本日は、「ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からは新たに、地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトしていきます。
8月は「オーストリアの黒葡萄品種」として、3種類のワインをセレクトしました。

オーストリアには22の白葡萄品種と13の黒葡萄品種、35の葡萄品種が、クヴァリテーツヴァイン、特定の熟度と収穫タイプのクヴァリテーツヴァイン(プレディカーツヴァイン=甘口ワイン)、そしてラントヴァインの生産のために公的に認可されています。
リースリングやピノ・ブランなどの国際品種もさることながら、地場品種の栽培も熱心で、かつ良質なワインを産み出しています。
その中でも、オーストリアにおける最も重要な黒葡萄品種はツヴァイゲルトです。

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ツヴァイゲルトは、1922年にオーストリアにある世界最古のワイン生産学校でもあるクロスターノイブルグにおいてフリッツ・ツヴァイゲルト博士により開発された新品種で、ブラウフレンキッシュとサン・ローランの交配種です。
耐寒性に優れ、比較的新しいながらオーストリアにおける最も普遍的な品種になっていて、特にカルヌントゥムとノイジードラーゼー周辺で良質のワインが造られています。
比較的寒冷な地域でも栽培可能な品種で、オーストリアで最も広く栽培される黒葡萄品種。日本でも東北以北で栽培されています。(日本ではチェコ語の「ツヴァイゲルトレーベ」が使用されています。)

この品種から造られるワインはやや紫がかった赤色をしており、タンニンの強いワインとなります。各種のベリー、そして控えめなスパイスの、際立ってフルーティな香りが特徴。十分に熟成するとサワーチェリーの風味を持つワインとなります。木樽での熟成をしない早飲み用の若々しいワインもあれば、小オーク樽で熟成される傑出した高級ワインまで幅広いスタイルを生み出します。 

今回は、オーストリアにおいて注目の造り手のワインをセレクト。
今回テイスティングした3種のワインも、とても同じ品種とは思えないような違う個性が感じられるワインに、テイスティングしてくださった皆さんも驚かれていました。

次回は9月15日「ワイン発祥の地1」というテーマでワインをセレクトします。

今回テイスティングしたワインのノートは以下のとおりです。

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