本日は、「ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からは新たに、地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトしていきます。
11月は「ワイン発祥の地3」として、該当地域の3種類のワインをセレクトしました。

その国とは「レバノン」そして「イスラエル」です。

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現在のイスラエル、レバノン、ヨルダン、シリアの領土にまたがる地域、ユダヤ人にとっての約束の地と言われた「カナン」は、人類が初めてワイン生産を行った場所のひとつです。

レバノンは5000年前の過去に遡って古代の人々が住んでいた地域で、ワインがギリシャ帝国、ローマ帝国や古代エジプトに広まるのに大きな貢献を果たしたフェニキア人が拠点とした場所です。
飲酒が禁じられているイスラム教徒の統治下にあった時代でも、ワイン造りを担っていたキリスト教徒はワインの製造が認められ、現在に至るまで絶えることなくワインが造られてきました。
1850年以降、フランスの植民地時代にはイエズス会の修道士が、駐屯している兵士のためにフランスの葡萄を入植し、ワイン造りを行いました。第一次世界大戦後のフランス統治下時代によって、レバノンにフランスの現代的なワイン醸造技術が導入され、現在に至っています。

イスラエルは紀元前2000ねんころにはワイン造りが発達していました。その美味なるワインは大変人気が高く、ローマ帝国各地に輸出されていたといいます。しかし、ローマ帝国がエルサレム神殿を破壊したことと同時にワイン文化も破壊され、その後600年からのイスラム教徒の支配下に入ったことで息を絶たれます。
イスラエルにワイン造りが再興するのは19世紀になってユダヤ人がイスラエルの地に入植し始めてからです。
1882年にシャトー・ラフィットの所有者であるエドモン・ド・ロートシルト男爵による6000万フランの喜捨によって、イスラエルのワイン造りの基礎が築かれました。最初の頃はユダヤ人のための“コーシャ・ワイン”が造られていましたが、ゴラン・ハイツ・ワイナリーがヴァラエタル・ワインを造り、成功を収めたことで、イスラエルでもヴァラエタル・ワイン造りが行われるようになりました。

「売るためにワインを造る」発祥の地、レバノン、イスラエルのワインは、ボルドースタイルのワインとなっています。
 

本日テイスティングしましたワインのノートは下記のとおりです。 
 
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