姿勢と食の2つのアプローチで「内面を調えそのうつくしさが外面に表れる人」、それを私たちは大和言葉を使いまして「徳し人<うつくしびと>」と名付けました。
その徳し人になることを提案する「徳し人のすすめ」の第一回目を本日開催致しました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございました。

姿勢担当講師は ゲンキノモト。姿勢調整研究所に所属、カイロプロクテクターでもある中尾修二さん(左)。
そして食担当講師は私が担当致しました。

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姿勢の部 ]

初回にあたりまして、「姿勢ってなに?」という大テーマに沿って進行致しました。
そもそも、姿勢が悪いと何がいけないのでしょうか?
中尾さん曰く、①見た目が悪くなる(相手からの印象が悪くなって損をする)。②肉体的悪影響がでる。③精神的悪影響がでる(試しに、うつむいた状態で「私ってめちゃくちゃ元気!」と言ってみましょう)。の3つの悪影響があげられます。

身体が歪む要因はたくさんあります。それこそ、身体が全く歪んでいない人はいないでしょう。
要は歪みが許容範囲に収まっているかどうか、です。

そして「徳し人への道」の第一歩として「まずは自分の身体を知るべし」、ということで、参加くださった皆さまの身体チェックを中尾さんが診断してくださいました。

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中尾さんからのメッセージは、
「定期的に歯科検診を受けるように、普段から歪みチェック検診として、カイロプラクティックなどを利用してみてください。」です。

私もそうですが、カイロプラクティックなどは身体が悲鳴を上げてから利用されることが多いと思いますが、普段からのメンテナンスとして利用するのが好ましいんですね♪

食の部 ]

私は先人からの食の智慧として「薬膳」をベースにお話をさせていただきました。
今回は中国医学の基礎になります「整体観」を紹介させていただきました。

「整体観」とは「体はすべて整っている生命体として捉え対応しようとする考え方」のことです。
具体的には、目には見えないけれども各臓器や組織の働きを正常にコントロールする役割を担う「気」、いろいろなものを健やかに保つ作用を担う「血」、体内で冷却水の働きや潤いを保つ作用を担う「津液」の3つの身体の基本要素のバランスが取れているかどうかをチェックするアプローチです。

食の提案としましては、気・血の不足や生命をつかさどる腎の衰えによる疲労時にお薦めの料理としまして、「ニラ玉クッパ」を試食していただきました。

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私からのメッセージは、
「健康になることを目的に食を摂るのではなく、自分が心地よいと感じる食事を摂り続けていると知らず知らずのうちに健康になります。」です。
身体にいいものだからといって、「値段が高いなぁ~」とか「疲れているけど料理しなきゃ・・・」などとストレスに感じるようでは却って身体に良くない場合もあります。
出来合いのものもおいしいと感じながら食べると身体によい作用をしてくれます。
時と場合に応じて上手に食を楽しんでいただきたいと思います。


中国には、「肌は内臓の鏡、髪は血の余り」、という言葉があります。
健康な肌や髪は身体の中の状態を健康にすることで得られます。
そのためには、身体の各組織が正常に働くこと、その上で身体に必要な食を摂ることが必要だと、私たちは考えます。

次回から、テーマを少しずつ掘り下げてまいります。