今日は、「トークイベント 野口綾乃と音楽座ミュージカルの仲間たち」を開催いたしました。

今回のトークは、富永 友紀さん、そして鎮守 沙弥香さんが参加してくださいました。
トークはもちろん、司会進行を進める野口 綾乃さん。
今回はなんと、皆さんも前で歌まで披露下さいました。

今回は、夏に上演されました「Love of Seven Dolls -七つの人形の恋物語-」、そしてこの冬に上演されます「ホーム」についてトークが繰り広げられました。

「Love of Seven Dolls」で全身黒ずくめの衣装のキャストが居たのを覚えていらっしゃいますか?
そのキャストは‘存在’という名前のキャストだそうです。
‘存在’を初め、音楽座ミュージカルでは「目に見えないもの」というキャストがあるとのこと。
それは、「あるのは感じる。けれど目に見えず、だからはっきりとは分からない」ものを表そうとするキャストだそうです。

例えば、「縁」だったり「運命」だったり、日常生活でふと「不思議だなぁ~」とか「すっごい偶然ってあるんだなぁ~」と思うようなことがありませんか?

そんな時、実は目に見えないものが周りにいるんじゃないか?
それは一体どういうものなんだろう?

見えるものとは違って、見えないものはなかなか「これ」とはっきり提示できません。
追い求める人やその人のレベルによって、解釈はどんどん変化していく可能性があります。

そのため、音楽座ミュージカルの演目は同じタイトルであっても、「再演」というよりも「新作」に近いような変貌を遂げてしまうことも起こりえてしまうのですね。

次回作の「ホーム」でもそのようなキャストが表れるようです。

その次回作「ホーム」はまさに今創り上げて行っている段階。
その過程において、俳優さんたちは「身近な家族に感謝をきちんと伝える大切さ」を感じているそうです。
「感謝しなきゃ」、じゃなくて自然と「感謝しよう」と思える作品なのだそうです。
そんな気持ちで創り上げている作品。
なんだか、とっても大切なことを伝えてくれる作品になりそうです。
鎮守 沙弥香さんが歌ってくれた「ホーム」の中のステキなナンバーからもそれはとっても伝わってきました。

そしてその大切なことを自分もしっかりと感じられたらいいな!
共感できたることができる自分であったらいいな!
トークを聴きながら、そう私は思いました。

参加下さいました皆さまはいかがでしたでしょうか?

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