5月30日は木質空間のリヴィングルームのようなカフェで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによりますライヴエンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 越田 太郎丸 さんとサンポーニャ&ケーナ奏者 瀬木 貴将さんです。

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瀬木さんと太郎丸さんとのデュオライヴでは、瀬木さんのオリジナル曲をメインにセットリストが組まれます。
そんな構成でも、本日の選曲はとても懐かしいラインナップとのこと。

曲毎に、背景などをMCでご紹介くださりながら、デュオで演奏くださいました。

オープニングナンバーは「冒険の旅路」。
それに続く、瀬木さんがカヌーでアマゾン河を川下りしていたときに遭遇したピンクのイルカをテーマにした「ピンクのイルカ」や、マチュピチュ遺跡に続く道沿いに流れる川「ウルバンバ川」など、南米の大きなスケールを彷彿とさせる音楽の旅を象徴するようなオープニングナンバーでした。

南米は標高4000mを超える場所に都市があり、空気も薄いので、星空が殊のほか綺麗なのだそうです。
その星空を抱かせる瀬木さんのケーナソロによる演奏「LUNA」。
同じ模様が見える月でも、場所によって見える角度が違ったりするそうです。

オラシオン」は、パット・メセニー・グループのペドロ・アスナールに歌詞と歌をお願いした曲。
その歌のラインを、今回は瀬木さんのケーナで演奏するインストゥルメンタル・ヴァージョンにて。
この曲はペドロ・アスナールさんも気に入られて、ご自身のアルバムにも、そしてペドロ・アスナールさんのベスト盤にも1曲目に収録されているそうです。

2ndセットのオープニングは太郎丸さんによるギターソロ。
演奏されたのは、高い演奏技術で知られるブラジルのマルチ楽器奏者 エグベルト・ジスモンチの「Infancia」。
ループなどを使わず、6弦だけで多彩なベースとラインを同時に演奏する複雑かつうつくしい曲でした。

2ndセットでは、ボリビアの有名なフォルクローレグループの曲「Llorando se fue」をカヴァー演奏くださいました。実はこの曲、日本をはじめ、ワールドヒットした「Lambada」の元歌。
Lambada」とは違い、ボリビアのフォルクローレのリズムのひとつでしっかりと演奏される歴としたフォルクローレソング。
「泣きながらあなたは去った」というタイトルさながら、どこか哀愁漂うフォルクローレでした。

アンコールで演奏されたのは「風の吹く街」。
アンデスを駆け巡る風の音とともに、瀬木さんと太郎丸さんの演奏による南米ツアーも終わりを迎えました。

来場くださいました皆さまにとともに、雄大なフォルクローレの生演奏のひとときをシェアできましたことに感謝致します。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 冒険の旅路
2. ピンクのイルカ
3. ウルバンバ川
4. Quena Solo:LUNA
5. ORACION -祈り-
 
<2nd Set>
1. Guitar Solo:Infancia
2. イマージェン
3. Llorando se fue
4. イルシオン
5. ナスカ
 
<Extra>
風の吹く街

1st-1,2,3,4,5,2nd-4,5,Extra:瀬木 貴将さんオリジナル曲
2nd-2:越田 太郎丸さんオリジナル曲