U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

【Galleria U_U】 春は花 夏は緑 秋はもみじで冬はさむい 絵は新津隆康

10月になりました。
10月から11月のガレリア・ユーの展示は、「新津隆康展 ~春は花 夏は緑 秋はもみじで冬はさむい 絵は新津隆康~」展を開催致しております。

花や木、山や川・・・そして輝く太陽。私たちの目に馴染み深い、そこここにある自然をモチーフに、シンプルでありながら力強い筆致と鮮やかな色彩で描かれた油彩画。

洋画でありながら、和の魂と生命力が滾々と湧き出ているかのように感じます。

もしかすると、心の奥底に実は密かに抱いているある種の「ほとけ」や「浄土」のようなものを形にしたら、こんな風景なのかもしれません。

力強さとポジティブさ、そこに人間らしいユニークさのエッセンスをミックスしたようにも感じる油彩画展。

ぜひご覧ください。

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作品展は11/30(土)まで開催します。
大塚店地図
東京都文京区大塚3-5-4 茗荷谷ハイツB1F
Tel/fax 03-3944-2356

東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅下車
2番出口を出て左折 徒歩5分


来店の折にはカフェオーダーをお願いいたします
※休館日時がございます。詳しい情報はこちらの“Event Schedule”ご覧いただきますか、
 03-3944-2356 ガレリア カフェ ユーにお電話にてご確認ください。

【Salone report】 2024.10.22 茶論トーク 英米児童文学の愉しみ

10月22日は、翻訳家 谷口 由美子さんが自ら手掛けられた英米児童文学の魅力をお伝え下さる茶論(サロン)トーク、「茶論トーク 英米児童文学の愉しみ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

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今回、谷口さんが取り上げました英米児童文学は、「ルイザ・メイ・オルコットの作品世界」でした。

ルイザ・メイ・オルコットと言えば「若草物語
と連想される方も大勢いらっしゃると思いますように、「若草物語」はルイザ・メイ・オルコットの代表作であることは間違いありませんし、「若草物語」を抜きにルイザ・メイ・オルコットを語ることはできないと思います。

ですが谷口さんの茶論トークでも、ルイザ・メイ・オルコットのいろんな作品を紹介してきたように、「若草物語」以外にもルイザ・メイ・オルコットのすばらしい作品があります。
今回は、そんなルイザ・メイ・オルコットの「若草物語」以外の作品にもスポットを当てての茶論トークでした。

ルイザ・メイ・オルコットは、17歳の時に文学作品を出しているように、「若草物語」の前からもさまざまな作品を執筆していました。
その作品は、「若草物語」の中で、ベア先生が「そのような作品を書いてはいけない」と苦言を呈したような作品が多かったそうです。

そんなルイザ・メイ・オルコットの最初のヒット作が「病院のスケッチ」という、ルイザが南北戦争の傷病者の手当のお手伝いをした実際の経験をまとめた作品だったそうです。
このことから、ルイザは「リアルなことが人の心を打つ」ことに気づかせました。

そして、この傷病人を手当てした経験が、ルイザに1回目のヨーロッパ旅行の付添人のチャンスをもたらします。
そして、この1回目のヨーロッパ旅行と自身の4姉妹の話から「若草物語」の1巻目が生まれます。

若草物語」の1巻目が生まれた1868年、白人のアメリカ人の関心ごとは、自分たちのルーツである「ヨーロッパに行くこと」でした。
その中でも憧れの地とされたのが“フランス”だったそうです。

この「白人アメリカ人のフランスへの憧れ」をギュッと作品に込めたのが、谷口さんが訳された「8人のいとこ」シリーズです。

また、谷口さんの新刊「「若草物語」ルイザのヨーロッパ旅物語」のように、自身のヨーロッパ旅行を元にした作品も既知のとおりです。


また、それ以外にも、谷口さん以外の方が訳された、ルイザ、そして若草物語のマーチ一家を題材にした興味深い作品もたくさん紹介くださいました。


そして、茶論トークでは、現在テレビドラマとして放映されている「若草物語」をベースにした翻案ドラマのお話も語られました。

【Live Report】 Tuesday Night Live 2024.10.22 飯嶋 ももこ(vo.)& 武藤 勇樹(pf.)

