今日は、馨華(シンファ)代表の秦さんによります中国茶の品茶会を開催いたしました。

今回、頂きましたお茶は4品。

110226001

最初は‘百花之魁’(左上)。
緑茶である黄山毛峰に白梅の花香を遷したお茶です。
ほのかに香る梅、清々しい甘味の緑茶の絶妙な味わいのお茶でした。
2品目は‘岩花韻’(右上)。
武夷山にある秦さんの茶園の茶葉で造られた青茶です。
武夷山で造られる良質な青茶には‘岩韻’と称される独特の芳ばしい香りがあります。秦さんのこのお茶はまさに花のように上品で洗練された岩韻が感じられます。とても柔らかい味わいの青茶でした。
3品目は‘黄山毛峰’(左下)。
唐代に楊貴妃が愛飲したことでも有名な緑茶です。
本当に上品で甘いお茶です。何煎飲んでも薫り高く、柔らかい味わいの続くお茶です。
そして最後が‘東方美人’(右下)。
秦さんが淹れて下さるお茶は、名は同じでも今まで飲んでいたものとは別物ではないかというお茶が多いのですが、この東方美人もまさにそんなお茶でした。東方美人はこんなにも甘味があって柔らかく、上品な味だったのか?!と驚きの味でした。

そして今回の漢詩は3編。
いずれも「梅」を詠んだ詩(1編は詞)でした。
中国でも梅はどの花よりも先に咲くそうで、まだ寒々とした中、いち早く自然の中で紅白の色を見せてくれるのを喜ぶのは、中国・日本とも同じようです。

今回は他に、お茶を美味しく淹れる為に必要な要素や、礼楽などの儒教思想などなど、いろんな中国の思想文化にも花咲きました。

今回、御茶請けとして用意しましたのは、馨華のお茶を使ったゼリーです。

110226002

前回の品茶会で使った茶葉から新たに取ったお茶をゼラチンで固めました。白に近い色のゼリーが「月夜見」、オレンジ色に近い色のゼリーが「会心之笑」を使ったゼリーです。
これに馨華が造ったお茶を混ぜた蜂蜜、今回は‘恋文の香’の蜂蜜を掛けて食していただきました。

次回は、今回使用しました茶葉からまたご用意させていただきます。

次回は5月14日です。