本日は、「姿勢」と「食養」の二つの内面からうつくしい身体になることを提唱するアクティヴィティ「徳し人<うつくしびと>のすすめ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございました。

「姿勢」担当講師 中尾先生からは、「膝のねじれ」というテーマで”膝関節”についてお話頂きました。

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下肢のジョイント部分である膝関節。
今回も骨格模型と解剖図を使って、膝関節の構造を丁寧に説明頂きました。
膝関節は屈曲(後方に曲げ縮める動き)の自由度が大きいものの伸展(前に曲げる動き)や側方動揺(横向きに曲げる動き)は靭帯などによって抑制されています。
膝関節は、上方から圧力とせん断動作で傷つきやすい関節です。
また、足の筋肉バランスの崩れによって捻れが起きる関節でもあります。
いわゆる、O脚、X脚という捻れ状態ですが、それが実際にはどういうもので、どういう理由でなるのかについても、詳しく解説頂きました。

「食養」は冬の季節の邪気である「寒邪」の説明と、その対策料理のひとつとして「ネギ餅」を試食していただきました。

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寒邪によって身体が冷え、それによって免疫能力や修復能力が低下したり、血流が滞ることによって顔色がくすんだり、肌や髪からツヤが失われがちです。
中医学では生命エネルギーのもとである「腎」が衰えるとされます。
ですので、この季節には以下のような食物を意識的に摂るのがお薦めです。

・「腎」を養うもの:黒ゴマ、黒豆、クリ、クルミなど
・血流をよくするもの:ニラ、ネギ、スッポン、羊肉など
・体を温めるもの:唐辛子、生姜、コショウ、エビなど