10月22日は木質空間のリヴィングルームのようなガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日は、ヴォーカルの 飯嶋 ももこ さんとピアニストの武藤 勇樹さん でした。

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飯嶋さんはジャズのスタンダード曲はもちろんのこと、それ以外にもビートルズやポップス、ロックなど、さまざまな曲を歌われます。
そんな飯嶋さんと武藤さんのこの日のライヴのオープニングはスペイン語の曲「Sabor A Mí」でした。

そして、飯嶋さんが別の方とのデュオで、カフェ・ユーに出演されて、お客さまのお好きな曲、として歌われてから、飯嶋さんもすっかり好きになられたディズニーソングも、武藤さんとのデュオでも歌われました。

ジャズのスタンダード曲としても歌われる「サウンドオブミュージック」のナンバーは、とあるピアニストの攻めたアレンジで、飯嶋さんのソロアルバムタイトルでもあるビートルズのナンバーはとあるベーシストのすてきなアレンジで、と、聴きなじみのある曲も、また違った魅力が感じられる歌と演奏で愉しませてくださいました。


うつくしいバラードはどこまでも清らかでうつくしく
熱い曲はどこまでも熱く
同じシンガー&同じピアニストなのか、と思うような飯嶋さんと武藤さんの演奏表現は、圧巻の一言。

その真骨頂的な「Both Sides, Now」。
今回も、一編の映画を観るような、全編を通して、壮大さなストーリー性を感じる表現でした。

バラードも、グルーヴも、“Both Sides”にすばらしい
ということをまた実感させてくれるような、ラストの選曲。

アンコールでは、飯嶋さんが実際に体験された話を絡めながら、心を救った行動をタイトルとする曲を実感込めて歌われました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、歌とピアノによるうつくしさと熱さとの“Both Sides”を堪能する演奏をご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪  

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st set>
1. Sabor A Mí
2. Alice In Wonderland
3. I'm Beginning To See The Light
4. I Want You
5. My Favorite Things
6. My Love
7. I Can't Make You Love Me

<2nd set>
1. I Wish You Love
2. I Didn't Know What Time It Was
3. Moody,s Mood for Love
4. In My Life
5. For Your Love
6. Both Sides, Now
7. The Jody Grind

<Extra>
Smile

【Live Report】 Afternoon Tea Live 2024.10.19 萱原 恵衣(vo.)&上長根 明子(pf.)

10月19日は、土曜日の午後に、スイーツとドリンクとともに、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏をお楽しみいただく「アフタヌーンティーライヴ」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴォーカルの萱原 恵衣 さんとピアニストの上長根 明子さんです。

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午後のティータイムに開催する萱原さんと上長根さんのデュオライヴは、
カフェテーブルを挟んで、トークを愉しむような・・・
そんな雰囲気で進行します。

今回も、
萱原さんが歌う曲の歌詞の内容を紹介しつつ、
そこから端を発してトークに花開き、
お客さまとのトークも愉しみながら、ライヴが展開していきました。


秋、になっても暑さがぶり返したこの日は、
「あまりにも暑過ぎて・・・」というタイトルのジャズのスタンダード曲から始まりました。

とは言っても、秋の雰囲気が漂い始めていることから、1stセットは「秋に聴きたいオムニバスアルバム」に収録されている曲を中心にセットが組まれました。
途中には、「世界が求めているモノ」が訪れることを祈念しての選曲もありました。

2ndセットはタイトルや歌詞に“秋”が入っている曲を取り上げつつ、二人で過ごすにふさわしい季節らしい曲も取り上げられました。

恒例の上長根さんのピアノソロ。
今回は2曲とも上長根さんのオリジナル曲。
ひとつは「秋は夕暮れ」に倣うようなタイトルの曲、そしてもう1曲は喜びと嬉しさが弾けるようなひとときを表現した曲でした。

今回も和やかなガールズトークとともに、数々の歌で午後のひとときを彩ってくださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、午後のティータイムに、カフェでお茶しながらトークを愉しむような生演奏のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Too Darn Hot
2. Waltz For Debby
3. What The World Needs Now Is Love
4. The Face I Love
5. ゆふぐれ (上長根明子さんオリジナル曲)
6. In The Wee Small Hours Of The Morning
7. I've Never Been To Me

