本日は、「姿勢」と「食養」の二つの内面からうつくしく健康になる身体創りの智慧をお伝えする講座、「徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催いたしました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

本日のテーマは「ぎっくり腰」について、でした。

一般的に"ぎっくり腰"と称する症状は「急性腰痛」といいます。
その対策として有効なのは「筋肉の柔軟性を維持しておくこと」です。
そして筋肉を柔らかくするのに必要なことは、「身体が緊張せずリラックスしている」こと、「睡眠が十分にとれている」こと、そして「血流がよい」ことです。

以上の点を踏まえまして、「食養」では「よい睡眠を得る」対策に有効な「チーズと小豆」を使ったトーストと、「血流をよくする」のに有効な「あんずといちじく」を使ったヨーグルトのメニューを紹介いたしました。

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小豆とチーズは、身体に栄養と潤いを与える「」が不足しているだけでなく、「」を作り出すエネルギーが落ちている「血虚」体質の改善効果が期待される組み合わせです。
眠りたいのに眠れない体質は血虚タイプに多い症状でもあります。
あんずといちじくは、「」の流れが悪い「瘀血(おけつ)」体質の改善効果が期待される組み合わせです。

姿勢」では、より詳しく「ぎっくり腰」のメカニズムの説明がなされました。

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ぎっくり腰」は突然なる、というイメージがありますが、大きな衝撃が腰に掛かるような事故でない限りは、腰部に対して負荷(ストレス)がたまりにたまってなるものなのだそうです。
症状としては3つのタイプがありますが、主に腰椎椎間板関節が炎症を起こすタイプになると思います。

「ぎっくり腰」を防ぐ方法としては、「腰椎を前S字に維持すること」です。
腰椎は「可動箇所」というよりも「支える形」として機能することで本領を発揮する箇所。
具体的には、お相撲さんの四股の形のように腰部は固定のまま股関節を動かす動作が有効です。

そして、「ぎっくり腰」になってしまったら、痛みがまだ残っているうちに早めに調整することが再発防止、慢性化防止になります。

皆さんもぜひ、「ぎっくり腰」を未病のうちに対処してくださいね♪