2017年9月に開催されました「RUN伴2017文京」をきっかけにご縁がつながった

 お茶を飲みながら、くつろいでお話できる空間を提供するガレリア カフェ ユウ。

 「認知症サポーター」の養成ができる認知症キャラバンメイト。

 認知症の方へのヨガなど、ヨガをするのが難しい方々にヨガを伝えるナビゲーター。


この4名が一緒になって、「自分とつながる みんなとつながる」をモットーに立ち上げたのが「サローネ グラツィエ」です。


2月からは認知症の予防実践を体得していただく機会提供として開催しました。
題して「脳のリラクゼーション&クリーニングエステ」。

参加くださいました皆さんには、認知症キャラバンメイトの都丸さんのファシリテートで、お互い初対面の方の場を和ませて、鈴木めゆさんによる「おひるねヨガ」を実践体験していただきました。

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おひるねヨガ」は認知症の方へのヨガ、小学校低学年のヨガ、赤ちゃんや小さな子とお母さんのヨガ、妊婦さんなど、ヨガをするのが難しい方々でもできるヨガとして、めゆさんが伝えているヨガで、「お昼寝をしながらするヨガ」。ではなくて、「おひるねをするように、自分にいろんなことを許してあげるヨガ」です。


アメリカの科学者が「世界一幸福な脳を持つ人」と認定したフランス人の僧侶 マチウ・リカールさんの言葉によると「幸福とは」、
「ずば抜けて健全な心から沸き起こる好調の極み。
 氣持ちや氣分ではなく最適の存在状態。」
 なのだそうです。

つまり、幸福とは揺らめくものではなく、最適な状態でありつづけられるもの。

そのためには、脳と身体をきちんとつなぐこと、と鈴木めゆさん。
脳が揺らめく心にフォーカスすると、脳は揺らめく感情に左右されます。
一方で、身体が感じることにフォーカスをすると、安定します。
しかも、身体は心が感じるよりも先に情報をキャッチしているそうです。
(なんか嫌だな、と思うよりも先に身体が強張っている、など)

身体のいろんな部分の様子や動きを、「判断を加えることなく」脳とつなげる。
そうすると、脳は判断を下す作業をすることが減るので、脳が休息状態に入りやすくなります。 

ヨガが伝える「生きる智慧」をみんなで体感しました。


おひるねヨガ」体験後は、リフレッシュ効果のあるハーブティーと健全な脳にお薦めのメニューとともに、「おしゃべりカフェ」を愉しみました。

職場環境などが違うからこそ話せること、というのもあるのかもしれません。
違う刺激は脳にとって最良の栄養源、とも言います。
なので、「おしゃべりカフェ」もとても大切な時間なのではないか?と感じました。


また食の予防実践は、「徳し人メニュー」 として「アボカドとトマトのトルティーヤ」を実食していただきました。

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アルツハイマー病に関する調査では、ビタミンEとビタミンCを同時に摂取する方にはアルツハイマー病発症が少ないというデータがあります。
酸素や栄養素を運搬する血流は脳にとっても重要な作用です。

ビタミンEは、血行促進の働きがあるビタミンで、老化の原因と言われている酸化防止にも有効であることが分かっています。

ビタミンEの抗酸化作用を再活性させるビタミンCをプラスすることでビタミンEを効率よく作用させることができます。
そこで食材にアボカド、そしてトマトを使用しました。 


また脳の細胞(神経細胞)の半分はたんぱく質で構成されています。
細胞は古いものから新しいものへと入れ替わりを繰り返しています。これが新陳代謝です。細胞の材料となるたんぱく質を良いものにすることで、新たに作られる脳の質も良くなります。
また、脳の細胞(神経細胞)にとどまらず、感情を生み出す神経伝達物質(例:ドーパミン、セロトニン、GABAなど)の材料もたんぱく質です。

そこで、良質なタンパク源である卵を使ったメニューにしました。