2月20日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

山口 廣和さんのギター演奏では、さまざまな奏法にて多彩な音や響きで音を紡いでいき、ギターという楽器の可能性の広さと深さを感じます。
また、7弦ギターの音域を活かしたソロ演奏は、時折、ベースソロのように、さらにはベースとギターのデュオのように聴こえました。

本日も山口 廣和さんのオリジナル曲を軸にしつつ、ジャズのスタンダード曲も多く演奏されました。
オリジナル曲では、まだリュートを弾いていなかった頃に、リュートのサウンドに想いを馳せた曲から、モダンジャズギターらしい進行の曲と、山口 廣和さんならではの幅広さで愉しませてくださいます。

そしてジャズのスタンダード曲では、ピアニストの巨匠の作曲作品やピアニストの巨匠が演奏して有名になった曲などを取り上げ、ギターのソロならではのサウンドで聴かせてくださいました。
特にこの日は、春を通り過ぎて初夏のような陽気だったことから、急遽、山口 廣和さんも初演というジャズのスタンダード曲「Spring Is Here」を演奏されました。


そして、山口 廣和さんといえば、リュートの演奏。

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リュートは楽器の特性上、生音での演奏に限られ、その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適とのことで、毎回、演奏くださいます。
前回からバロック期の復元リュートでの演奏。

今回もルネサンスリュートの作曲者の曲、そしてバロック時代に活躍したリュート作曲者の曲と、時代に沿って演奏くださいました。

そして、今回はさらに、バロック時代のリュート作曲者のソナタ第2番からプレリュードとアルマンドの初演がありました。
今後さらに、展開をしていく予定とのこと。

さらにアンコールでは、バロックリュートでジャズのスタンダードをベースにした即興の演奏。
今宵も、山口 廣和さんならではの、楽器も、時も、クロスオーバーするソロライブでした。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様で多彩な魅力をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Lute Song (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. My Spoon (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Crepuscule With Nellie
4. ますこみ (山口 廣和さんオリジナル曲)
5. Fortune (John Dowland)
6. Fantasia(Sylvius Leopold Weiss)

<2nd Set>
1. Nobody Is Watching (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Spring Is Here
3. Hand Me Down (山口 廣和さんオリジナル曲)
4. Sonatas for Lute Nos.2(Sylvius Leopold Weiss)
prélude
allemande
5. Dawn (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
improvisation(17世紀風 Bye Bye Blackbird)

1st-5,6, 2nd-4, Extra:baroque Lute by 山口 廣和さん