本日は、「五感をフルに使ってワインを味わうテイスターを目指す」ワインテイスティングクラブ活動、
Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

本日は「ワインの起源」というテーマで、3種類のワインをテイスティングしていただきました。
地球の歴史上、自然界にワインが存在したのは、現在のワイン用ブドウ品種が誕生した1億4000万年前頃になると思います。
人が人為的にワインを造った物的証拠は6000年前です。

ワイン用蒲萄品種は、そのDNAの違いによって、欧州原産種(ヴィティス・ヴィニフェラ)、北米原産種(ヴィティス・ラブルスカなど)、そしてアジア原産種(ヴィティス・アムレンシスなど)の3種類があります。
今回は、この3種類の原産種系のワインをテイスティングしていただきました。

欧州原産種はカスピ海沿岸が原産地で、ワインもその周辺でまずは造られ始めました。
そのワインが「ワイン文化」として西洋へ広まったのに大きく寄与したのは、今のレバノンが位置する湾岸沿いを拠点としたフェニキア人と言えます。
ですので、欧州原産種系のワインはレバノンの赤ワインをテイスティングしていただきました。

今回はテイスティングと合わせて、ワインの広がりをざっと説明させていただきました。
今後、地域を軸にしたテーマでテイスティングを行う予定ですが、その時にも歴史に触れたいと思います。

本日テイスティングしたワインはこちらの3種類です。

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