2月15日は、翻訳家 谷口 由美子さんが自ら手掛けられた英米児童文学の魅力をお伝え下さる茶論(サロン)トーク、「茶論トーク 英米児童文学の愉しみ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今回、谷口さんが取り上げました英米児童文学は谷口さんが翻訳された、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」でした。
娘ローズに自らの体験を語っていたローラに、書き留めておくことを薦めたローズ。
すでに作家として、また新聞社の編集者としても才能を発揮していたローズは、ローラの体験の覚書を「フィクション」にすることを提案します。
その覚書を、大草原のローラシリーズの作品との関係性の解説付きで出版されたのが「パイオニア・ガール」で、アメリカの著者パメラさんと関係性を築いた谷口さんが翻訳を担当されました。
日本語訳の方では、一連の大草原のローラシリーズとの関係性があることを題名からもわかりやすくするために、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」になりました。
谷口さんは、作曲家と編曲家の関係になぞらえて、ローラとローズの関係を説明されました。
「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」を読むことで、ローラのノンフィクションがどのようにして世界中で愉しまれる文学作品(フィクション)になったか? その味付け具合を愉しむことができます。
一例をあげると、ローラのお父さんや姉のメアリのキャラクターにふくらみを与えたりしています。
また「大草原のローラ」シリーズの「はじめの四年間」は、それまでのローラシリーズとは少し趣が異なることを感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由もご説明くださいました。
この本は、ローラも、そしてローズもこの世を去ってから出版された本。
この本の存在はローラもローズも知らないもの。
ローラが亡くなった後に、原稿が見つかり、それを元に出版された本なのです。
谷口さんが仰るに、「はじめの四年間」は文学作品「大草原のローラ」シリーズの続編、というよりも覚書「パイオニア・ガール」の続編と捉えるとよい、とのことです。
つまり、覚書のままではなく、いかに文学作品に仕上げるか、が「はじめの四年間」を読むと間接的にわかる、とも言えるかもしれません。
ローラとローズが、自らの体験を、どのようにして、誰もが愉しめる文学作品にしたのか?
その魔法を知りたい方は、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」を読むことをお薦め致します。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪
今回、谷口さんが取り上げました英米児童文学は谷口さんが翻訳された、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」でした。
娘ローズに自らの体験を語っていたローラに、書き留めておくことを薦めたローズ。
すでに作家として、また新聞社の編集者としても才能を発揮していたローズは、ローラの体験の覚書を「フィクション」にすることを提案します。
その覚書を、大草原のローラシリーズの作品との関係性の解説付きで出版されたのが「パイオニア・ガール」で、アメリカの著者パメラさんと関係性を築いた谷口さんが翻訳を担当されました。
日本語訳の方では、一連の大草原のローラシリーズとの関係性があることを題名からもわかりやすくするために、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」になりました。
谷口さんは、作曲家と編曲家の関係になぞらえて、ローラとローズの関係を説明されました。
「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」を読むことで、ローラのノンフィクションがどのようにして世界中で愉しまれる文学作品(フィクション)になったか? その味付け具合を愉しむことができます。
一例をあげると、ローラのお父さんや姉のメアリのキャラクターにふくらみを与えたりしています。
また「大草原のローラ」シリーズの「はじめの四年間」は、それまでのローラシリーズとは少し趣が異なることを感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由もご説明くださいました。
この本は、ローラも、そしてローズもこの世を去ってから出版された本。
この本の存在はローラもローズも知らないもの。
ローラが亡くなった後に、原稿が見つかり、それを元に出版された本なのです。
谷口さんが仰るに、「はじめの四年間」は文学作品「大草原のローラ」シリーズの続編、というよりも覚書「パイオニア・ガール」の続編と捉えるとよい、とのことです。
つまり、覚書のままではなく、いかに文学作品に仕上げるか、が「はじめの四年間」を読むと間接的にわかる、とも言えるかもしれません。
ローラとローズが、自らの体験を、どのようにして、誰もが愉しめる文学作品にしたのか?
その魔法を知りたい方は、「大草原のローラ物語 パイオニア・ガール」を読むことをお薦め致します。