今日は19:30より、馨華(シンファ)代表の秦さんによります中国茶の品茶会を行いました。

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今回は‘中秋の名月’にちなみまして、お茶請けとして秦さんに月餅をご用意いただきました。
また、漢詩も2つ、秦さんに朗読していただき、その世界を愉しみました。
紹介いただいた漢詩は蘇軾の「水調歌頭」と李白の「關山月」です。
中国では中秋の名月は遠く離れている家族も集まって団欒するという風習があるそうで、どちらの漢詩も集まることができないことを寂しく想う詩情が詠まれたものです。

(ちなみに蘇軾の「水調歌頭」はテレサ・テンが歌った「但願人長久」の原詩になります。)

さて、お茶です。

今回は3種類のお茶を愉しみました。

ひとつめは馨華オリジナルの玉蘭の香りのお茶、その名も「初恋之香」です。
水出しとお湯だしの二つの飲み方で味わいました。
玉蘭の甘?い香りが実に豊かで、まろやかな味わいのお茶です。

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一緒に頂いたのは‘珈琲杏仁’、コーヒー味の月餅です。
ほんのりと香るコーヒー、それにも負けない玉蘭の香り。
絶妙のハーモニーでした。

ふたつめはこれも馨華オリジナルの紅茶、その名も「浪漫之蜜」です。
花の蜜のような柔らかい甘さが感じられる上品な紅茶です。

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一緒に頂いた月餅は2種類。
ひとつめはブルーベリーが皮に練りこまれたタイプ。
もうひとつはマーマレードのような柑橘系の餡のタイプ。
紅茶と実に相性の良い月餅です。

そして今回のメイン、生プーアール茶です。
黒茶として良く見かけるプーアール茶のイメージとはほど遠い、なんとも上品でまろやかなプーアール茶。
水色も煎が重なるほどに淡いピンク色が濃くなってきます。

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一緒に頂いた月餅は卵の黄身などが入った、塩味がほど良く効いた月餅です。
これがまた生プーアール茶と合うのです。

月餅といってもいろんな種類があることも、今回の品茶会で皆様に愉しんでいただけました。

次回は年が変わりまして、2010年2月6日に開催となります。