U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.5.20 山口 友生(gt.)&吉木 稔(b.)

5月20日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 友生 さんとベーシストの 吉木 稔さんです。

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“爪弾き”スタイルでとてもここちよい響きを放ち、心までうっとりと寛ぎに誘う山口 友生さんがご自身よりも若い世代のベーシストとデュオで行う生演奏。
本日共演された吉木 稔さんとのセッションでした。

山口 友生さんの生演奏では、“4つ”の異なる弦楽器の響きでジャズを愉しむことができます。

ひとつは、山口 友生さんの代名詞のひとつ「ウクレレでスウィング」。
今回はいわゆる“ハワイアンチューニング”と呼ばれるセッティングで、ジャズのスタンダード曲を、吉木さんとのデュオで演奏くださいました。


そして山口 友生さん自らD.I.Y.されたアコースティックギターにエレキギターのピックアップをハイブリッドギターは、曲に合わせてはもちろんのこと、曲中でもアコースティックギターサウンドからエレキギターサウンドに切り替えできるスグレモノ。
今回はエレキサウンドの良さをフューチャーして、ブルース、そして山口 友生さん世代にとっての“オールディーズ”なロックの曲を、そしてブルースを演奏くださいました。

そしてもうひとつがアコースティックギター
ハイブリッドギターに比べて柔らかい弦を使用しているため、よりまろやかなサウンドが響くアコースティックギター。加えて山口 友生さんは爪弾きでさらに、繊細でかつここちよいギターサウンドになります。
今回は、管楽器の巨匠のBe-Bopの曲なども含めたジャズのスタンダード曲や山口 友生さんのオリジナル曲、そして夏日を忘れさせてくれるように、爽やかなブラジル音楽も取り入れて、演奏くださいました。


山口 友生さんがベーシストとの共演の時には、ベーシスト・フューチャーの曲を織り交ぜるのですが、
今回のベース・フューチャー曲はブラジル音楽の「Chega de Saudade」、そして古き良き映画の主題歌を、吉木さんのベースの主旋律で聴かせてくださいました。

“boyond generation”なベーシストとの山口 友生さんのデュオライヴ。

この日は、
主旋律の時は歌うように、そして、ボディで、弦で、時にリズムセクションのようにも演奏される吉木さんのベースとともに、躍動感あふれるサウンド、歪みがクールなロック&ブルース、まさにスウィングするジャズ、そしてブラジルのリズムと、ご機嫌なサウンド、演奏満載のライヴでした


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、うつくしくも躍動感あふれる、歌心満載の2弦の響きによる心地よいサウンドのひとときをご一緒できて嬉しいです♪ ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Our Love Is Here To Stay
2. Like Ronny (山口 友生さんオリジナル曲)
3. Chega de Saudade
4. Até Quem Sabe
5. Donna Lee

<2nd Set>
1. The Days Of Wine And Roses
2. Not-yet titled (山口 友生さんオリジナル曲)
3. The Shadow Of Your Smile
4. Quem Diz Que Sabe
5. Little Wing
6. Afro Blue
7. Things Ain't What They Used To Be

<Extra>
One Note Samba

1st-1, 2nd-1, Extra :Ukulele by 山口 友生さん
2nd-5, 6, 7:Hybrid guitar by 山口 友生さん
ほか:acoustic guitar by 山口 友生さん

【Salone Report】 Wine Lovers Club 2025.5.16

5月16日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催しました。
テイスティング下さいました皆さま、ありがとうございます♪

2025年2月から「南アフリカ」のワインを取り上げています。

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南アフリカ共和国は、インド洋と大西洋にはさまれたアフリカ大陸の最南端に位置します。
南アフリカ共和国はサバンナのイメージがありますが、サバンナはもちろん、南アフリカ共和国には山岳地帯や半砂漠地帯、低木地や草原、熱帯気候に地中海性気候・・・場所によってさまざまな表情がある産地です。

 南アフリカ共和国の葡萄栽培地域は南緯34度を中心に位置しています。これはチリ、アルゼンチン、オーストラリアなどのワイン産地と同緯度。穏やかな地中海性気候、豊富な日照時間、降水量500~800mm、海からの冷たいそよ風。葡萄栽培に適したすべてがここにあるといわれるほどです。さらに地域ごとに微小気候(マイクロ・クライメット)とヴァラエティーに富んだ土壌(テロワール)が存在するため、それぞれの地区で個性豊かな南アフリカのワインが生み出されています。

