3月15日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今月から「ニュージーランド」のワインを取り上げます。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今月から「ニュージーランド」のワインを取り上げます。
その3回目は「ホークスベイ地方」のワインを取り上げました。
ニュージーランドは、北島・南島の2つの島に広がり、南緯36度~45度、南北1,500kmにわたる細長い産地です。国土はおよそ日本の北海道をのぞいたサイズと言われています。
ニュージーランドは、北島・南島の2つの島に広がり、南緯36度~45度、南北1,500kmにわたる細長い産地です。国土はおよそ日本の北海道をのぞいたサイズと言われています。
人口はおよそ420万人(日本のおよそ30分の1)、羊はその10倍いると言われています。
ニュージーランドのワイン産地は海に囲まれた海洋性気候の地域がほとんどで、生育期間がゆっくりなのが、特徴です。冷涼な気候の元で造られるワインは非常にエレガントなものが多いです。
ニュージーランド北島のホークス・ベイはニュージーランドで最も古いワイン産地の一つとして知られていて、初めてブドウが植えられたのは1851年、最初にワインが販売されたのは1870年と記録されています。
そんなホークス・ベイを一言で表現するなら、
“温和な海洋性気候×砂利質土壌を持つニュージーランドのメドック
ホークス・ベイのボルドーブレンドは世界が認めるクオリティ”
小地区として特に名高いのが「ギムレット・グラヴェルズ・ディストリクト」。Gravelという名の通り、ボルドーに似た石がちの沖積土壌で、ボルドー風の赤ワインが造られるのも納得です。その西側にある「ブリッジ・パ・トライアングル」も、柔らかなテクスチャーをもつ高品質な赤ワインで評価を得ています。
温和な海洋性気候のホークス・ベイは、しばしばボルドーと似ていると言われます。
造られるワインはボルドー風なメルロ主体のブレンドが多いのが特徴です。
ホークス・ベイを語る上で欠かせないのがGimblett GravelsとBridge Paという2つのサブ・リージョンです。この2つのサブ・リージョンは内陸に位置していて、比較的温暖で土壌はともに砂利質の沖積土。石の多い表土を持つGimblett Gravelsは、石の蓄熱作用で日中は特に暑くなりやすく、夜間に熱が放出されます。このおかげでシラー、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンといった品種の成熟を手助けしてくれます。石の多い土壌は排水性が高いという特徴もあるため、降雨量が多くても灌漑が必要となる場合が多いです。
一方でBridge Paは砂と粘土の深い表土を持っており、保水性に優れるため灌漑が不要となることが多いです。
ホークス・ベイは何年にも渡って非常に高品質なボルドースタイルの赤とフルボディのシャルドネで世界的な評判を得てきました。
ホークス・ベイにはニュージーランドに植わる全シラーの約75%がありますが、それでもなお規模はわずか350ha程度です。
今回はニュージーランドのホークスベイ地方で造られたワインを、3種類取り上げました。
今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。