5月25日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント、「Monday Night Live」を緊急事態モードで開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの五十嵐 歩美さん、クロマチックハーモニカ奏者の マツモニカさん とギタリストの 長澤 紀仁さんによりますトリオ・ユニット「あゆもにじん」です。

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小さな音の楽器の代表格、アコースティックギターとクロマチック・ハーモニカ。
そして、小さいながらも大きな音が出せるヴァイオリン。
この3つの楽器がカフェ・ユーでは“生音”でバランスを取りながら、ブラジル音楽特有のリズムは長澤さんのギターで創り出し、そのリズムにのってクロマチック・ハーモニカとヴァイオリンがメロディーを分けあったり、ハモリあったり、ソロを三人で回しあったりと、「あゆもにじん」にしかできないブラジル音楽アンサンブルを奏でます。


ボサ・ノーヴァが似合う夏を思わせるような陽気となたこの日。
オープニングはアントニオ・カルロス・ジョビンの「Desafinado」からでした。

ポルトガル語で“(大きめの)蛙”を意味するタイトルが付いた曲「A Rã」は、ブラジルの人が表現する蛙の鳴き声が歌詞になっています。
この曲では、五十嵐さんが、ヴォーカルでブラジルの、そして日本の蛙の鳴き声で歌い分けてくれたり、長澤さんがギターで、マツモニカさんがクロマチックハーモニカで鳴き真似を披露くださったりと、夏の風物詩をも愉しませてくださいました。

Desde Que O Samba É Samba」では、この日がお誕生日、というお客さまのために「ハッピーバースデーの歌」が織り込まれたり、
五十嵐さんのオリジナル曲「Voz de Pão」では、クラシックの名曲のフレーズをアドリブで組み込んだり、と遊び心たっぷりな演奏に、お客さまも笑顔になっていました。

Estamos Ai」とは、ポルトガル語で「(私は)ここに居るよ」という意味。
使い方としては、たとえば、落ち込んでいる人にこの言葉を掛けると
「一緒にいてあげるから」
という感じの意味になるのだそうです。

それはまるで、どんな状況にあっても
「私たちは生演奏をするよ。」
「ここに音楽があるよ。」
と、語りかけてくるような音楽、そして演奏でした。


小さな空間だからこそできる、楽器の音そのままでの生演奏は、
だからこそより身近に感じることができる演奏でもあります。

うつくしい演奏と、愉しいトークで
限りある時間の中でも、たっぷりと愉しませてくださった「あゆもにじん」。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、うつくしい曲をうつくしい演奏で、それも生音で、堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
1. Desafinado
2. Fotografia
3. A Rã
4. Desde Que O Samba É Samba
5. Estamos Ai
6. Voz de Pão (五十嵐 歩美さんオリジナル曲)
7. Porta Bandeila (長澤 紀仁さんオリジナル曲)

<Extra>
Samba de Uma Nota Só