今日は、パパマジカルさんによるマジックとマリリンさんによる芝居落語によるエンターテインメント、「パパマジックリン笑[SHOW]」を開催致しました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございました。

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今回も、マジック、その後、芝居落語、そしてマジックという演目で進行されました。

今回もマジックは驚きの連続!
鳩は飛び出すは金魚が出てくるは鰻は蒲焼になっちゃうはマリモはウサギになっちゃうは・・・。
今回の締めのマジックは剣で人の首を一突き!
私たちのお店始まって以来の大惨事! には至らずお客様の命に別状はございませんでした。

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今回の芝居落語は当初の予定を変更して「文七元結」を掛けてくださいました。
どんな話かと言いますと・・・

腕は立つのだが、無類のばくち好きの左官の長兵衛。
借金を抱えているところにさらにばくちで負けこんで、身ぐるみ剥がれて半纏一枚で賭場から帰される。
その娘のお久が、身売りをして金を工面し、父に改心してもらいたいので、吉原のとある店に頼み込んだ。
女将は、次の大晦日までに金を貸してやるが、大晦日を一日でも過ぎたら、女郎として店に出すという約束で、長兵衛に五十両の金を渡す。
その帰り道に吾妻橋にさしかかると、身投げをしようとしている男にでくわす。訳を聞くと、鼈甲問屋の奉公人(文七)で、お遣いに頼まれ、取りにいった売り上げをすられたので、死んでお詫びをしようというところだった。死んでお詫びを、いや、死なせねぇと押し問答が続いた後、長兵衛は、自分の娘のお久が身を売って五十両を工面してくれたことをはなし、その金でお前の命が助かるのなら、娘は死ぬわけではないのでと、無理矢理五十両を押し付けて、逃げるように帰ってゆく。 文七がおそるおそる主人の元に帰り、長兵衛からもらった金を差し出すと、それはおかしい、お前が遣いにいった先で碁に熱中するあまり、売り上げをそっくりそのまま忘れてきてしまったものを、先方は既に届けてくれて金はここにある、一体どこから、また別の五十両が現れたのかと、主人が問いただすと、文七はことの顛末を、慌てて白状する。 翌日、主人は何やら段取りを済ませ、文七をお供に長兵衛の長屋へと赴く。実は文七が粗相をやらかし…と、事の次第を説明し、五十両を長兵衛に返す。
またこれがご縁ですので文七を養子に、近江屋とも親戚付き合いをと、祝いの盃を交わし、肴をと、表から呼び入れたのが、近江屋が身請けをしたお久。後に、文七とお久が夫婦になり、近江屋から暖簾を分けてもらい、元結いの店を開いた。シャンシャン

こんな時代です。
「いっそ死んでしまったほうが・・・」と弱音を吐くこともありましょう。
「自分だって大変なんだ!人様のことなんかかまっちゃらんねぇ!」ということもまかり通るご時世とも言えましょう。
そんな時代だからこそ聴いていただきたかった人情噺でございました。

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皆さま、いかがでしたでしょうか?
次回は年明けて2月の予定でございます。
お楽しみにお待ちいただけましたら幸いでございます。