5月29日は木質空間のリヴィングルームのようなガレリア カフェ ユウで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ヴォーカルの EMiKO VOiCE さんとピアニストの フィリップ ストレンジさんです。

180529001

時にはコケティッシュ、時にはエレガント、時にはしゃべるように、コミカルに、様々な表情の声で歌うワン&オンリーのヴォーカリスト EMiKO VOiCEさん。
アメリカ・ヨーロッパ・日本で共演し、1988年からは、ジャズ・ピアニスト、作曲家、そして大学教授として日本の大阪を中心に活躍されているフィリップ・ストレンジさん。 

ブラジル音楽から日本の江戸・明治時代の俗曲、端唄まで、ジャンルでは括りきれない「歌い手」として知られるEMiKO VOiCEさんが、“スウィング・ジャズ”を普通に歌うライヴ。
それはフィリップさんと共演することでEMiKO VOiCEさんが「スウィング・ジャズを普通に歌う愉しさに触れたから」。
その愉しんでいる様子が、音に、声に、表情に、雰囲気に表れるライヴでした。

各セットのオープニングはフィリップさんのピアノソロ。

180529002

1stセットでは、ジャズピアニスト デイブ・ブルーベックの曲、「In Your Own Sweet Way」 。
そして2ndセットでは、そのデイブ・ブルーベック・カルテットを一躍有名にした「Take Five」 (ただし、曲を作ったのはカルテットのメンバーでアルト・サックスを吹くポール・デスモンド)。

テーマを彩り自由に紡いでいく、時にはテーマさえもアレンジを加えていく、フィリップさんのソロワーク。
モダンジャズの熱い雰囲気を感じさせてくださいました。


EMiKO VOiCEさんが登場してからは、まるでスウィングダンスのリードのように、控えめに、ヴォーカルをサポートし、エスコートし、そしてソロでは鮮やかに。
声とピアノのスウィング・ダンス。

「ジャズの従兄弟」とも言われる、ボサ・ノーヴァを織り交ぜたりしながらも、今までのEMiKO VOiCEさんのライヴでは歌われたことのない、スウィングにぴったりの曲や、とってもとってもせつなく響くジャズのスタンダードナンバーも登場。

2ndセットからは、マイクを外して生声でのライヴとなりましたが、それでも溶け合うEMiKO VOiCEさんとフィリップさんの声と音。

ちょうど今の季節、5月ころに急に肌寒くなる気候のことを英語では“Blackberry Winter”と言うそうですが、「そんな時は昔の恋人を思い出す」という内容の曲「Blackberry Winter」。
ほんとうにせつなく、そして優しく響く声と歌、でした。
 

ジャズの基本的な曲「Autumn Leaves」 では、EMiKO VOiCEさんとフィリップさんのピアノの連弾。

180529003

伴奏とメロディーの担当を途中で入れ替わったり、とジャズの愉しさを観せてくださいました♪ 


EMiKO VOiCEさんとフィリップさんの東京3daysの最終日にあたったカフェ・ユウでのライヴでは、私たちも食とワインで「ニューヨーク」を演出いたしました。

 
本日も、来場くださいました皆さまにとともに、スウィングの愉しいひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪  

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. In Your Own Sweet Way
2. Straighten Up And Fly Right
3. Moon And Sun
4. Baubles, Bangles And Beads
5. Skylark
6. Chega De Saudade
7. Yardbird Suite
 
<2nd Set>
1. Take Five
2. Shiny Stockings
3. Samba de Uma Nota Só
4. Autumn Leaves
5. Blackberry Winter
6. Twisted

<Additional>
Lullaby of Birdland
 
1st-1,2nd-1: ピアノソロ by フィリップ ストレンジさん
2nd-4: ピアノ連弾