今回は、南アフリカ共和国のコースタル・リージョンの「パール」のワインをテイスティングしました。

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パール」は、パールは、南アフリカの中でも最も重要な内陸産地の一つです。ケープタウンからは60kmほど内陸に位置していて、東はボーランド(Boland)山脈、西はパール・ロック(巨大な花崗岩の露頭)がそびえます。
パールの南西約25kmにはフランシュフック(Franschhoek)が、南にはシモンズバーグ(Simonsberg)山脈が横たわり、山を超えるとステレンボッシュ(Stellenbosch)があります。

ワイン生産の歴史は長く、フランス教徒がこの地に移住しに来たのが1680年代で、ブドウやその他の果樹が植えられ始めたとされています。


パールはウェスタンケープ沿岸エリアと比べて比較的暑く、長い夏と冷たい雨がちな冬が典型的な気候となっています。大西洋からは60kmほど離れていますが、午後の冷たい海風の影響をわずかに受けます。平均降雨量800-900mmと雨は多いが、夏は暑くなるため多くは灌漑を用いる必要があります。
山の東側の斜面は保水性が良く、それほど頻繁に灌漑する必要がありません。

パールの畑は、主にシモンズバーグ山の麓やパール・ロックの低地の斜面にみられます。山の斜面は排水性に優れた花崗岩とシェールからなる土壌で、低地はより砂岩主体の土壌となっています。
斜面上部の畑は栄養素に乏しい痩せた土壌で、ブドウ木は栄養を求めてより深く根を伸ばすため、収量は少ないですが高品質の果実が得られます。

パールでは非常に多くの品種が育ち、隣接するステレンボッシュと比べて完熟感がありフルボディよりのスタイルとなる傾向があります。


今回は、「パール」の南アフリカでもトップ3バリュー・ワイナリーに選出されるなど、南アフリカを代表するコストパフォーマンスの高いワインを生産するワイナリーのワインを実際に味わって、感じていただきました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.5.13 『弦の友』 北床 宗太郎(vn.)& 梶原 圭恵(vn.)&角谷 奈緒子(va.) & 寺尾 陽介(wb.)

5月13日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を、開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴァイオリニストの 北床 宗太郎 さん、ヴァイオリニストの 梶原 圭恵 さん、ヴィオラ奏者の 角谷 奈緒子 さん、ベーシストの 寺尾 陽介さんのカルテットユニット「弦の友」です。

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2台のヴァイオリンにヴィオラ
これにチェロだと、クラシックの弦楽四重奏の編成となります
が、「弦の友」はこれにベース(コントラバス)が加わる編成。

さらに、全員が「ジャズ」という言語に精通している4人。

ですので演奏が始まると、もうそれは「ジャズ」のライヴ!

それは、演奏する曲がジャズの曲だから
だけではなく、
メンバー全員がメロディもソロも演奏し、
コード進行を担う楽器がいなくても、コードの響きを4弦で奏で、
リズムを担う楽器がいなくても、メンバー全員で伴奏やリズムを担って、
共通のスウィングやグルーヴの上で演奏するから、です。


オープニングは、まさに4弦楽器ユニットにふさわしいタイトルのジャズのスタンダード曲から。
途中、ベースの寺尾さんをフューチャーしたアレンジの曲などを織り交ぜながら、ジャズの巨匠の曲から、日本のアニメの曲まで、その幅広さも「弦の友」ならではの愉しみ。

さらに2ndセットでは、アメリカのアニメ映画の曲やラテンの雰囲気たっぷりなブラックコンテンポラリーの曲、そしてJ-Popと、いろんな雰囲気の曲のジャズアレンジ、それを4弦楽器アレンジで愉しませてくださいました。

編成としてはかなり稀有で、かなり高度なスタイルのユニット
とのことですが、そんなことを微塵も感じることなく、純粋にジャズを愉しむことができるのは、「弦の友」のメンバーの交友の深さ、ならではなのかもしれません。


アンコールは、北床さんのライヴ・ワークのひとつである「童謡・唱歌のジャズアレンジ」を、この季節にぴったりな曲を「弦の友」アレンジで演奏されました


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、4弦カルテットによる“ジャズ”演奏を堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. I've Got The World On A String
2. Footprints
3. となりのトトロ
4. Indian Summer
5. Seaside Walk  (北床さんオリジナル曲)

<2nd Set>
1. You've Got A Friend In Me
2. Don't You Worry 'Bout A Thing
3. In The Wind  (北床さんオリジナル曲)
4. ガーデン
5. Four Brothers

<Extra>
茶摘み

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.5.6 山口 廣和(gt.)

