインを用意しました。


前菜:ホタテとナスのカルパッチョ

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月待山から満月が昇る見立てで盛り付けてみました。

メイン:栗とキノコの和風出汁パスタ

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舞茸と栗、鶏の挽肉を炒め、白だしで煮詰めたソースと和えた和風パスタです。

デザート:スイートポテト団子

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スイートポテトを月見団子のように成型、盛り付けてみました。


また、今回のスペシャルドリンクは、京都丹波のワイナリーのスパークリングワインを用意しました。
海外の出張でワインのおいしさに出会い、京都の食文化に合うワイン造りに私財をなげうって造り始めたワイナリー「京都丹波ワイン」の赤のスパークリングワインを用意しました。

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人が集まったときに作られる世界の料理を、視覚・聴覚的効果とともに雰囲気を愉しむサローネ。
今後も、いろいろ企画していきます。

【Live Report】 Tuesday Night Live 2024.9.10 マツモニカ(c-harm.)& 宮前幸弘(pf.)

9月10日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント、「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、クロマチックハーモニカ奏者の マツモニカさん とピアニストの 宮前 幸弘さんです。

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カフェ・ユーではブラジル音楽ユニットで出演くださっているクロマチック・ハーモニカ奏者のマツモニカさんは、ジャズフィールドでも活躍をされています。
今回は、そんなマツモニカさんの一面を、ブラジル音楽をこよなく愛するピアニストの宮前さんとのデュオで愉しませてくださいました。

ジャズでは締めの曲(ジャズ用語で“チェイサー”と呼ばれる)として有名な曲から始まったライヴ。
歌物だけど、海外ではよく歌われているけど日本ではあまり歌う方がいない曲や、ボサノヴァの著名な作曲家のあまり演奏されない名曲など、マツモニカさんらしい選曲と宮前さんならではの選曲を織り交ぜての1stセット。

2ndセットでは、ハーモニカ奏者のうつくしい曲や、日本では配給されなかったハリウッド映画の著名な映画音楽家が手掛けたうつくしいバラードなどを、映画話のトークなどを織り交ぜながら聴かせてくださいました。

演奏あるあるのトークや映画やドラマのトークで出てくる音楽を、宮前さんがピアノで奏でてくださったり、トークでも愉しませてくださったマツモニカさんと宮前さん。

クロマチックハーモニカの柔らかな音色に添うような宮前さんの優しいタッチのピアノの音色がぴったりなデュオ演奏でした。


そしてアンコールでは、マツモニカさんのどのアルバムにも未収録のオリジナル曲を演奏くださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、知る人ぞ知る名曲を柔らかで優しい音色で堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st set>
1. C Jam Blues
2. You've Changed
3. O Fundo
4. On Green Dolphin Street

<2nd set>
1. La Danza Di Matisse
2. おすすめの一皿 (マツモニカさんオリジナル曲)
3. Soldier In The Rain
4. Stella By Starlight

<Extra>
その先へ (マツモニカさんオリジナル曲)

【Salone Report】 2024.9.7 お茶 de フローライフ習慣

9月7日は、サローネ「お茶 de フローライフ習慣」を開催しました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます♪ 


「フロー」という状態は一般的には、
最高にリラックスしていながら、意識もはっきりしていて、かつ集中して行動ができている状態」を表す言葉で、その状態の時は心と身体と脳がしっかりと連携して、そしてその状態こそが「本来の状態」というのが私たちの解釈です。
同義な言葉としては「マインドフルネス」が広く知れ渡っています。


マインドフルネス」状態に誘う手法にはヨガや瞑想、座禅などさまざまにありますが「喫茶」も有効な手段の一つです。

お茶 de フローライフ習慣」では、「喫茶」のティーとして「おひるねヨガ」ナビゲーターの鈴木 めゆさんと共同開発したオリジナル・ブレンド・ハーブティ、“飲むヨガ”こと「フローティ」をお出ししています。

集まったみなさんで交わす「おしゃべりカフェ」では、前回から今回までの間に体験したこと、から始まって、いろんな会話を交わします。


本日も先ずは「おしゃべりカフェ」から。

おしゃべりカフェ」では、
加藤シャンティ徳子さんの「“ハート”も含めた“私たちの仕組み”」について、アラン・コーエンさんやジョー・ディスペンザ博士の説明も加えて、シェアしました。

そして、「“できないこと”の捉え方」についても、シェアしました。



いろんな経験から得た気付きを分かち合う機会としてのお茶 de フローライフ習慣」。
次回は10月12日(土)に開催致します。

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この日の采食顕美メニューは、“冰糖雪梨(ビンタンシュエリー)”でした。

【Salone Report】 Wine Lovers Club 2024.9.6

9月6日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2024年9月からは「オーストラリア」のワインを取り上げています。

その1回目は「南オーストラリア州のシラーズ飲み比べ」として3地区のシラーズワインを取り上げました。

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オーストラリアは、新興国の中でも、チリと共にワイン産業を盛り上げているワイン国。
世界一大きな島であり、また世界一小さな大陸であり、世界で6番目に広いと言われる国土はヨーロッパ全体のおおよそ7割にも匹敵し、その広さゆえ地域によって気候風土に特徴が異なります。
ワイン産地は、シラーズの銘醸地として最も有名なバロッサ・ヴァレーを始めとして、東端のニュー・サウス・ウェールズ州から西端の西オーストラリア州まで3,000km超にわたって点在しています。
また、近年は世界的なトレンドや地球温暖化による影響から、タスマニアやヤラ・ヴァレーをはじめとした冷涼産地(クール・クライメイト)にも注目が集まっており、異なるテロワールを持つ各産地から、多様性豊かなワインが生み出されています。
そんなオーストラリアでは、シラーズやカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといった多彩なブドウ品種が栽培されており、その生産量と質の両方において重要な役割を果たしています。


