本日は、体の内側から健康を創り、保つための「姿勢」と「食養」の知恵をご紹介するレッスン「徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます。

今回のテーマは「心と身体の関係」でした。
食養では、「感情と5臓の関係」についてお話致しました。
5行論では、5臓と関連して「5志」というものがあります。これはある特定の臓が弱まると出てくる感情をまとめたものです。

」が弱まると「」がでます。
 具体的には、怒りっぽかったり、イライラします。
」が弱まると「」がでます。
 具体的には、夢を見やすかったり、心配症になったり、不安感が強くソワソワして落ち着かない状態になります。
」が弱まると「」がでます。
 具体的には、くよくよ悩んだり、うまく話がまとめられずいつまでも話をしたりします。
」が弱まると「」がでます。
 具体的には、愚痴っぽく文句ばかりいったり、ポロポロと涙が出て泣き虫になったりします。
」が弱まると「」がでます。
 具体的には、ちょっとのことで驚いたり、根気がなく何事も長続きしなかったり、いつもビクビクしたりします。

今回、試食でお出ししましたのは「ほたてと春野菜のスープ」です。

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これは、「鬱な状態になりやすい」時にお薦めのメニューです。
肝機能を高める効果のあるホタテ、精神安定効果もある春菊、胃腸の働きを調える豆腐と大根を使ったメニューで、肝の機能バランス、脾のバランスを調え、「湿」対処も行えるメニューです。

姿勢では、「身体の歪みと心の関係」について、お話いただきました。

生理機能と精神状態、平たく言えば体と心につながりがあるか?
と言われれば、その答えは"Yes !"となるそうです。
では、外見から心にアプローチできるのか?
と問われれば、「ある程度は可能」なのだそうです。

例えば、疲れたときに元気を出すのは難しいですが、姿勢を良くすることでその後の疲労度を軽くすることができます。また疲労の長続きを抑えることができます。

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具体的には、目線を水平より上側に向けると、テンションを上げるホルモンが分泌されるそうです。
また胸郭を開くことで深い呼吸が行え、血流が良くなります。

 疲れた時ほど胸を張れ! 迷った時ほど声を出せ!
 震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!


です。

前向きな言葉とともに上向きな視線で元気で健康に生きましょう!