2017年9月に開催されました「RUN伴2017文京」をきっかけにご縁がつながった
お茶を飲みながら、くつろいでお話できる空間を提供するガレリア カフェ ユウ。
「認知症サポーター」の養成ができる認知症キャラバンメイト。
認知症の方へのヨガなど、ヨガをするのが難しい方々にヨガを伝えるナビゲーター。
この4名が一緒になって、様々な立場で「ケアする・される」方の間で、「ありがとう」が交わされるように♪ との想いとともに、様々な立場での「ケアする・される」の知識、智慧、心構えを共有する場として立ち上げたのが「サローネ グラツィエ」です。
まずは認知症の予防に、介護者のケアに、そして認知症当事者の方にも有効なヨガと介護のための智慧、そして予防のための智慧をお伝えする講座としてスタートしました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。
初めに、認知症サポーターではない方を対象とした「認知症サポーター養成講座」を認知症キャラバンメイトの都丸さんが行いました。
「認知症サポーター」 は“特別な何かをする人”ではありません。
「認知症のことを正しく理解し、偏見を持たずに、認知症の人とその家族を応援する人」です。
介護者としてではなく、第三者としてもできることを識ることで、認知症の人、そしてその家族の方を応援することができます。
次に「おひるねヨガ」を参加者みなさんで体験しました。
「おひるねヨガ」は認知症の方へのヨガ、小学校低学年のヨガ、赤ちゃんや小さな子とお母さんのヨガ、妊婦さんなど、ヨガをするのが難しい方々でもできるヨガとして、めゆさんが伝えているヨガです。
「お昼寝をしながらするヨガ」。ではなくて、「おひるねをするように、自分にいろんなことを許してあげるヨガ」です。
「おひるねヨガ」では呼吸に意識を向けながら、身体のいろんなところを自分の脳に再認識させていきます。
人のために一生懸命の方ほど、自分のことを「ないがしろ」にして自分の外のことをやっています。
そんな「ないがしろにされている自分の身体」を、あたかも人の身体のようにいたわってあげます。
関節の動きが悪いところも、「ほぐそう」とかしないで、ただただ「あるがまま」を受け入れてあげる。
「拒絶」ではなく「受容」をすることで、いろんなことを「ただ受け止める」力が養われていきます。
最後に、認知症キャラバンメイトの都丸さんによる「認知症予防講座」 が行われました。
「認知症」は「長生きによって現れてきた病気」とも言えます。
ですので、最近の医療では「認知症の発症を予防する」という考え方よりも「認知症の発症を寿命以上に遅らせる」という考え方がなされているそうです。
またデータによると、アルツハイマー病のような脳の萎縮が確認されているのに、日常生活において認知症の症状が見られなかった人も確認されています。
そのような方全員に共通すること。
それは、「趣味や知的活動を、たくさんの友人や仲間と、愉しく続けている」ということです。
また予防講座では、「徳し人メニュー」 として「焼き羊羹」を実食していただきました。
アルツハイマー病に関する調査では、ビタミンCとビタミンEを同時に摂取する方にはアルツハイマー病発症が見られないというデータがあります。
「焼き羊羹」には干し柿とクルミを混ぜ込みました。
講座の終わりに、参加くださった皆さまからコメントをいただいたりと、座談を行いました。
「認知症」を正しく知って、認知症にならないように、そしてもし認知症になった方がいても愉しく暮らせるように、そんなまち創りをたくさんの「ひと」と創っていけるように♪
たくさんの方とつながっていければと思います。
次回は1月27日 18:00から開催いたします。