本日は、「身体に備わっている健康機能を100%目覚めさせる」ための姿勢と食養の智慧をお伝えするビューティー講座、「徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からの3回講座のテーマ「スキンケア」の最終回。個別テーマは「疲労回復」 でした。

食養では、 「疲労の原因別食養生」というテーマでお話いたしました。
中医学には「肌は内臓の鏡」 という言葉があります。内臓機能の低下は肌に症状として表れる、という意味です。
今回は、ニキビや吹き出物が顔や首に出る部分と五臓の機能低下の関係をご紹介いたしました。
また生理学的観点から、「内臓疲労」 についてご紹介しました。

□ 何となく疲れていて、身体が重い感じがしてだるい
□  毎日寝ているが、疲れが取れない感じがする
□ 食欲がなく、胃がもたれている感じがする
□ (胃腸の調子が悪く)下痢や便秘をする

などの症状がある場合、胃や腸、肝臓、膵臓などの内臓が疲労していて、消化機能が低下するとともに、エネルギーが無くなってスタミナ切れになり、さらには肉体までも疲れてしまっている、かもしれません。
そんな時に、「スタミナ付けなきゃ!」と肉類を食べると、内臓はますます疲れてしまいます。

内臓疲労に効果的なのは内臓を休ませてあげることです。
お薦めは寝る前の飲食を控えて、睡眠時間中に消化系の内臓をしっかりと休ませてあげること。
日常的に、身体と心と同様に、内臓も休ませる時間を作ることができれば、疲労した内臓も徐々に回復していくでしょう。

今回ご紹介した試食メニューは、疲労が溜まっているときや、新陳代謝が悪いときにお薦めの食材であるアボカドと、身体を温めてスタミナを付ける食材のエビ、そして美肌効果のあるヨーグルトを使ったサラダです。
爽やかな酸味で食欲も刺激するメニューです。

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姿勢では、「身体にたまった疲労のとり方」 というテーマでお話くださいました。

まず、「疲労とは?」というお話から。
「疲労」とは、身体的・精神的に疲れ作業効率やパフォーマンスが著しく低下した状態、を言います。
「疲労」は生体の3大アラームのひとつです。(残りは「痛み」と「発熱」です。)
「疲労」は身体からの「休息の欲求」 です。このサインをしっかりと受け取らないと疲労が慢性化してしまいます。
そのためには、「脳疲労」を解消することも大切になってきます。

「疲れない」ということは無理な話です。
大切なのは、「疲労を上手にリセットする」ことです。
また「疲労を溜めない」ことも重要で、その解消方法のひとつが「骨で立つ姿勢」 を身に付けることです。

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 今回のエクササイズは、「脊柱起立筋」をしっかりと働けるようにする「スーパーマン」エクササイズです。
これによって、疲れにくい身体を手に入れやすくなります。
皆さん、ぜひ日々実践してみてください♪