本日は、「ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からは新たに、「スペイン」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトしています。
今回からは「スペインワインの産地を巡る」と題して、スペインワインの「地域」にスポットを当てて、ワインを取り上げていきます。
今回取り上げました地域は、「リオハ」です。

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「リオハ」はリオハはスペインのカンタブリア山脈の南側、エブロ川流域で生産されるスペインで最も有名なワイン産地です。
赤ワインが主流となるものの、白やロゼ、スパークリングも生産されています。
リオハは、スペインワインの原産地称であるDOの中でも最上級のDOCa(特選原産地呼称)に認定されています。そしてスペインで初めてDOCに認定されたワインです。
古代ローマ時代からワイン造りがされていたという歴史がありますが、ワインの質が向上したのは19世紀から、と言われています。

リオハ・ワインの最大の特徴は白、赤ともに樽熟成の風味が強く、リリースしたてのワインにも複雑さが愉しめることです。
赤ワインはバニラの香りなどの複雑なアロマが特徴となり、樽によって熟成されたコク深い上質な味わいとなります。キメの細かい舌触りで、気品と風格のある赤ワインとなります。
白ワインはリオハ・ワインの中でも輸出の5%を占め、これから徐々に世界に進出が期待されます。アロマティックでエキゾチックなハーブなどのアロマが特徴で、酸味と爽やかさの感じられる味わいとなります。

リオハワインの品質を格段に向上させたのはフランスのボルドーとの人、そして技術の交流があったため、です。
ボルドー製法とテンプラニーリョ種を組み合わせたリオハのワイン産業は、この地域の醸造家によって代々受け継がれ、19世紀と20世紀の大半において、スペイン北西部における高品質ワイン生産は、リオハにほぼ限定されていました。


今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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