12月17日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2021年1月より、「イタリア」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトして開催しております「Wine Lovers Club」。

アルプス山脈の南側から地中海に張り出した細長い地形のイタリアは、温暖で日照にも恵まれ、ブドウ栽培に適した環境であるため、国土のほとんどの地域で昔からワインが造られてきました
イタリアワインの魅力はなんと言ってもその多様性500種を超えると言われる土着品種に特化したり、国際品種を上手に取り入れながら、多様な気候と相まって土地の個性を表現したワインが生み出されています。

イタリアワイン産地を巡る旅の7箇所目は「カンパーニャ」を取り上げました。

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カンパーニャ州は、ナポリ、アマルフィ海岸、ポンペイ遺跡など、風光明媚な観光地として人気の州。古くから南イタリアの中心都市として栄えてきた歴史を持ち、ワイン造りの歴史も古くローマ時代には高品質で高価格なワインを造る産地でした。

カンパーニア州で造られる赤ワインと白ワインの生産量はほぼ同じ割合で、観光客が多いため州内のワイン消費量が生産量を上回っています。

そんなカンパーニャ州の中で、今回はイスキア島のワインを取り上げました。
ナポリ湾内の島で一番大きな島がイスキア島。火山性の地質をもっていて、島のあちこちから温泉がわき出しています。世界中から旅行者が集まる人気の島ですが、特にドイツ人に人気です。ドイツ語が公用語?と思うほどドイツ語に溢れ、ほとんどのホテルやレストラン、お土産屋さんも英語が通じます。

イスキア島には、紀元前8世紀中頃、ティレニア海遠征にやってきたギリシャ人が島の西側に移住して、植民市ピテクサイを設けたといわれます。ギリシャ本土やイベリア半島、ナポリを結ぶ地中海交易の中継地として発展しました。

温暖な気候と湧き出る温泉、美しい海岸が魅力的な美しいイスキア島は、古くから高品質なワインを造っていた土地でもあります。
1966年、イスキアD.O.C.はイタリアで2番目にDOCに認定されました。イスキア島の崖沿いの段々畑では今も手作業で昔ながらのブドウ造りが行なわれています。


今回はイスキア島で、注目のワイナリーのワインを3種取り上げました。
今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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