今日は、私たちのお店の中国茶メニューでもお世話になっております馨華(シンファ)代表の秦さん直々によります品茶会を開催致しました。
ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました。
毎年、この季節の品茶会は今年の緑茶の新茶を味わうのが通例となっています。
今年も美味しいお茶が取れたこと、そして年毎に味わいに違いがあることを感じながら、お茶を楽しみます。
今回楽しみましたお茶を紹介致します。
(上) 貴妃茘枝(青茶):ライチの香りづけを全くしていないのにライチの香りが口の中に広がるお茶です。
秦さんが6月11日から水出しをしていたお茶です。
12日間も水出しをしていても渋みが全くない柔らかい含みのある味わいでした。
(中左) 明前獅峰龍井(緑茶):龍井の産地の中でも良い茶を産む獅峰の龍井。毎年頂いているお茶です。
今年は甘さに加え、清々しさを感じました。
(中右) 貴妃茘枝(青茶):水出しで頂いたお茶をお湯出しで頂きました。
穏やかな味わいで、飲み干すとライチの余韻が長く楽しめました。
(下左) 径山寺茶(緑茶):今回のメインのお茶です。
径山寺が自分たちのために造っているお茶で一般に販売されることがないお茶です。
秦さんが6年前に譲り受けた貴重なお茶は、香りは穏やかになっているものの、味わいはまろやかでした。
径山寺は、文永4年(1267年)に南浦紹明(1235年~1309年)がこの寺より台子一式を持ち帰って、それが大徳寺伝わったとされるお寺で、中国読みの「キンザンジ」から金山寺と漢字が変わって、径山寺から伝来の味噌が日本では造られていることでも縁のお寺です。
(下右) 黄山毛峰(緑茶):外交の場で使われる国禮茶を頂きました。
いつもながらに上品で、何煎飲んでも甘味が衰えません。
今回、秦さんが吟じて下さった漢詩は3篇。
元稹の「茶」と温庭筠の「梦江南・千万恨」と「更漏子」でした。
元稹の「茶」は聴いてはもちろん、見ても美しい漢詩でした。
温庭筠の2篇はロマンティックで、このような漢詩が日本の国語の授業で取り上げられていたら、漢詩に対する感性の理解も変わるのではないでしょうか?
今回、創らせて頂きました中国茶を使ったスイーツは、馨華の「相思相愛」を濃いめに出してアイスクリームを創りました。
生クリームにも負けることのない、それでいて濃く出しても渋みがでない馨華の茶葉ならではの使い方です。
皆さま、今宵の品茶会はいかがでしたでしょうか?
次回は9月8日、重陽の頃に催します。
ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました。
毎年、この季節の品茶会は今年の緑茶の新茶を味わうのが通例となっています。
今年も美味しいお茶が取れたこと、そして年毎に味わいに違いがあることを感じながら、お茶を楽しみます。
今回楽しみましたお茶を紹介致します。
(上) 貴妃茘枝(青茶):ライチの香りづけを全くしていないのにライチの香りが口の中に広がるお茶です。
秦さんが6月11日から水出しをしていたお茶です。
12日間も水出しをしていても渋みが全くない柔らかい含みのある味わいでした。
(中左) 明前獅峰龍井(緑茶):龍井の産地の中でも良い茶を産む獅峰の龍井。毎年頂いているお茶です。
今年は甘さに加え、清々しさを感じました。
(中右) 貴妃茘枝(青茶):水出しで頂いたお茶をお湯出しで頂きました。
穏やかな味わいで、飲み干すとライチの余韻が長く楽しめました。
(下左) 径山寺茶(緑茶):今回のメインのお茶です。
径山寺が自分たちのために造っているお茶で一般に販売されることがないお茶です。
秦さんが6年前に譲り受けた貴重なお茶は、香りは穏やかになっているものの、味わいはまろやかでした。
径山寺は、文永4年(1267年)に南浦紹明(1235年~1309年)がこの寺より台子一式を持ち帰って、それが大徳寺伝わったとされるお寺で、中国読みの「キンザンジ」から金山寺と漢字が変わって、径山寺から伝来の味噌が日本では造られていることでも縁のお寺です。
(下右) 黄山毛峰(緑茶):外交の場で使われる国禮茶を頂きました。
いつもながらに上品で、何煎飲んでも甘味が衰えません。
今回、秦さんが吟じて下さった漢詩は3篇。
元稹の「茶」と温庭筠の「梦江南・千万恨」と「更漏子」でした。
元稹の「茶」は聴いてはもちろん、見ても美しい漢詩でした。
温庭筠の2篇はロマンティックで、このような漢詩が日本の国語の授業で取り上げられていたら、漢詩に対する感性の理解も変わるのではないでしょうか?
今回、創らせて頂きました中国茶を使ったスイーツは、馨華の「相思相愛」を濃いめに出してアイスクリームを創りました。
生クリームにも負けることのない、それでいて濃く出しても渋みがでない馨華の茶葉ならではの使い方です。
皆さま、今宵の品茶会はいかがでしたでしょうか?
次回は9月8日、重陽の頃に催します。