8月20日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

山口 廣和さんのギター演奏では、さまざまな奏法にて多彩な音や響きで音を紡いでいき、ギターという楽器の可能性の広さと深さを感じます。
また、7弦ギターの音域を活かしたソロ演奏は、時折、ベースソロのように、さらにはベースとギターのデュオのようにも聴こえます。

本日も山口 廣和さんのオリジナル曲を軸にしつつ、ジャズのスタンダード曲では有名な映画と同じタイトルでありながら映画では使われておらず、いわゆる便乗したタイトル、だけどステキな曲を取り上げて演奏、そして、サンバの曲ではギターをブラジルの打楽器“ビリンバウ”のように響かせるサウンドを織り交ぜて聴かせてくださいました。


そして、山口 廣和さんといえば、リュートの演奏。

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リュートは楽器の特性上、生音での演奏に限られ、その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適とのことで、毎回、演奏くださいます。
前回からバロック期の復元リュートでの演奏。

今回もルネサンスリュートの作曲者の曲、そしてバロック時代に活躍したリュート作曲者の曲と、チューニングの異なる曲を、セット毎に演奏くださいました。

また、バロック時代の音楽でも“即興演奏”は演奏者に求められていた
ということもあって、今回はリュート演奏でも即興演奏を織り交ぜて演奏されました。


アンコールでは、「どちらの楽器も」
というお客さまのリクエストに応えて、開放弦を活用しながら、リュートとギターとの双方演奏で演奏くださいました。

今宵も、山口 廣和さんならではの、楽器も、時も、クロスオーバーするソロライブでした。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様で多彩な魅力とバロックリュートの音色をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Ricercare (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Hand Me Down (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Rotisserie Faure (山口 廣和さんオリジナル曲)
4. Sonatas for Lute Nos.2(Sylvius Leopold Weiss)
prélude
allemande

<2nd Set>
1. Lop Ear (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Gone With The Wind
3. One Note Samba
4. Lachirimae (John Dowland)
5. Fortune (John Dowland)
6. Lute Song (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
My Romance

1st-4, 2nd-4,5, Extra:baroque Lute by 山口 廣和さん