本日は、ご自分の五感をフルに使ってワインが語る物語を感じ取りそしてワインについて識る、実体感型ワインテイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

現在のクールのテーマは「基本の葡萄品種」、そして今回の個別テーマは「旬が命の葡萄品種」でした。 
テイスティングしていただいて、品種を見事に当てられた方もいらっしゃいました。
今回取り上げました葡萄品種は、「ソーヴィニヨン・ブラン」でした。 

しっかりとした成分から成り、清涼感があり、ワインにとって好ましい酸を充分含み、ドライな味わいのワインになる、人気の葡萄品種です。
 世界中のいろいろな場所で造られている葡萄品種で、味わいは気候で影響を受けるものの、特徴的なアロマはどこで造られようが、さして影響を受けません。
そのキィと香りは、生のグーズベリーの香り、ブラックベリーの葉の香り、芝の香りともいえる、はっきりとした「緑葉」の香りです。
 また銃を打ったような香り(ワイン表現で「フリンティ(硝煙香のある)」といいます)のニュアンスがするものもあります。

 ソーヴィニヨン・ブランは、まさに“速さ”が身上の葡萄品種です。この葡萄品種から造られるワインは、年月を経ると、えも言われぬ複雑さが加わる、というのとは縁のないワインなので、若くてフレッシュなうちに飲むのに適したワインです。
 この葡萄品種から造られたワインは酸味が強いのが特徴で、ほとんどがドライかセミドライです。香りに余韻があることは珍しく、口に含むと強いインパクトを感じますが、その感じもサッと消え去ってしまいます。
 
 今回用意したワインはソーヴィニヨン・ブランの名醸地からセレクトしました。 
 ロワールの東半分の名醸地で、ソーヴィニヨン・ブランが造られる場所としては最も気温の低いところのひとつであるサンセール。
 この葡萄品種のワインにて世界に知られるようになったニュージーランド マールボロ地区。
 その2大リージョンのワイラウ・ヴァレーとアワテレ・ヴァレーのうち「青いアロマ」の要素が強めにワインに現れるアワテレ・ヴァレー。
 そして 「青草のような香り」をもたらす芳香成分を好まないアメリカ市場において、この葡萄品種のワインを「フュメ・ブラン」として販売し、成功を収めたロバート・モンダヴィのワイン。 

皆さん、それぞれにソーヴィニヨン・ブランのワインの特徴を捉えてくださいました。

今回テイスティングしたワインのノートは下記の通りです。

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