12月23日は、「アリスの国の不思議なお料理(ジョン・フィッシャー作 開高道子訳)」のレシピを実際に創って、みんなで味わうお料理会、「アリスの国の不思議なお料理会」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

1862年7月4日、ルイス・キャロル率いる一行はランチボックスを手にボートに乗り込みテムズ川を川下り♪
アリスを含むリデル姉妹にねだられて即興で作ったお話が「アリス」のお話です。
その時のお話をさらに膨らませて後に、1865年の同じく7月4日に出版されたのが「不思議の国のアリス」。
その続編として出版されたのが「鏡の国のアリス」。
クリスマスの日に鏡の国に迷い込んだアリスのお話で、今年で出版150周年を迎えます。


アリスの世界でたくさん登場する食べ物に関する記述を体験してみたいと言うファンのために、その世界をレシピにしたのがジョン・フィッシャー著「アリスの国の不思議なお料理」です♪
その中から、今回は鏡の国のアリスにちなんで、3品をクリスマス時期に再現して実際に食べてみました。 

今回も、アリスコレクターの方による、件の物語のシーンの解説とともに、皆さんで実食していただきました。 

最初にお出ししましたのは「ミンスパイ」。

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「甘いおかゆとミンスパイ」はアリスと会話する“蚊”が生きるために食べているものとして答えるものです。
フィリングは作ってからじっくりと時間を掛けて寝かせるのがコツ、とレシピにはなっています。


2皿目は「羊の脚のロースト」です。

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女王に戴冠したアリスを祝う宴で料理として出てくる「羊の脚」。
そのやり取りでアリスは食べることが叶わないのですが、「アリスの国のお食事会」では羊の脚と紹介を交わさないので、みなさん切り刻んで食べられました。

3皿目は「特性かた焼きビスケット」です。

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アリスが赤の女王と出会う場面。
ものすごいスピードで走りながら、パサパサしたビスケットを水分を取らずに食べることになるシーンです。
レシピでは牛乳などの水分を一切使わないようになっています。


今回もアリスコレクターの方が同席くださり、貴重な情報をいろいろとお話くださいました。

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(これは、日本で最初に訳された“鏡の国のアリス”の実物です)


2021年も参加下さいました皆さまとともに、不思議なお食事会を愉しむことができて嬉しいです♪
ありがとうございます♫