U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

【Salone Report】 Wine Lovers Club 2025.9.19

9月19日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2025年2月から「南アフリカ」のワインを取り上げています。

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南アフリカ共和国は、インド洋と大西洋にはさまれたアフリカ大陸の最南端に位置します。
南アフリカ共和国はサバンナのイメージがありますが、サバンナはもちろん、南アフリカ共和国には山岳地帯や半砂漠地帯、低木地や草原、熱帯気候に地中海性気候・・・場所によってさまざまな表情がある産地です。

 南アフリカ共和国の葡萄栽培地域は南緯34度を中心に位置しています。これはチリ、アルゼンチン、オーストラリアなどのワイン産地と同緯度。穏やかな地中海性気候、豊富な日照時間、降水量500~800mm、海からの冷たいそよ風。葡萄栽培に適したすべてがここにあるといわれるほどです。さらに地域ごとに微小気候(マイクロ・クライメット)とヴァラエティーに富んだ土壌(テロワール)が存在するため、それぞれの地区で個性豊かな南アフリカのワインが生み出されています。

今回は、南アフリカ共和国のケープ・サウス・コースト・リージョンの「ロバートソン」のワインをテイスティングしました。

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ロバートソン」(Robertson)は、ブレード・リヴァー・ヴァレーに位置する栽培面積1位を誇るワイン産地で、「ワインとバラの谷」として知られています。また競走馬の飼育地としても知られています。

高品質なシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどのブドウが栽培され、特にグラハム・ベック などのMCC(メトード・キャップ・クラシック)生産者の本拠地があります。

ブレード・リヴァー・ヴァレー地域は、コースタル・リージョン東部とケープ・サウス・コーストの北側と接し、大陸性気候や高山性気候、温暖な地中海性気候があります。
生産地は名前の通り、ブリード川沿いに広がっています。

降雨量は産地により差が大きいため、灌漑設備や発酵技術を早期から取り入れた地域です。
ブランデー産業とともに発展を遂げた地域でもあります。

海から100kmほど内陸にあり、夏は高温になりますが、インド洋からブリード川沿いに吹く湿気を含んだ冷涼な南東の風がこの盆地を冷やしてくれる影響で昼夜の寒暖差が大きく、それによってブドウの色付きが良くなります。
年間降雨量が少ないため、近郊のダムを築き、運河を引いて灌漑によるブドウ栽培が行われています。
土壌は非常に多様で、砂質またはローム質の沖積土壌や粘土質が豊富な赤土系ローム、ボッケフェルト頁岩、さらには石灰質土壌も多く見受けられます。

 主なブドウ品種は白がシャルドネやソービニョン・ブラン、赤はシラー、カベルネ・ソーヴィニョンなど土壌に合わせた多様な品種が栽培されています。


新世界らしい果実味がありつつ、しっかりとした酸味とバランスの取れた上品な味わいが特徴で、飲み飽きしないワインが多いとされています。

今回は、「ロバートソン」に本拠地を置く女性の技術向上プロジェクトや地域の技術センターのスポンサーなど、企業としての社会貢献活動も積極的に行っているワイナリーのワインを実際に味わって、感じていただきました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.9.16 「あゆもにじん」 五十嵐 歩美(vn.)&マツモニカ(c-harm.)&長澤紀仁(gt.)

9月16日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント、「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの五十嵐 歩美さん、クロマチックハーモニカ奏者の マツモニカさん とギタリストの 長澤 紀仁さんによりますトリオ・ユニット「あゆもにじん」です。

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小さな音の楽器の代表格、アコースティックギターとクロマチック・ハーモニカ。
そして、小さいながらも大きな音が出せるヴァイオリン。
この3つの楽器がカフェ・ユーでは“完全生音”でバランスを取りつつ、
ブラジル音楽特有のリズムは長澤さんのギターで創り出し、
そのリズムにのってクロマチック・ハーモニカとヴァイオリンがメロディーを分けあったり、ハモリあったり、ソロを三人で回しあったりと、「あゆもにじん」にしかできないブラジル音楽アンサンブルを奏でます。

この日のオープニング曲は長澤さんのギターソロによるオリジナル曲「旅立ちの鐘」の演奏から。
この曲は、長澤さんの釣りの師匠の旅立ちに立ち会ったことがきっかけで生まれた曲で、今年は演奏する機会が多い曲、とのことでした。

そして2曲目からは「あゆもにじん」ならではのアレンジ&演奏。
今回は、カフェ・ユーでのライヴでは初となる曲も交えながら、ボサノヴァに留まらないブラジル音楽の多様なうつくしい曲を、「あゆもにじん」ならではのアレンジ&演奏で愉しませてくださいました。

