12月11日は木質空間のリヴィングルームのようなガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによりますライヴエンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、サックス奏者の 加納 奈実 さんとピアニストの ハクエイ キムさんです。

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今ではカフェ・ユーでしか行われていない加納 奈実さんとハクエイさんのデュオ♫

ジャズにはハードボイルドなスタンダードもあれば、スイート・ロマンティック溢れるスタンダードもありますが、加納 奈実さんとハクエイさんのライヴでは、“スイート・ロマンティック”な曲、そして演奏が取り上げられます。
聴いていると、心までうっとりとしてくれるような選曲、アレンジ。
今回はキューバ音楽の「En La Orilla Del Mundo」でそんなスイート・ロマンティックな雰囲気を創り出されました。

そして今回はハクエイさんのオリジナル曲もたくさん取り上げてのライヴでした。
今年秋にヨーロッパツアーを行ってきたハクエイさんが訪れたパリ、ローマ、そしてベルリンのイメージを曲にした3曲。

曲は創った人のイメージ、そして演奏する人のイメージはありつつも、聴く人が感じるイメージが違っていてもいい。
とハクエイさんが仰っていたので、ここでは私が感じたイメージを書きます。

ベルリンのイメージ曲は、「Santana in Berlin」。
タイトルにもなった“Santanaさん”の人物像を聞く前の演奏(1st-5)では、なにかハードボイルドサスペンスの映画のタイトル曲のように感じていました。2ndセットのMCにて、ハクエイさんがベルリンのライヴ会場で会ったその会場の人気者“Santanaさん”に挨拶された時に、“Santanaさん”のバックに曲が流れて聞こえたものを譜面に起こした、という逸話を聞いての演奏(2nd-5)では、中東の風貌を想起させるアラビアスケールがはっきりと聞こえました。

ローマのイメージ曲は、朝、まだ人影の少ないローマの街の風景から始まり、どんどん観光客で賑わう感じ。
それは現在だけではなく、帝国時代の過去をも含めたようなスケールでした。

パリのイメージ曲は、教会の鐘の音が響き渡る落ち着いた街の様子。観光客で賑わう場所ではなく、パリに住む人が日常を営む場所をクローズアップしたような落ち着きを感じました。

ハクエイさん作の「3都物語」、みなさんはどのように感じたのでしょうか?

アンコールのリクエストの拍手の中、ハクエイさんが弾き始めたのは「Santa Claus Is Coming to Town」。
加納 奈実さんとハクエイさんからのクリスマス・プレゼントでした♪


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、感性に満ち溢れたジャズ演奏のひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Have You Met Miss Jones?
2. Granada
3. I'm All Smiles
4. En La Orilla Del Mundo
5. Santana in Berlin [take 1] (ハクエイ・キムさんオリジナル曲)
 
<2nd Set>
1. What Are You Doing The Rest Of Your Life
2. not-yet titled [Roma] (ハクエイ・キムさんオリジナル曲)
3. Coffe Cup (ハクエイ・キムさんオリジナル曲) 
4. not-yet titled [Paris] (ハクエイ・キムさんオリジナル曲) 
5. Santana in Berlin [take 2] (ハクエイ・キムさんオリジナル曲) 
 
<Extra>
Santa Claus Is Coming to Town

1st-2,4,5,2nd-4,5:soprano sax, ほか全て alto sax by 加納 奈実さん