6月13日は木質空間のリヴィングルームのようなカフェで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによりますライヴエンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、トロンボーン奏者の 前田 真梨子 さんとピアニストの ユキ アリマサさんです。

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梅雨入りした東京。
本日も時折雨が降る中、オープニングナンバーは「Here's That Rainy Day」。

ヴェートーベンが交響曲で使用するまでは教会音楽でしか使用されなかったトロンボーン。
スライドによって音程をスムーズに調整できる事から得られるハーモニーの美しさなどから「神の楽器」といわれ、古くからミサにおける聖歌の合唱等の伴奏楽器に使われるなど教会音楽に重用されていたそうです。

そのトロンボーンの音色のうつくしさに加えて、円熟の柔らかさ、そして伸びやかな音色。
それが前田さんのトロンボーンの音の魅力です。

そして、アリマサさんのピアノはどんな色も出せるのが魅力。
Oleo」のようなクラシカルなストライド奏法全開もあれば、「My Foolish Heart」のようなクラシックピアノのような佇まいの演奏もある。

ジャズは曲があり、それにキーとテンポを決める自由度があって、さらに演奏そのものにも自由度が許されている音楽。

聴く側からすると、レストランで素材を選び、焼く、蒸す、生、冷製など調理法を指定したら、あとはシェフがどんな味付けにして出してくれるのかを、料理していく手順もすべて観せていただきながら愉しむような感覚でしょうか?

しかも当店ではジャズのシェフは二人。
曲毎に入念な打ち合わせをするのではなく、曲とキーとテンポが決まったところから、お互いに何をしたいのかを発信しながら、そしてそれを感じ取りながら、共同で聴衆の目の前で創っていくのです。

曲とキーとテンポの選び方はひとつに定まっても、創られる音楽はひとつとして同じにならない可能性に溢れているジャズ。

そんなジャズの愉しさを存分に堪能できるのが、前田さんとアリマサさんのデュオライヴです。

来場くださいました皆さまにとともに、ジャズの真髄とも言える生演奏のひとときをシェアできましたことに感謝致します。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Here's That Rainy Day
2. It Might As Well Be Spring
3. How Insensitive
4. Polka Dots and Moonbeams
5. Oleo
 
<2nd Set>
1. Alone Together
2. My Romance
3. My Foolish Heart
4. Emily
5. I Love You
 
<Extra>
I'll Close My Eyes

Extra:前田 真梨子さんトロンボーンソロ