そして、2ndセットでは、ボサノヴァの巨匠の、あまり演奏される機会のない名曲で始まり、「あゆもにじん」メンバーそれぞれのオリジナル曲が演奏されました。

五十嵐さんが冬の青森を訪れたことで生まれた曲「Tsugaru」。
今回は、いわゆるブラジルの“マーチ”、“マルシャ”のリズムで長澤さんがアレンジしたヴァージョンでの演奏でした。

そして、ライヴのラストの曲は、五十嵐さん推薦のつい先ごろ旅立たれたブラジル音楽の巨匠の曲の演奏でした。


さらにアンコールでは、来場くださっていたボラーチョ 渋川さんのパンディロも加わってのアンサンブルで愉しませてくださいました。


うつくしい演奏と、愉しく和やかなトークで、たっぷりと愉しませてくれる「あゆもにじん」。
今宵もうつくしく、そして愉しき演奏のひとときでたっぷり満たされました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、うつくしい曲をうつくしい演奏で、それも完全生音のアンサンブルで、堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st set>
1. 旅立ちの鐘 (長澤 紀仁さんオリジナル曲)
2. Maracangalha
3. Muito À Vontade
4. Choro Bandido
5. Voz de Pão (五十嵐 歩美さんオリジナル曲)
6. Samba de Uma Nota Só


<2nd set>
1. Falando de Amor
2. Esperança No 1(マツモニカさんオリジナル曲)
3. Tsugaru (五十嵐 歩美さんオリジナル曲)
4. Porta Bandeira (長澤 紀仁さんオリジナル曲)
5. Bebê

<Extra>
Minha Saudade

1st-1:guitar solo by 長澤 紀仁さん
Exta:guest:ボラーチョ 渋川さん on pandeiro

【Live Report】 Afternoon Tea Live 2025.9.13 萱原 恵衣(vo.)&上長根 明子(pf.)

9月13日は、土曜日の午後に、スイーツとドリンクとともに、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏をお楽しみいただく「アフタヌーンティーライヴ」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴォーカルの萱原 恵衣 さんとピアニストの上長根 明子さんです。

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午後のティータイムに開催する萱原さんと上長根さんのデュオライヴは、
萱原さんが歌う曲の歌詞の内容を紹介しつつ、
そこから端を発してトークをしながら、
ときに、お客さまとのトークも愉しみながら、
まるでカフェテーブルを挟んで、ティータイムを一緒に愉しむように進行します。

「秋が来た」とは、まだ実感が沸かないよう気が続きますが、
歌詞に「秋」が入っている曲や、晩夏の雰囲気のボサノバ、そして「人生の秋」をテーマにしたような曲などなど、この日の萱原さんと上長根さんのライヴは、秋の気配、雰囲気たっぷりな選曲と演奏でした。

2ndセットでは、「Autumn」そして「“Fall” in love」がキーワードな曲を、J-Popも含めて取り上げて演奏くださいました。

そして今回も、平和なことが繰り返されることを祈念した萱原さんの作詞も織り交ぜて、「Lawns」が歌われました。


今回も和やかなトークとともに、心地よい声とピアノの演奏で、秋の午後のティータイムを愉しく、そして、オシャレに彩ってくださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、昼下がりのカフェでお茶しながら一緒に会話を愉しむような生演奏のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. That's All
2. How Insensitive
3. Time After Time
4. What Are You Doing The Rest Of Your Life?
5. Lovery Day

<2nd Set>
1. Looking Up
2. I Fall In Love Too Easily
3. Autumn In New York
4. 接吻
5. Lawns
6. So Far Away

<Extra>
Autumn Leaves

2nd-1:pianoforte solo by 上長根 明子さん

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.9.9 山口 廣和(gt.)

9月9日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

今回は、オープニングからは、アコースティックギターによるジャズの演奏で。
山口 廣和さんのオリジナル曲に続いて、歌もののスタンダード曲、そしてジャズピアニストのビル・エヴァンスが数多く演奏しているスタンダード曲を演奏くださいました。

そして、山口 廣和さんのソロライヴといえば、リュートの演奏。

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リュートは楽器の特性上、生音での演奏に限られ、その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適とのことで、毎回、演奏くださいます。
使う楽器はバロック期の復元リュート。

今回は、1stセットの後半から、ルネサンス期のチューニングで3曲。
そして、2ndセットでは、バロック期のチューニングで、全曲、バロックリュートで演奏くださいました。

