2月24日は、ケーナ&サンポーニャ奏者「瀬木貴将」さんの写真展『WILD LIFE』の中で、写真が撮られたエピソードなどをたっぷりお聞きいただきながらのトーク&ライヴを開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

トーク&ライヴは、 瀬木 貴将さんとギタリストの 越田 太郎丸さんのデュオで行われました。

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瀬木さんと太郎丸さんは、カフェ・ユーのライヴでもデュオでよく出演いただいておりますが、本日は「トーク」中心の構成で進行しました。
トーク&ライヴは「冒険の旅路」 とともに幕が開けました。

曲中には瀬木さんが撮った写真の題材に基づくエピソードも交えながらのトークがありました。

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最初のトークでは今や“ボリビア”の国名よりも有名になった感のある“ウユニ塩湖”の話題に。
今ではボリビアの首都ラパスからウユニ塩湖近くまで国内便で行けるようになり、道路も舗装され橋も建造されたそうですが、瀬木さんが初めて行った頃は道なき道を8時間かけて行くような過酷な旅だったとのこと。

瀬木さんは、「全く予備知識のない状態で出会った風景」にこそ感動する、と仰いましたが、まさにそう。
太郎丸さんが思い出話でされたのが、マチュピチュに行った時に、観て「写真と一緒だ」と思った、という経験。
もちろん、実際にその場所に行って観るのは、ただ情報として見るよりも臨場感など違うでしょうが、知りすぎることは予備知識と実際のものの“再確認”になってしまう危険性も含んでいるのは確かかもしれません。

1stセットの締めの曲は、瀬木さんがアマゾン河のイメージで、日本で創った曲「ラスト・ウィンド」。
そして2ndセットのオープニングは、瀬木さんが実際にアマゾン河の川下りをした経験から生まれた曲「密林」、でした。

アマゾン河やアフリカの自然動物公園などで瀬木さんが出会った“野生動物たち”。
そこで瀬木さんが深く理解されたこと。
それは、「人間が襲わない限り、野生動物が人間を襲って来ることはない」ということでした。

バッファロー100匹いれば、ライオンはひとたまりもない。
だからといって、ライオンが一匹で寝ている時に、「やってしまおうぜ!」とバッファローがライオンを殺してしまう、といったことは野生の世界では絶対に起きない。

そして、瀬木さんは野生動物に会いに“秘境”に行っている、ように見えますが、むしろ、野生動物たちが“秘境”に住まざるをえない状態にしているのは誰と言わず、人間なのだ、というトーク。

楽曲制作のために滞在していたパタゴニアですら、吐く息が白くなるけれども、南極圏では寒くても吐く息が白くならない。つまり、“チリやホコリが空気中に存在していない”。

アマゾン河やアフリカの自然動物公園、そして南極圏に行かれたからこそ実感すること。
そして抱く想い。
そしてそこから瀬木さんに与えられるインスピレーション。

瀬木さんがその場で実際に撮られた写真とともに音楽を聴くと、さらにその臨場感、存在感が感じられました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、「生きている地球」を感じるひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 冒険の旅路
2. 空へ続く道
3. ラスト・ウィンド

<2nd Set>
1. 密林 (瀬木さんソロ)
2. ラグーン
3. DRY VALLEYS

<Extra>
WILD LIFE