6月21日のサローネは、沖縄三線奏者の青 玲歌さんとピアニスト たかぎふみのりさんによりますデュオユニット「てんびん座」のライヴ、「歌語れ」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます。

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てんびん座」は、沖縄三線の弾き語りで活動する青 玲歌さんと、ブルースピアノのシンガーソングライターとして活動する たかぎふみのりさんが組んで、三線とピアノによる新しい音楽を追求しているユニットです。

6月23日は"オキナワ"にとって、とてもとても大切な日。
そしてその大切な日を機に、沖縄で始まった「うたの日」。
うたの日についてはこちら。)

その「うたの日」を祈念致しまして、私たちのお店でも沖縄の伝統音楽、伝承民話を伝えるライヴ「歌語れ」を開催致しています。

沖縄の方は歌がとても好きな方たち。
そして「琉球文化」に誇りを持っている方たちです。
沖縄出身ではないけれども、沖縄のルーツに持つ青さんは三線と歌を通して沖縄のことを知り、そしてそれを伝えることを続けています。

今回も沖縄の民謡、そして沖縄民話の朗読を交えて、沖縄のことを伝えてくださいました。

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今回の沖縄の民話は「クスケーの由来」。
欧米の方は誰かがくしゃみをすると周りの人が、たとえば英語圏の人だと「(God) Bless You !」と声をかけます。
これは「くしゃみをするとその人の肉体から魂が抜けだして病気になるという迷信」があるからなのですが、これとまったく同じ文化が沖縄にはあります。
沖縄では誰かがくしゃみをすると周りの人が「クスケーヒャ」と声をかけてくれるそうです。
その掛け声の由来についての民話を青さんが読んでくださいました。

1stセットは沖縄の民謡、そして沖縄で生まれた歌の演奏。
沖縄の方は本当に歌うことが好き。
そして歌を通じて、子孫へ教えを伝えます。
それは教訓だったり、忘れてはならない悲しい出来事だったり。

歌にして伝え、歌にすることで癒され、勇気をもらい、そして歌を自由に歌う悦びを感じる。
これもひとつの平和祈念のカタチです。

2ndステージでは、沖縄三線とブルースピアノの「てんびん座」ならではのオリジナルソングのライヴ。
カヴァーソングや石垣島を訪れた時に生まれた壮大なテーマの新曲「がじゅまる」 など、新曲も加わっていました。
さよなら rain」 や「もう一杯いこう」といった愉しいお酒ソングに、そして「てんびん座」初のオリジナル曲「いちばん星」など、ユニットのオリジナルの世界もますます展開されている「てんびん座」。

アンコールは、阪神淡路大震災の時に生まれた歌「満月の夕」。
これも「てんびん座」のお二人が歌い継いでいきたいと願う歌です。

“うた”があることでもらえる勇気。
“うた”とともに伝えられる氣持ち。
“うた”を自由に歌えることのすばらしさ。
これからも続いていきますように♪ 

来場くださいました皆さまと、歌を聴き、歌を歌うひとときをシェアできましたことに感謝致します♪

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 月ぬかいしゃ
2. 島唄
3. 童神
4. 沖縄民話読み語り 「クスケーの由来」
5. 十九の春
6. さとうきび畑
7. オジー自慢のオリオンビール

<2nd Set>
1. テネシー・ワルツ
2. カエルのおっさんの歌
3. 海になりたい
4. がじゅまる
5. もう一杯いこう
6. さよなら rain
7. いちばん星

<Extra>
満月の夕

1st-1,5:青 玲歌さんソロ