U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

イベントレポート

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.4.22 井出 慎二(sax)& Fuming(pf.&Vo.)

4月22日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、サックス奏者の 井出 慎二 さんとピアニストの Fuming さんです。

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カフェ・ユーでの井出さんとFumingさんのライヴはバリトンサックスフューチャーをしての、バリトンサックスナイトとして開催されます。

井出さんのバリトンサックスとFumingさんの歌声とピアノで、低音を響かせてお届けする「バリトンサックスナイト」。

この日は、1stセットでは、“春”にちなんだジャズの曲を、そして初夏の気分の曲も交えて演奏くださいました。


井出さんは、いろんなサックスを所持されていますが、この日はご自分のモノではない“カーブド・ソプラノサックス”を持ち込まれ、2ndセットで井出さんのオリジナルでファンも多い曲をカーブド・ソプラノサックスヴァージョンで聴かせてくださいました。

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そして、この日も“バリトンサックスナイト”の名物コーナーとなってきた曲がたくさん演奏されました。

ひとつはFumingさんのオリジナル曲「赤ワインの歌」にちなんで用意します、イタリアのヴァッレダオスタ州の固有品種その名も“FUMIN(フミン)”で造られた赤ワインを、演奏を楽しみながらみんなで味わう「赤ワインの歌」。

ふたつめは、日本の歌謡曲をバリトンサックスで演奏するシリーズ。
今回は、ドラマの主題歌を取り上げて、演奏くださいました。

また、平和への祈念とともに演奏するビートルズの曲。

そして、今回は、1stセットも2ndセットも、「明けない夜はない」「止まない雨はない」と希望がある未来を歌った曲をFumingさんのヴォーカルとともに演奏くださいました。


そしてアンコールはやはり、「バリトンサックスナイト」のシンボル的な井出さんのオリジナル曲「貴方と夜とバリトンと」。
Fumingさん作詞が完成し、前奏での語りが加わり、バリトンサックスナイトの回を重ねるごとの進化していた曲を、今回も会場にいる方みなさんからの「コール」パートとともに演奏くださいました。



本日も、来場くださいました皆さまにとともに、低音の響きで魅了する“エンターテインメント”がたっぷり詰まった“生演奏”のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Up Jumped Spring
2. On Green Dolphin Street
3. 赤ワインの歌 (Fumingさんオリジナル曲)
4. I'll Remember April
5. On the Sunny Side Of The Street

<2nd Set>
1. カンパネルラ (井出さんオリジナル曲)
2. The Lion's Roar
3. 恋におちて-Fall in Love-
4. Let It Be
5. アフターレイン (Fumingさんオリジナル曲)

<Extra>
貴方と夜とバリトンと (井出さん作曲 Fumingさん作詞)

1st-3, 5, 2nd-5, Extra:vocal by Fumingさん
2nd-1:カーブドソプラノサックス by 井出 慎二さん
ほかすべて:バリトンサックス by 井出 慎二さん

【Salone report】 2025.4.22 茶論トーク 英米児童文学の愉しみ

4月22日は、翻訳家 谷口 由美子さんが自ら手掛けられた英米児童文学の魅力をお伝え下さる茶論(サロン)トーク、「茶論トーク 英米児童文学の愉しみ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

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今回、谷口さんが取り上げました英米児童文学は、「L・M・モンゴメリ 『赤毛のアン』から『パットの夢』へ」でした。

今年からアニメーションの新作も放映になる「赤毛のアン」。
その作者、L・M・モンゴメリは昨年が生誕150年でした。

谷口さんは「赤毛のアン」シリーズも含めて、モンゴメリ作品の翻訳をされているので、「赤毛のアン」以外の作品にスポットを当てて、お話しくださいました。

2月に紹介くださった、谷口さんが訳された“大人向けのモンゴメリ作品”、「青い城」と「もつれた蜘蛛の巣」に続いて、今回は、「銀の森のパット」と「パットの夢」のシリーズについてお話しくださいました。

モンゴメリ作品の翻訳において外せない村岡 花子さんは、当然、パットシリーズも訳されていらっしゃるのですが、なぜか、2作目となる「パットの夢」に当たる作品から「パットお嬢さん」として訳されました。

その理由について、そうなった事情を、谷口さんが教えてくださいました。


谷口さんは、原作の順番どおりに、「銀の森のパット」そして「パットの夢」と訳されています。

今回は、作品の章の内容を追って、その魅力をお伝えくださいました。
銀の森のパット」と「パットの夢」は、プリンスエドワード島が舞台のお話。
赤毛のアン」のアン同様、パットも自分のお気に入りの家の近くの自然に、ステキなネーミングをしています。

そして、パットもアン同様、カッとなるととんでもない行動に出てしまいます。
それは、作者モンゴメリーも同様なのだと、谷口さんが教えてくださいました。

アンシリーズ同様に、パットシリーズも、その情景が目に浮かぶようなモンゴメリーの詩的な表現が随所にあるので、とても訳しやすかった作品とのこと。

とはいえ、アイルランド訛りのお手伝いさんが居たりと、翻訳家ならではの悩みの種もあります。
アイルランド出身のお手伝いさんは、とても魅力的な人物で、主人公だけでなく脇役のひとりひとりにも大切なキャラを付けるのはモンゴメリーらしい、と谷口さんは仰います。
そんなステキなキャラが活きるように、谷口さんが工夫されたアイルランド出身のお手伝いさんのセリフは、どうぞ、翻訳本をご覧になって感じてください。