<2nd Set>
1. Moon River
2. Autumn Leaves
3. That's All
4. She Told Me, She Told Me
5. How Do You Keep The Music Playing ?
6. Autumn In New York
7. Pleasant Time (上長根明子さんオリジナル曲)
8. So Far Away

<Extra>
Theme From Lupin Ⅲ

1st-5, 2nd-7:pianoforte solo by 上長根 明子さん

【Salone Report】 Wine Lovers Club 2024.10.18

10月18日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2024年9月からは「オーストラリア」のワインを取り上げています。

オーストラリアは、新興国の中でも、チリと共にワイン産業を盛り上げているワイン国。
世界一大きな島であり、また世界一小さな大陸であり、世界で6番目に広いと言われる国土はヨーロッパ全体のおおよそ7割にも匹敵し、その広さゆえ地域によって気候風土に特徴が異なります。
ワイン産地は、シラーズの銘醸地として最も有名なバロッサ・ヴァレーを始めとして、東端のニュー・サウス・ウェールズ州から西端の西オーストラリア州まで3,000km超にわたって点在しています。
また、近年は世界的なトレンドや地球温暖化による影響から、タスマニアやヤラ・ヴァレーをはじめとした冷涼産地(クール・クライメイト)にも注目が集まっており、異なるテロワールを持つ各産地から、多様性豊かなワインが生み出されています。
そんなオーストラリアでは、シラーズやカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといった多彩なブドウ品種が栽培されており、その生産量と質の両方において重要な役割を果たしています。


オーストラリア」のワインの2回目は「西オーストラリア州のワイン」を取り上げました。

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西オーストラリア州は、オーストラリア最大の州で、大陸の西側1/3を網羅しますが、ワイン産地は州の南西部と南部に集中しています。州都パースに近い産地もいくつかありますが、ほとんどは都市部から遠く南に離れた場所にあります。

西オーストラリア州は鉱物資源(金・鉄鉱石・ニッケル・アルミナ・ダイヤモンド)が豊富なため、この資源の度重なる発掘ラッシュによって成長しました。
また、オーストラリア固有の動植物の半分近くが、西オーストラリア州の多様な自然環境の中で発見されています。


パースから南にかけての海岸沿いは、冬に雨が多く、夏に乾燥する地中海性気候であり、病害も少ないことからブドウ栽培には基本的に適しています。

高品質カベルネ・ソーヴィニヨンを生み出すマーガレット・リヴァーが世界的な名声を得ており、他に赤ワインはシラーズやメルロ、白ワインはシュナン・ブランやシャルドネなど豊富な種類を産出。ワイン生産量は国のわずか5%程ですが、地中海性気候のスワン・ディストリクトや冷涼なグレート・サザンなど銘醸地が名を連ね、比較的安価な値段ながら、熟成に耐えるポテンシャルを持った高クオリティーワインを多く生み出しています。多様な気候と土壌に恵まれた広い範囲に葡萄畑が点在し、ワインの味わいにも多彩な顔が見られる地域です。


西オーストラリアのワイン産業が、南オーストラリア州やヴィクトリア州よりも早く創立されたのは、あまり知られていません。植物学者トーマス・ウォーターズが、1829年にヴィニフェラ葡萄の苗木を運び、オーストラリア最古のワイナリーを築いたのにはじまります。

当時フランスの艦隊がこの地の沿岸に出没し、オーストラリアへの植民の機会をうかがっていたため、イギリス政府としては、フランスの侵入を阻止するため、オーストラリアの海岸沿いの拠点に早急に入植を行い、植民地を建設する必要がありました。
パースは、このような理由から植民地建設が行われ、当初、自由植民地として始まっています。

西オーストラリアの商業的ワイン葡萄栽培はスワン・ヴァレーだけで行なわれてきました。その他の地区で葡萄栽培が始まったのは1960年以降で、急速に発展しました。現在も発展中で、マーガレット・リヴァー地区などはオーストラリアで最も高品質のワイン生産地域として世界のマーケットから注目されるほどです。



今回は西オーストラリア州のグレートサザン地区のワインを実際に味わって、感じていただきました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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