本日は、「姿勢調整」と「食養」のふたつの内面からのうつくしさの智慧をお伝えするビューティー講座、
徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催致しました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

本日の大テーマは「質の良い睡眠」でした。

「食養」では、「睡眠と食養」というテーマで、不眠症の状態別食養をお伝え致しました。
試食として召し上がっていただいたレシピは「白菜と黒キクラゲの炒め物」です。

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白菜は「心を安定させる効果」がある食材とされています。
それと滋養強壮効果のある黒キクラゲをあわせて、潤い効果のあるゴマ油を使って蒸し煮炒めにしたものです。

眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう」方は、「水滞体質」の方に多い症状です。
このタイプの方ははとむぎとうもろこしなど、利尿効果の高い食材を摂ることをお薦め致します。
眠りたいのに眠れない」方は、「血虚体質」の方に多い症状です。
このタイプの方は白菜ゆり根などを食事に取り入れることをお薦め致します。
頭の中にいろんな考えが浮かんで寝付けない」方は、「気滞体質」の方に多い症状です。
このタイプの方はセロリニラなど香味野菜を摂って気を巡らすことをお薦め致します。

また、今日はリラックスのための「心を静める方法」をご紹介いたしました。
寝る前に体を洗ってきれいにするように、心もきれいにしてから眠りに付くと目覚めがよくなります。

「姿勢」では「カイロプラクティックと睡眠」というテーマで、お話いただきました。

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まず、睡眠の意義は「心身を休めること」。
肉体的疲労を回復して免疫力をアップし、精神的疲労を回復して心の落ち着きを取り戻すために必要です。
また、起きている時に脳が得た情報を整理し記憶の定着をするためや感情の調整をするためにも必要です。

スムーズな入眠をするためのポイントもいくつか紹介いただきました。
その中でも面白かったのは、25時間周期で働いている身体の時間的なズレが毎朝15分(30分説もあります)の日光浴をすることで脳を覚醒するセロトニンが分泌され、リセットされるということ。
さらには、セロトニンが分泌されてから14~15時間後に眠気を促すメロトニンが分泌されるのだそうです。
人体のメカニズムは本当に精巧にできているものだと、毎回感心させられます。

また枕の重要性はよく話題になりますが、マットレスなど敷布団もできたらある程度の周期で交換する方が良いそうです。

姿勢調整でも、寝る前に副交感神経優位となるリラックス状態の大切さが話されました。
特に、PCやスマートフォンは脳を覚醒する光が出ているので、遮光するか寝る1時間前以内には使用しないことがお薦めとのことでした。