9月15日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今月はワインにおける「世界最古の共和国」の国のワインを取り上げる、と告知していました。
そんなサンマリノでは世界でも珍しいワインが造られています。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今月はワインにおける「世界最古の共和国」の国のワインを取り上げる、と告知していました。
その国とは「サンマリノ共和国」です。
サンマリノ共和国はイタリア半島の中東部にある小さな共和国で、国土は61平方キロメートル。
国内にある標高749メートルのティターノ山は、2008年にユネスコ世界遺産に登録されました。
その独特の景観は、『ルパン三世 カリオストロの城』の舞台とされています。
サンマリノ共和国は、キリスト教徒の石工マリノが、キリスト教を迫害したローマ皇帝ディオクレティアヌスから逃れ、ティターノ山の頂上に登り、隠れてキリスト教の信念に従って人々の小さな共同体を西暦301年に創設しました。
サンマリノは、13世紀から何世紀にも渡り中断されることなく続く唯一の独立した共和国で、サンマリノの憲法は1600年に制定され、現在も使用されている憲法としては世界で最も古い憲法です。
サンマリノは、13世紀から何世紀にも渡り中断されることなく続く唯一の独立した共和国で、サンマリノの憲法は1600年に制定され、現在も使用されている憲法としては世界で最も古い憲法です。
また建国以来、一度も戦争をしたことのない、とても平和な国です。
自分たちで守れる範囲だけの大きさで、広げようとはしませんでした。一度はナポレオンから広大な領土を提案されましたが、それを断り、自分たちの領土だけでいいと伝えたと、文献にも残されています。 今でも、軍隊を持たず、その平和を維持し続けています。
サンマリノは、世界で最も古い共和国であり、唯一生き残っている都市国家であり、ヨーロッパおよび世界の民主主義発展の重要な変遷を代表している国なのです。
そんなサンマリノでは世界でも珍しいワインが造られています。
東北で東日本大震災と津波が発生した際に世界中から支援が集まったのですが、サンマリノ人はもっと日本のために、何か一生残るようなことができないかと考え、日本の文化、哲学である神道にたどり着きました。力を尽くして神社本庁、宮内庁、外務省から許諾をもらい、伊勢の職人さんが社殿や鳥居を造ってくださって、やっとサンマリノに日本の神社ができました。
サンマリノの神社の隣には大きなブドウ畑があって、『SAN MARINO-JINJA WINE(神社ワイン)』を造っています。このワイン製造者たちは国家公務員です。これは世界でサンマリノだけの制度です。『SAN MARINO-JINJA WINE』のラベルは毎年、その年の干支をテーマにしています。
今回はサンマリノが醸造する神社ワインを、3種類取り上げました。
今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。