5月6日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

1stセットは、今年に入って出来たばかりの曲や、「Ragae #1」というタイトルを改めた曲、そして新しいアルバムに収められている曲など、山口 廣和さんのオリジナル曲を中心にソロギター演奏で愉しませてくださいました。
また、山口 廣和さんは、ソロギターライブではよくジャズのピアニストの巨匠の曲をギターソロで演奏くださいますが、今回はビル・エヴァンスの名曲中の名曲をギターソロで演奏くださいました。


そして、山口 廣和さんのソロライヴといえば、リュートの演奏。

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リュートは楽器の特性上、生音での演奏に限られ、その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適とのことで、毎回、演奏くださいます。
使う楽器はバロック期の復元リュート。

2ndセットでは、全曲、バロックリュートで演奏くださいました。
リュートセクションの最初の曲は、バッハとほぼ同じ時代を生きたバロック音楽のリュート曲を残しているシルヴィウス・ヴァイスの曲から。

そして、3曲目から4曲目、5曲目とチューニングを目の前で変えながら、ルネサンス期の曲からバッハのチェロの無伴奏組曲の曲など、今回、初演の曲を演奏くださいました。

そしてバロック時代に活躍されたリュート作曲者ヴァイスのソナタ組曲を、プレリュードからジーグまでの完奏のあと、山口 廣和さんがリュートと馬頭琴とクラリネットのトリオのために書いたオリジナル曲をリュートソロで演奏くださいました。。

また、アンコールでは来場されていたヴォーカリストの黒沢 綾さんとのデュオで、ジャズの歌モノのスタンダード曲を、山口 廣和さんのギターの生音と黒沢 綾さんの生の声とでうつくしく演奏くださいました。



本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様で多彩な響きと音色を、そしてバロックリュートの音色をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Rotisserie Faure (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Journey (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Waltz For Debby
4. Otoboke Capybara (山口 廣和さんオリジナル曲)
5. Not All Dogs Go To Heaven (山口 廣和さんオリジナル曲)
6. Upper Tail + 11 (山口 廣和さんオリジナル曲)

<2nd Set>
1. Fantasie (Sylvius Leopold Weiss)
2. Lachirimae(Flow, my tears) (John Dowland)
3. Come Again (John Dowland)
4. Cello Suite No.6  (Johann Sebastian Bach)
Sarabande
5. Sonatas for Lute Nos.2(Sylvius Leopold Weiss)
Ⅰ. Prélude
Ⅱ. Allemande
Ⅲ. Courante
Ⅳ. Bouree
Ⅴ. Sarabande
Ⅵ. Menuet
Ⅶ. Gigue
6. 馬想曲 (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
Skylark

2nd-1~6:baroque Lute by 山口 廣和さん
Extra:guest 黒沢 綾さん on vocal

【Live Report】 Tuesday Night Live 2025.4.29 マツモニカ(c-harm.)& 宮前幸弘(pf.)

4月29日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント、「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、クロマチックハーモニカ奏者の マツモニカさん とピアニストの 宮前 幸弘さんです。

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カフェ・ユーではブラジル音楽ユニットで出演くださっているクロマチック・ハーモニカ奏者のマツモニカさんは、ジャズフィールドでも活躍をされています。
そんなマツモニカさんの一面を、ブラジル音楽をこよなく愛するピアニストの宮前さんとのデュオライヴでは愉しませてくださいます。

今回は、ラジオ番組の公開放送のように、トークと生演奏、どちらでも愉しませてくださいました。
昭和世代のあるあるや、宮前さんが実際に出演してた「キャバレー」のステージ構成などなど、当時を経験しているからこそのお話などを、貴重なお話で愉しませてくださいました。

そして、演奏でも、クロマチックハーモニカの音色と相性のいいブルースに、クロマチックハーモニカの巨匠の有名な曲の“姉妹曲”など、クロマチックハーモニカ奏者ならではの選曲はもちろん。
ジャズのバラードの名曲やキューバ音楽のボレロ、そしてボサノヴァと、うつくしい歌モノの曲も、クロマチックハーモニカ、そしてピアノの音色で奏でてくださいました。

最後は、締めの曲として演奏されるジャズの曲を取り上げて、キャバレーのショーの雰囲気を愉しませてくださいました。

この日も、クロマチックハーモニカの柔らかな音色に添うような宮前さんの優しいタッチのピアノの音色がぴったりなデュオ演奏でした。



本日も、来場くださいました皆さまにとともに、歌モノも含めて、知る人ぞ知る名曲を柔らかで優しい音色で堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪   

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st set>
1. Sonnymoon For Two
2. Everything Happens To Me
3. Waltz For Sonny
4. Sabor A Mí
5. Primavera
6. Mercy, Mercy, Mercy
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