本日は、「いつまでも若々しく健康でいたい方」へ姿勢食養の智慧をお伝えするビューティー講座「徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

今月の大テーマは「質の良い睡眠」です。

食養では「睡眠と食養」というテーマでお話致しました。
中医学的体質による睡眠障害のタイプとお薦めの食材をお伝え致しました。
水分代謝がうまくできない「水滞体質」の方は「眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう」症状が見受けられます。
身体に潤いや栄養を与える「」が不足がちな「血虚体質」の方は「眠りたいのに眠れない」症状が見受けられます。
身体を動かすエネルギーである「」の巡りが良くない「氣滞体質」の方は「頭の中にいろいろ考えが浮かんで寝付けない」症状が見受けられます。

今回の食養の試食は、「血虚体質」の方にお薦めの食材で作った「ドライフルーツのプディング」です。

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血を補ってくれる作用のあるアンズやイチジク、卵、そして牛乳を使ったレシピです。

また「氣」が頭に上っていると自律神経を乱すトラブルにつながります。
なので「氣」を丹田に落とすイメージ法もお伝え致しました。
「丹田」というとお臍の下あたりをイメージされる方も多いかと思いますが、そこよりももっと下、恥骨あたりに意識を持っていきます。そうすると体の重心もとても安定します。
その違いを、中尾先生に「眉間」そして「恥骨」それぞれに意識した状態を保ってもらい、私が押して立位の安定度で見るというデモンストレーションを行いました。

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左が「眉間」に意識を持っている状態での実験、右が「恥骨」に意識を持っている状態での実験です。
日々いろいろと思い悩むことや考えることが多いと思いますが、判断するときはぜひ丹田に意識を持っていった状態で行ってみてください。

姿勢では「カイロプラクティックと睡眠」というテーマでお話くださいました。

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まず、「睡眠の意義」ですが、ずばり「心身を休めること」です。
睡眠は浅い眠り「レム睡眠」と深い眠り「ノンレム睡眠」の2つがあることは良く知られていますが、レム睡眠では「脳での記憶の定着」などが行われ、ノンレム睡眠では「成長ホルモンが分泌され、身体の修復や疲労回復」が行われます。
レム睡眠とノンレム睡眠はセットで90分サイクルで訪れ、寝て3時間後にもっとも深い眠りが訪れます。
この眠りのメカニズムを理解した上で、理想の睡眠サイクルが取れない場合でも、有効な睡眠が取れるように設計すると睡眠の効果を得ることができます。

また寝るときには副交感神経優位な状態にしたいので、刺激の強いスマホなどを寝る直前までみるのは、睡眠の観点からは好ましくありません。

いつまでも若々しい身体に再生されるためには、深い眠りがきちんと取れるように心がけましょう♪