パットが作品の中で、とても仲良くなるエリザベスは「赤毛のアン」のアンとダイアナのような関係を築きます。そして、その親密な仲になる時の様子は、「青い城」にも似たシーンが描かれています。

そして、パットの周りには何人かの男性が登場し、「最終的にはどうなるんだろう?」と読者はヤキモキする展開が続くのですが・・・、読者の期待を裏切らないエンディングを描くのもまた、モンゴメリー作品のすばらしいところだと、谷口さんは仰います。

モンゴメリーらしさに溢れたパットシリーズの魅力を、モデルになった家や風景の写真も交えて、たっぷりと紹介くださいました。

【Live Report】 Afternoon Tea Live 2025.4.20 古山 クリス(vo.)& 浅利 史花(gt.)

4月20日は、日曜日の午後に、スイーツとドリンクとともに、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏をお楽しみいただく「アフタヌーンティーライヴ」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴォーカリストの古山 クリスさんとギタリストの 浅利 史花さんのデュオです。

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アメリカ映画、とくにミュージカル映画と出会って、映画に出てくるアメリカンポップスやロック、ジャズスタンダードなどの歌に魅了され、歌い始めた古山 クリスさん。
本日は、浅利 史花さんのギターとともにさまざまな歌を歌ってくださいました。

ゴールデンウイークも間近ともあって、オープニングは“ハネムーン”の雰囲気たっぷりの曲からスタート。
そこから、蜜月も解けて少しスパイシーなカップルの歌、ラテンの雰囲気で夜の歌
そして、マペットのためのメルヘンな曲あり、カントリーミュージックの大御所のブルースありと、いろんなスタイルの曲が歌われました。

1stセットのクリスさんのオリジナル曲は、実は、浅利さんのライヴを聴きにいかれた時に、浅利さんのオリジナル曲のエピソードに共感して、創られた曲とあって、浅利さんとデュオで演奏するのは感慨もひとしおだとのこと。

2ndセットでは、クリスさんお気に入りのJerome Kern(ジェローム カーン)の曲も含めて、古き良きジャズの曲、そして、ギターとのデュオとのことでボサノヴァの曲も歌われました。

間奏では、浅利さんのギターに合わせてクリスさんがジャズダンスのステップを踏まれたりと、スウィングダンスを踊りたくなるような演奏の数々。

アンコールはジャズの名曲をボッサ調で演奏くださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、古き良きジャズやさまざまな曲で彩られた歌とギターのスウィングジャズ演奏のひとときをご一緒できまして嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Come Fly With Me
2. There's A Small Hotel
3. Everything I've Got Belongs to You
4. You And The Night And The Music
5. It's Not Easy Being Green
6. Love Me Like A Man
7. Hydrangea (古山クリスさんオリジナル曲)
8. Look for The Silver Lining
 
<2nd Set>
1. Orange Colored Sky
2. You'd Be So Nice To Come Home To
3. Exactly Like You
4. Dance With Me (古山クリスさんオリジナル曲)
5. Baby, Won't You Please Come Home
6. Água de Beber
7. It's Only A Paper Moon

<Extra>
The Way You Look Tonight

【Salone Report】 Wine Lovers Club 2025.4.18

4月18日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2025年2月から「南アフリカ」のワインを取り上げています。

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南アフリカ共和国は、インド洋と大西洋にはさまれたアフリカ大陸の最南端に位置します。
南アフリカ共和国はサバンナのイメージがありますが、サバンナはもちろん、南アフリカ共和国には山岳地帯や半砂漠地帯、低木地や草原、熱帯気候に地中海性気候・・・場所によってさまざまな表情がある産地です。

 南アフリカ共和国の葡萄栽培地域は南緯34度を中心に位置しています。これはチリ、アルゼンチン、オーストラリアなどのワイン産地と同緯度。穏やかな地中海性気候、豊富な日照時間、降水量500~800mm、海からの冷たいそよ風。葡萄栽培に適したすべてがここにあるといわれるほどです。さらに地域ごとに微小気候(マイクロ・クライメット)とヴァラエティーに富んだ土壌(テロワール)が存在するため、それぞれの地区で個性豊かな南アフリカのワインが生み出されています。

今回は、南アフリカ共和国のコースタル・リージョンの「ウォーカーベイ」のワインをテイスティングしました。

ウォーカーベイマップ

ウォーカーベイ」、ケープタウンから南に95km下った沿岸に位置し、ホエール・ウォッチングで有名な「ヘルマナス」という街を中心に広がる冷涼な産地です。街の北側にある「天国に近い場所」を意味する「ヘメル・アン・アード」は、新興の産地ながら非常に上品で高品質なブルゴーニュ品種のワインを生み出す、ブルゴーニュ好きならば絶対に抑えておかなければならないエリアです。