2ndセットでは、バッハとほぼ同じ時代を生きたバロック音楽のリュート曲を残しているシルヴィウス・ヴァイスの組曲を全曲。
そして、前回の演奏で初披露されたバッハのチェロの無伴奏組曲、今回は前回に続き「Gavotte」が新たに加わって演奏くださいました。

さらに、山口 廣和さんがリュートと馬頭琴とクラリネットのトリオのために書いたオリジナル曲をリュートソロで演奏くださいました。

バロックリュートならではの音と演奏で存分に愉しませてくださったあと。
アンコールでは再びアコースティックギターにて、レゲエのリズムが愉しい、山口 廣和さんのオリジナル曲を演奏くださいました。



本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様で多彩な響きと音色を、そしてバロックリュートの音色をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Lute Song (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Furiko (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Nice Work If You Can Get It
4. Blue In Green
5. Fortune (John Dowland)
6. Lachirimae(Flow, my tears) (John Dowland)
7. Fantasie (Sylvius Leopold Weiss)

<2nd Set>
1. Sonatas for Lute Nos.2(Sylvius Leopold Weiss)
Ⅰ. Prélude
Ⅱ. Allemande
Ⅲ. Courante
Ⅳ. Bouree
Ⅴ. Sarabande
Ⅵ. Menuet
Ⅶ. Gigue
2. Cello Suite No.6  (Johann Sebastian Bach)
Sarabande
Gavotte
3. 馬想曲 (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
Otoboke Capybara (山口 廣和さんオリジナル曲)

1st-5~7, 2nd-1~6:baroque Lute by 山口 廣和さん

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.9.2 『弦の友』 北床 宗太郎(vn.)& 梶原 圭恵(vn.)&角谷 奈緒子(va.) & 寺尾 陽介(wb.)

9月2日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さん、ヴァイオリニストの 梶原 圭恵 さん、ヴィオラ奏者の 角谷 奈緒子 さん、ベーシストの 寺尾 陽介さんのカルテットユニット「弦の友」です。

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2台のヴァイオリンにヴィオラ
これにチェロだと、クラシックの弦楽四重奏の編成となります
が、「弦の友」はこれにベース(コントラバス)が加わる編成。

さらに、全員が「ジャズ」という言語に精通している4人。
ですので演奏が始まると、もうそれは「ジャズ」のライヴ!

それは、演奏する曲がジャズの曲だから

だけではなく、
メンバー全員がメロディもソロも演奏し、
コード進行を担う楽器がいなくても、コードの響きを4弦で奏で、
リズムを担う楽器がいなくても、メンバー全員で伴奏やリズムを担って、
共通のスウィングやグルーヴの上で演奏するから、です。

ジャズのスタンダード曲はもちろんのこと、今回はフランスのヴィオリニスト作のブルースの曲も演奏されたりと、より“ジャズカルテット”色のある曲でも愉しませてくださいました。

2ndセットでは、現在のようにアレンジをミュージシャンで回すスタイルを定着させたと言われる、ジャズの巨匠の曲で、4人のアレンジ回しで“ジャズ”の真骨頂を愉しませてくださいました。

そして、北床さんが愛してやまない日本のアニメのテーマソング。
北床さんのyoutubeチャンネルで、一人多重で演奏しているのを、「弦の友」の演奏で聴かせてくださいました。

また、この日、来場されていたヴォーカルの黒沢 綾さんとも1曲、ボサノヴァの名曲でセッションくださいました。


編成としてはかなり稀有で、かなり高度なスタイルのユニット
とのことですが、そんなことを微塵も感じることなく、純粋にジャズを愉しむことができるのは、「弦の友」のメンバーの交友の深さと阿吽の呼吸、ならではなのかもしれません。
回を重ねるごとに、よりジャズアンサンブルとしてのケミストリーが構築されて行っている、そう感じる演奏でした。


アンコールは、9月がタイトルにあるジャズの曲で、途中からは、北床さんがピアノを演奏してのアンサンブルで聴かせてくださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、4弦カルテットによる“ジャズ”演奏を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. L-O-V-E
2. Summertime
3. Barbizon Blues
4. Chim Chim Cher-ee
5. Seaside Walk  (北床さんオリジナル曲)

<2nd Set>
1. Yardbird Suite
2. 名探偵コナン メインテーマ
3. Indian Summer
4. Garota de Ipanema
5. How Deep Is The Ocean
6. September

<Extra>
September In The Rain

2nd-4:guest 黒沢 綾さん on vocal
Extra:pianoforte by 北床 宗太郎さん
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