本日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります、中国茶文化をすべからく学ぶことができる品茶会、「馨華 中国茶品茶会」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

本日のテーマは「紅茶」。

中国茶の種類のひとつ「紅茶」は完全発酵茶です。
原産地のひとつは中国の雲南省で、中国紅茶の名品のひとつ「正山小種(ラプサンスーチョン)」の代替品として、似たような香りをフレーバーとして付けたものが「アールグレー紅茶」だったりするように、中国紅茶は世界中の紅茶の基礎でもあります。

本日、味わいましたお茶です。
 
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(上左) 天使の微笑:馨華オリジナルの紅茶のラインナップのひとつ。深い蜂蜜のような香り、それでいて清らなか水のような味わいの紅茶でした。
(上右) 相思相愛:紅茶の名品のひとつ、正山小種です。品のある芳香は甘露のようで、香り同様味わいも甘露のような上品な味わいでした。
(中左) 会心の笑:青茶に桂花(金木犀)の香りを移した馨華オリジナルのお茶。今年の会心の笑は香りも味わいもまろやかです。
(中右) 黄金の香:雲南省の紅茶。ほのかに、でもたしかに香る甘露のような香り。そして口に含むと水のようにすぅーっと身体に入ってくるお茶。名品ならではのお茶の味わいです。
(下左) 貢菊花茶:菊の花だけで造られたお茶。清々しい香りと心地よい菊の味わい。そのあとで残る甘さ。秋の疲れた身体を癒してくれる味わいでした。


今回、秦さんがご紹介くださった漢詩は、「秋の風情」を詠った漢詩2篇。
一篇は宋の時代の柳永の「霖铃」。好きな人と別れいく情景を詠った詩で「愁」を感じる秋の漢詩です。
もう一篇は唐の時代の王維の「山居秋暝」。こちらは、隠居生活を送る中で秋独特の清らかさと音の風情を詠んだ詩です。


今回のお茶菓子は7月の品茶会で使った天下無双を使ったクリームチーズのミルフィーユを創りました。

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口に含むと香り立つ玉蘭の香りを活かすために、冷菓にしてみました。♪

今日は、秦さんが新しい茶盤を持ち込んでくださいました。

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黒檀の一枚木で造られた茶盤です。
雄大な自然を愉しむ人のデザインがあしらわれているステキな名品でした。