3月20日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

ただいま、「フランス」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトして開催しております「Wine Lovers Club」。
フランスの“ワイン産地”にフォーカスして、さまざまなフランスワインの産地を巡っています。

フランスワイン産地を巡る旅の第8回目は前回に引き続き「ローヌ」で、ローヌ原産の品種「シラー」の北ローヌと南ローヌでの味わいの違いについて、テイスティングをしました。

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シラーには二つの側面があります。
ひとつはむせかえるような野生の香りと強靭なタンニンを備えた「パワフルな性格」。
もうひとつはピノ・ノワールと間違えるような華やいだ香りと鮮烈な酸を伴う緻密な構造を備えた「上品な性格」です。正反対とも言えるようなこの二面性のバランスこそが、優れたシラーを特徴づけます。
 
上品な性格」の側面は、シラーの中心的産地、北ローヌで最大に発揮されます。とくに1割ほどのヴィオニエが混植・混醸されたコート・ロティの南側のワインは、妖艶な香りとなめらかな質感があります。
一方で「パワフルな性格」の側面は南ローヌで強調されてきます。

また南ローヌの特徴的なブレンド、グルナッシュとシラーと補助品種のワインも合わせてテイスティングしました。
 

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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