8月21日は木質空間のリヴィングルームのようなガレリア カフェ ユーにて、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ピアニストの 堀 秀彰 さんとベーシストの 増原 巖さんです。

180821001

かつて増原さんリーダーのバンド「What's Up」で一緒に活動されていた堀さんと増原さんのデュオはここカフェ・ユーでだけ。
しかも演奏は、ピアノはもちろんベースも生音です。

今回のライヴで堀さんが凝らした趣向は、「作曲者フューチャリング」。
「作曲には個性が出る」
ということで、1stセットは“Cedar Walton”をフューチャリング。

シダー・ウォルトンは、1960年代の初め、ピアニスト、アレンジャーとしてアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに3年間活動したモダンジャズのピアノ奏者であり作曲家。
作曲家としても非凡な才能を持ったミュージシャン。

華やかな雰囲気の「Fantasy In D」 で始まり、堀さんと増原さんのソロのトークがステキな演奏で奏でられた「Martha's Prize」、メローなバラード調での「Clockwise」、ラテンのフレーバーも感じられるような情熱的な「Holy Land」では堀さんがCedar Waltonのライヴを聴きに行った時のエピソードも語られ、そしてロマンチックなバラードの「I'll Let You Know」、そして締めは「Firm Roots」。
多彩な表現と、緻密な構成のCedar Waltonの世界を堪能させていただきました。
「マイナーコードなのに暗くない」のがCedar Waltonらしい、とは堀さんのコメント、でした。 


ブレイクを挟んで、2ndセットは最初の2曲は堀さんのオリジナル曲、次いで2曲増原さんのオリジナル曲をセレクト。
2ndセットのオープニングの堀さんのオリジナル曲「I'll Be Back There」はまだあまりライヴでは演奏されていない曲とのこと。ツアーでのライヴも多い堀さんならではのタイトル曲でした。
2曲目は堀さんが奥さんのために書いた曲「But, She Likes Waltz」。こちらも曲名のエピソードとともに演奏くださいました。
増原さんのオリジナル曲は、ベースの演奏に長けた増原さんの生徒さんの名前に由来してタイトル付けされた「Indigo Blue」、そしてクラシック好きでもある増原さんがチャイコフスキーを連想してタイトルにした「Hope For Pyotr」、この曲はアルコ弾きで演奏されます。

そして最後の2曲は、去りゆこうとしている夏をイメージして「Estate」と「Samba do Avião」がセレクト。

堀さんと増原さんのデュオにて、今宵もジャズが持ついろんな魅力の紹介とともに、うつくしい曲はよりうつくしく、ホットなナンバーは“heart hot, play cool”な演奏で聴かせていただきました♪
聴いているお客さまも、思わず顔がにんまりしてしまうほど、でした。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、”heart hot, play cool"なジャズのひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪
 
♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Fantasy In D
2. Martha's Prize
3. Clockwise
4. Holy Land
5. I'll Let You Know
6. Firm Roots
 
<2nd Set>
1. I'll Be Back There (堀さんオリジナル曲)
2. But, She Likes Waltz (堀さんオリジナル曲)
3. Indigo Blue (増原さんオリジナル曲)
4. Hope For Pyotr (増原さんオリジナル曲)
5. Estate
6. Samba do Avião

<End>
If I Were A Bell