本日は、翻訳家 谷口 由美子さんが自ら手掛けられた英米児童文学の魅力をお伝え下さる茶論(サロン)トーク、「茶論トーク 英米児童文学の愉しみ」のスペシャルヴァージョン、「大草原の風トリオ・コンサート」を開催いたしました。
来場下さいました皆さま、ありがとうございます♪

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大草原のローラの話には、とうさんがバイオリンでさまざまな曲を演奏するシーンが出てきます。
その数、120曲とも言われています。
残念なことに、物語を読んでいるだけでは音楽は聞こえてきません。

物語を読みながら頭の中で曲が鳴るとより物語の世界が活き活きとして愉しくなる、はず。
谷口さんはヴァイオリニストの福山 陽子さん、そしてピアニストの菅原 真理子さんとともに「大草原の風トリオ」を結成して、「大草原のローラ」の物語を耳でも愉しむ活動を行っています。

福山さんが“とうさん”、菅原さんが“かあさん”、そして谷口さんが“ローラ”となって、ルックスからもう物語の世界♪
コンサートは2部構成。

第1部は、音楽ファンタジー「長い冬」
これは「大草原のローラ」シリーズの中でも最高傑作と言われている「長い冬」を、この本の訳者でもある谷口さんが30分ほどの物語にまとめ、それに菅原さんが曲を付けた「音楽朗読劇」です。
物語に登場する音楽を取り入れながら進行するストーリー。
「長い冬」の持つすばらしいストーリーがさらに臨場感を持って伝わってきました。

厳しい厳しい冬が去った歓びとともに迎えたブレイクタイムで、ローラ家族も含めてみんなでお茶タイム。
今回のお茶請けスイーツは、「ようこそ ローラのキッチンへ」の中から、「ジンジャーナッツ」を創りました。

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「ジンジャーの香りがするぅ♪」
という声があがりましたが、実はこのスイーツのレシピにはジンジャーもナッツも使われていないのです。

第2部では、谷口ローラが進行役となって、出展物語と曲名を紹介して、とうさんとかあさんが演奏していきます。

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物語を知らない方でも知られている曲もあったり。
「おお、スザンナ」では歌詞も用意され、みなさんで歌ったり。

今回は特別に、山梨県で企画されている「山梨英和コンサート」で企画されている“ローラと同じ時代のアメリカ音楽”も特別に2曲、演奏くださいました。

そして、プログラム終了の後には風トリオからのクリスマス・プレゼントがありました。


ご来場くださいました皆さまとともに音で聴く大草原のローラの世界のひとときを愉しむことができました♪
ありがとうございます♪

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プログラム
<第1部>
音楽ファンタジー「長い冬」
プロローグ
 ※ヨルダン川の岸部(第21章から)
1. ジャコウネズミ
2. インディアンの警告
 ※カナン(第21章から)
3. 吹雪
4. 飢える人々
 ※灰色雌馬(第12章から)
 ※青いボンネット(第4章から)
5. アルマンゾとキャップの冒険
6. 春の風
 ※ひとすじの道(第33章から)

<ティーブレイク>

<第2部>
1. The Arkansas Traveler 「大きな森の小さな家」から
2. Pop! Goes the Weasel 「大きな森の小さな家」から
3. Oh, Susanna 「大草原の小さな家」から
4. My Old Kentucky Home 「プラム・クリークの土手で」から
5. Marching Through Georgia 「大草原の小さな町」から
6. Love's Old Sweet Song 「この楽しき日々」から
7. Molly Darling
8. Going Home
9. Dixie Land

<アンコール>
White Christmas