この地のブドウ栽培の歴史は1975年まで遡ります。もともと広告マンだった、ブルゴーニュ愛好家であるティム・ハミルトン・ラッセルはリタイア後にホエール・ウォッチングで有名な町ヘルマナスの北にあるヘメル・アン・アード・バレーにピノ・ノワールとシャルドネを植えました。これがこの地のブドウ栽培の始まりです。その後他の生産者がこれに続いたのは1989年頃からとされています。
現在、ウォーカーベイにはHamilton Russelを筆頭に素晴らしいワイナリーたちが軒を連ねている。

この地のパイオニアのハミルトン・ラッセルでもまだ設立50年に満たない程度と、まだまだ歴史の浅い産地で、各ワイナリーが設備投資の回収が終わっていないこともあって、ワインの価格は総じて高く、手頃なワインの少ない地域です。
しかし、他の地域にはまねできない品質のピノ・ノワールとシャルドネを生み出す地区です。

土壌はシェールや砂岩、花崗岩が見られ、特にヘメル・アン・アードでは粘土の割合が高くなっています。粘土の割合は最大で55%になりますがこれはブルゴーニュと似ていて、適度な排水性が有りながらも保水性を兼ね備えています。

南アフリカで最もブルゴーニュらしいワインは?と聞かれればウォーカーベイの生産者の名を真っ先に挙げられるほどピノ・ノワールとシャルドネは洗練されたエレガントな味わいを持っています。

世界中のワインを自由に楽しめる現代においては、カリフォルニアやオーストラリア、ニュージランドといったニューワールドでもブルゴーニュスタイルのワインを探すことは可能ですが、それでも南アフリカのウォーカーベイのワインは、それらの産地よりもはるかに冷涼で、味わいに緊張感がみなぎっていると言われます。
南アフリカにおいても、ヘメル・アン・アードの冷涼な気候でつくられるピノ・ノワールは唯一無二で、そしてそれは、世界的に見てもブルゴーニュ以外の優良なピノ・ノワールとして認められつつあります。


今回は、「ウォーカーベイ」において比較的リーズナブルで高品質なワイン生産者と知られるワイナリーのワインを実際に味わって、感じていただきました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.4.15 黒沢 綾( pf. & vo. ) & 小林 宏衣( pf. & vo. )

4月15日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

出演くださいましたのは、ピアニスト&ヴォーカルの 黒沢 綾 さんとピアニスト&ヴォーカルの 小林 宏衣 さんです。

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黒沢さんと小林さん。ふたりの弾き語りニストによる共演。
演奏とハモリの妙に加えて、アレンジの妙をも兼ね備えるお二人ならではの選曲、アレンジ、構成で繰り広げられる生演奏。

この日は、“春”の気分を告げる鳥のタイトルのジャズスタンダード曲から始まりました。

黒沢さんと小林さんのデュオで、定番曲として育ってきた曲も入れつつ、
お互いがそれぞれに活動されている中で歌っているアレンジの曲をデュオで歌ってみたり、
と、二人ならではの取り組みをされるのもまた愉しみのひとつ。

この日も、J-Popや、黒沢さんがツアーで訪れた中国の場所にちなんだ曲が歌われました。

さらに、黒沢さんと小林さんのライヴではお馴染みの選曲“J-Pop”。
今回は、卒業シーズンも終わり、桜も葉桜に様変わりした時節ということもあり、黒沢さんが「春」から連想した日本のミュージシャンの持ち歌から、「春らしい歌詞」の曲を取り上げ、それを小林さんがアレンジしたヴァージョンで、デュオ演奏くださいました。

また、黒沢さんと小林さんのライヴでは、ミュージシャンの方がいらっしゃることが多いのですが、この日いらしていたピアニストの方と1曲、ツインヴォーカルでセッションされました。


うつくしいものを一緒に歌いたい
そんな、互いにベストパートな二人ならではの、選曲、演奏、掛け合い。

常に笑いの絶えないトークと、
ずっとずっと聴いていたいハーモニー。
黒沢さんと小林さんの演奏が醸し出す、ゆったり、まったりな春のひととき。

アンコールは、お互いそれぞれの活動で歌ったことがあるブラジル音楽を、デュオで初演奏くださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、愉しいうちにゆったりまったりとトキが過ぎていく心地よい生演奏のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪
 
♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Skylark
2. Once I Walked In The Sun
3. Human Nature
4. Within A Lifetime
5. 人生の扉
6. (They Long To Be) Close To You

<2nd Set>
1. Once I Walked In The Sun
2. Ribbon In The Sky
3. 月とワルツ (黒沢さんオリジナル曲)
4. The Nearness Of You
5. チェリー
6. Best Part

<Extra>
Todo o Sentimento

1st-1,2,3,2nd-1,2,3:黒沢 綾さん on pianoforte
1st-4,5,6,2nd-5,6, Extra:小林 宏衣さん on pianoforte
2nd-4:guest 沼部 ヒロ子さん on pianoforte
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