南オーストラリア州は、日本の約3倍もの面積をもちながら、人口はわずか150万人。大陸の中央南部に位置し、オーストラリア最大のワイン産地:バロッサ・ヴァレーを有するなど南オーストラリア州のワイン産業は州の経済を支える重要な役割を果たしています。
主だったワインや葡萄に関する研究機関もすべて南オーストラリア州内にあります。
ワイン州にふさわしく、州都アデレードは葡萄畑に囲まれています。

南オーストラリア州は、オーストラリアワインの生産量の大半を担う産地で、世界で最も古いシラーズのブドウ樹が存在し、未だに自根のブドウ樹も存在。1996年に全国ワイン総生産量の50%を産出し、一時は75%を生産していました。

バロッサ・ヴァレーは、世界を代表するシラーズの銘醸地かつオーストラリアのワイン産業の中心地です。バロッサ・ヴァレーは、オーストラリアで最大の高級ワイン産地で、ノース・バラ川沿いに30km近くに渡って延々と畑が続き、東隣のEden Valley(イーデン・ヴァレー)近くまで広がっています。標高230mのリンドックから550mの東のバロッサ山脈まで、葡萄畑一色です。

バロッサ・ヴァレーには、オーストラリアを代表する大手のワイナリーが集中しています。この地の大手ワイナリーが、オーストラリアのワインの50%以上を生産しています。
しかし、バロッサ・ヴァレーで栽培される葡萄で造るワインの生産量は10%程度でしかなく、バロッサ・ヴァレーにある、これらの大手ワイナリーは、隣接するEden Valley(イーデン・ヴァレー)などの冷涼な地帯のブドウを取り入れてワイン生産を行っています。

バロッサ・ヴァレーはシラーズの首都ともいえる重要産地で、シラーズが伝統的な品種で、栽培面積の5割を占めています。


アデレード・ヒルズは、サウス・オーストラリア州の州都アデレードの東約10mkに位置し、マウント・ロフティ山地の上にある標高400~700mの高地です。南はフルリオ半島とマクラーレン・ヴェイルまで、北はバロッサ・ヴァレーとイーデン・ヴァレーまで広がります。
標高の高い地域は霧に覆われることが多く、春には霜も発生し、夏でも夜は冷えこみます。雨量も比較的多く、年間700~900mmもあります。西から流れて来る雲がここに集まり、非常に冷涼な気候をつくっています。
大小様々な谷があり、その合間に小さなブドウ畑が散在しています。
主に栽培されている品種はピノ・ノワールやシラーズ、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど。また、「バスケット・レンジ」地区を中心に、ナチュラルワインの造り手が多く存在し、オーストラリアだけでなく、世界中のナチュラルワイン・ムーヴメントを牽引しています。

この地は、戦後のワインブーム以降の発展に伴い、新しく開発された地域ですが、柑橘系のフレッシュな風味をもつソーヴイニヨン・プランで評価を確立した産地です。
現在、シャルドネ、ピノ・ノワールが注目されていますが、北部のより暖かい畑では、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロも植えられています。
この地のワインの特徴は、洗練された酸味にあります。


マクラーレン・ヴェールは、サウス・オーストラリア州の州都アデレードの南約35kmに位置し、海に突き出たフルリオ半島の北西にあるワイン産地。フルリオ半島一帯で最も重要な産地であり、オーストラリアでも五本の指に入る屈指の銘醸地です。
地理的表示GIを獲得したのは1997年ですが、ブドウ栽培の歴史はオーストラリアで最も古いエリアの一つとして知られます。

アデレード北方にあるバロッサ・ヴァレーの葡萄栽培とワイン生産を始めたのは、ドイツ系移民によるものでしたが、南方のマクラーレン・ヴェールは、英国系移民によってワイン生産が行なわれました。 
ブドウが初めて植樹されたのは19世紀の初め頃です。
20世紀の前半までは酒精強化ワインが支配的でしたが、第二次世界大戦が終わるとヨーロッパ(とりわけイタリア)からの移民が流入し、辛口赤ワインの生産が再び活発になっていきました。1970年代に入るとフルボディの完熟したシャルドネやセミヨンに焦点が当てられましたが、1980年代後半から90年初めにかけてこの流れは失速し、再び赤ワイン生産にシフトしていきました。

マクラーレン・ヴェールは、ワインブームの時、小ワイナリー参入の一番多かった地域で、ブティック・ワイナリーのモデル的存在の地とも言われています。

赤ワインの産地として有名で、栽培品種は多彩。シラーズやカベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュなどの品種が主要となっており、樹齢が100年に近い古樹が多いのも魅力。最近はメルロも植えられていて、濃厚な風味と色合いを持つ赤を産しています。ピノ・ノワールは主にスパークリング・ワインに利用されています。
白では、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング。
またイタリア品種の栽培も試みられるなど、幅広いブドウ品種がこの地で成功を収めています。


今回はシラーズの首都アデレード近郊の3つの産地のシラーズを飲み比べ、その特徴を実際に味わって、感じていただきました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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